新型Vストローム1050は最高出力で7馬力のパワーアップ
スズキの大排気量アドベンチャーバイク『Vストローム1050』シリーズが国内正式発表されました。
スタンダードモデルに至っては、フルモデルチェンジにも関わらず、価格据え置きだなんて、昨今のバイク事情では信じられないことですよね!
スズキ新型『Vストローム1050』の価格や発売日は?
その新型Vストロームですが、エンジンのスペック的にもパフォーマンスアップを果たしています。
パワーアップもスゴいけど……
エンジンは排気量1036ccのV型2気筒を搭載。
先代のVストローム1000は最高出力99馬力をエンジン回転数8000回転で発生するのに対して、新型Vストローム1050では106馬力を8500回転で発生。7馬力アップです。
500回転、ピークパワー発生回転数が上がりましたね。
新型Vストローム1050は、電子制御スロットルの採用で制御が緻密になったこと、そしてカムプロフィールやカムタイミングの変更もされています。
ちなみにパワーアップにはスロットルボディをΦ45mmからΦ49mmに大径化したことがいちばん直接的な要因みたいです。
ただ、個人的にいちばん気になったのは、以前に2019年の第5回Vストロームミーティングで、新型のテストライダーを担当した小島さんのお話を聞いた時でした。
『もちろん速くもなっていますが、スロットルを開けた時がとにかく気持ち良いんです。これは本当にみんなに乗ってほしい!』
新型1050のエンジンは、現行のVストローム650にあるような極上の『回転の上昇感』が楽しめるバイクになっている、とのこと!
ということは……106馬力のパワーなのに、Vストローム650みたいな快感が同時に楽しめるってことか!?
エンジンの味わいとか、気持ちいいフィーリングって数字には表れないものですが、ツーリングを楽しむ中では重要なこと。
単純な速さやスペックよりも、ツーリングでのエンジンの味わいを重視するボクとしては、本当に楽しみになってきました!
デザインも押し出しが強くてカッコいいし、これはかなり期待が膨らみます!