贔屓しなくても『スズキの強さ』が本物です!
………感無量。
わたくし共『スズキのバイク!』は圧倒的にスズキ贔屓です。
しかし、もう贔屓なんていりません。
本当に2020年シーズンのスズキは強い。
レーサー、バイク、チームのすべてに勢いがあります!
だって第9戦カタルーニャGPはジョアン・ミルが2位表彰台。さらに!
そしてアレックス・リンスが3位表彰台のW表彰台でしたから!
ちょっと微妙だった予選結果からの猛追!
しかし、どうにも予選はヤマハとかドゥカティが強い。
スズキは予選結果としてゼッケン36/ジョアン・ミルが8番手スタート。ゼッケン42/アレックス・リンスに至っては5列目の13番手スタートと微妙でした。
でも、好スタートを切ったスズキの2台はミルが5位に浮上。リンスは一気にポジションを上げての6位へジャンプアップ!
しかも、スタート直後にポイントランキングトップのA.ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が、同じくドゥカティ機を駆るヨハン・ザルコの転倒に巻き込まれ、早速の脱落!?
申し訳ないのですが……トップから4ポイント差でランキング4位につけるジョアン・ミルがご贔屓さんの我々としては『ヒャッハー!』な展開となりました。
決勝レースのスズキが本当に強い
予選の一発勝負はヤマハやドゥカティにやられがちですが、スズキは決勝レースで本当に強いんです。
レースディスタンスになると、じりじり、ジワジワと順位を上げてくる。
ライダーの二人が二人とも良いですが、おそらくバイク『GSX-RR』もかなり仕上がっているんでしょう。
その証拠に、転倒続出の荒れたレースが続く2020MotoGPにおいて、スズキのGSX-RRは転倒リタイヤが少ない!
ちなみにレース中盤まではトップ3をヤマハが独占していて、内心苦々しく思っていたのですが……トップを走るF.クアルタラロ(ヤマハ)以外のふたりがレース後半に崩れ始めます。
2位走行中のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は16週目にまさかの転倒。
着実に順位を上げるジョアン・ミルはJ.ミラー(ドゥカティ)をパスした後、2位走行中のF.モルビデリ(ヤマハ)も残り2周でオーバーテイク!
ミルが2位に浮上です。しかも!
アレックス・リンス復活!?
怪我に悩まされ続けていたアレックス・リンスも今回は安定してる! 速い!!!
むしろ上り調子MAXのジョアン・ミルを捉えて離さない勢いでした。
ミルがパスしたライダーを、続けざまにリンスが抜いていく。
なんともスズキファン冥利に尽きるレース展開!
そして最終ラップに入る直前、リンスも3位まで浮上。
レースはそのままフィニッシュとなりました。
チーム・スズキ・エクスター初のW表彰台。そしてジョアン・ミルはランキング2位!
もう素晴らしいとしか言いようがない。
スズキ最高!としか言いようがないレースでした。
優勝こそヤマハに持っていかれましたけど、前戦に続き今回もレース会場を最も沸かせたのは、間違いなくスズキです。
しかも、スタート直後にランキングトップのA.ドヴィツィオーゾが転倒により今レースでノーポイントとなったため……ジョアン・ミルがランキング2位です!
さらに言うと、チーム・スズキ・エクスターとしてW表彰台は初の快挙。
アレックス・リンスも13番手スタートからの3位表彰台獲得と調子を取り戻しつつあるみたいです。
どうやらスズキ大攻勢の布陣が整いましたね。
もう世界中が認めるしかないでしょう。
スズキは、速い。
世界最高峰のバイクレースMotoGPにおいて、今『チーム・スズキ・エクスター』こそがいちばんホットな存在になっています!