スズキ『GSX-S1000』ってどんなバイク?
2015年から発売されているスズキのネイキッドでは最強のバイク。名車として名高いスーパースポーツGSX-R1000(K5型)譲りのエンジンにより最高出力148馬力というハイパワーを叩き出します。
ストリート用にフレームや足周りなど各所がチューニングされており、ガソリン満タンの装備重量でも209kgと軽く抑えられているため、かなりスポーティな仕上がりになっているのが特徴。
ABS・トラクションコントロールを標準装備。150馬力級のスポーツバイクを身近な存在にしてくれた偉大なバイクと言えます。
GSX-S1000の試乗インプレ記事はこちら
スズキ「GSX-S1000F ABS」主なスペックと価格
全長×全幅×全高 | 2115×795×1080mm |
ホイールベース | 1460mm |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 810mm |
車両重量 | 209kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 998cc |
ボア×ストローク | 73.4×59.0mm |
圧縮比 | 12.2 |
最高出力 | 109kW(148PS)/10000rpm |
最大トルク | 107N・m(10.9kgf・m)/9500rpm |
燃料タンク容量 | 17L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25.00゜ |
トレール量 | 100mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70 ZR17M/C 58W・190/50 ZR17M/C 73W |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 115万2800円(消費税10%込) |
GSX-S1000(2020モデル)のカラーバリエーションは3色
スズキ『GSX-S1000』って燃費はどう?
燃料タンク容量は17Lでハイオク指定です。
9割以上高速道路で走行距離293.2kmを走って給油量は14.22L。
高速メインの燃費はガソリン1Lあたり20.6kmの燃費でした。
また、一般道9割で走行距離203.8kmを走った場合は給油量9.49L。
一般道メインの場合はガソリン1Lあたり21.5Lとなりました。
※計測は満タン法で行っています
GSX-S1000の足つき性とライディングポジション
ライダー身長176cmの場合でハンドルに伸ばした腕にすこし余裕を持たせると、軽い前傾姿勢になる『ちょっとスポーティな乗車姿勢』となります。
とはいえ前傾のレベルは全然キツくないので、1日300km~500km程度の走行距離ならキツさを感じることはまずないでしょう。
膝の曲がりもGSX-S1000のスポーティなキャラクターから考えれば、余裕たっぷり。窮屈さも無く、長時間の乗車で膝に痛み感じることもありませんでした。
エンジンはスポーティMAXですが、ライディングポジションは意外とツーリングも快適です。
シート高810mmで車体が軽いのが印象的です。
150馬力級のスポーツバイクではシート高830mm以下のバイクが少ないので、GSX-S1000はかなり安心感の高い足つき性が確保されています。
ライダー身長176cmの場合は、両足カカトまでべったり接地。膝の周りにもわずかな余裕があるくららいなので、跨ったままのバックも余裕。
スーパースポーツには望めない、この足つき性の良さもGSX-S1000の美点のひとつと言えるでしょう。