Vストローム650の実力を証明するのは……
早朝に東京を出てひたすら西へ、高速道路をざっくり580km。
普通ならこの時点で概ねクタクタになっててもおかしくないですが、Vストローム650なら完全に余裕でした(笑)
そのまま昼食は和歌山でラーメンです。
ライダーの昼食にラーメンは必須!
そして、和歌山県有田市の“清乃”は2015年に食べログのラーメン部門で全国1位に輝いたこともあるお店です。
和歌山まで来たら、濃厚なとんこつベースの「和歌山ラーメン」が食べたいと思うのが人情でしょう。
事実、ものすごく美味かった!
こってり濃厚なのに、食べ進めてもクドさが無い。
麺そのものも美味い。ものすごく満足感があります。
でも、それをグッと堪えてもらえるなら!
是非とも、こちら『角長醤油匠』をご賞味ください。
すごいです。
こんな醤油ラーメンは食べたことがありません。
ものすごくあっさりなのに、味わいが奥深い。
世のラーメンライダーたちの常識を覆す実力を持っています!
和歌山県有田市 | 和 dining 清乃【食べログ】
こだわりの自家製麺。化学調味料不使用で身体にも優しい。
ちなみにわたくし(キタオカ)、先に紹介した2杯のラーメンは時間差で持ってきてもらい、ひとりで2人前を平らげております。
朝から600km近く高速道路を走って、ラーメンが2杯食べれるほど余裕!
ある意味、これこそがVストローム650の異様なまでの快適性能を証明する事実。
そして、あまりの幸福感に、ここでもう引き返しても良いんじゃないかと思ったくらいです(笑)
うまいもの目指して一直線!
そういう弾丸な旅もVストローム650なら楽しいだろうナ、と思えますよ!
Vストローム650は『発見』をくれる
その後、南下して潮岬を目指す途中。
さっき食べた感動の『角長醤油匠』の謎が解けました。
下調べが足りないと怒られそうですが、なんと角長醤油というのは天保十二年創業の醤油屋さん。
しかも、ここが醤油醸造発祥の地だというのです!
(下に続きます)
道すがらに偶然、発見したのですが、先のラーメンがより素晴らしいものに思えてきました。
江戸時代から引き継がれる蔵で醸造された醤油の味。納得です。
そして風情ある街並にも、Vストローム650は映えますね。
古い町には定番の小路というか、軽自動車がすれ違えないほどの細い道でもVストローム650は余裕たっぷり。
これは重心の低さのおかげでしょうね。
極低速でのコントロールに安定感を強く感じます。
そしてもうひとつ言うと、こういうシチュエーションではスズキのローRPMアシストが最高です。
ローRPMアシストというのは停止→発進の時や、極低回転時に自動でエンジン回転数を250回転くらい自動的に上げてくれるスズキ独自のシステムのこと。
ストップ&ゴーや路地での右左折に絶大な効果があります。
クラッチ操作のイージーさ、そして安定感を作り出してくれるんですね。
一見、地味ですが、このシステムは世界中すべてのバイクに標準装備されて欲しい!と思うほどです。
旅は予期せぬ発見・体験に出会えるもの。
だから、やめられません。
その体験を、東京から600kmも離れた土地で出会わせてくれたVストローム650には感謝です!