日本メーカーの50ccスクーターでもっともお手頃な価格を実現しているスズキ「レッツ」。シンプルに見えて、かなり創意工夫が詰まった使いやすい装備が満載されています!

ここ重要! スズキ『レッツ』のシート高と足つき性

画像1: ここ重要! スズキ『レッツ』のシート高と足つき性

レッツは足を乗せる部分のフットボードが広々しているというのも特徴。

コンパクトな車体ながら、乗っていると窮屈な感じはしません。それは、足を自由に動かせて、お尻の位置も前後に調整できるからでしょう。

ずっと同じ体勢だと身体が凝り固まってしまいます。クルマでも長距離を走ると、微妙にシートの前後位置や角度を変えたりしますよね?

画像2: ここ重要! スズキ『レッツ』のシート高と足つき性

スクーターの場合、ライダーが自ら動くことで調整します。特にレッツはシートも広々、フットボードもゆとりたっぷりなため、ラクラク。長時間乗る際も疲れにくいでしょう。

シートは、硬すぎず、柔らかすぎず。座り心地はかなりいい感じです。

身長175cm・体重75kgの筆者がまたがるとこんな感じ。

画像3: ここ重要! スズキ『レッツ』のシート高と足つき性

シートの高さは地上から695mm。これはホンダ・ヤマハの現行50ccスクーターを合わせても、もっとも低いシート高となっています!

筆者の場合、スニーカーでも両足かかとまで余裕で接地します。

画像4: ここ重要! スズキ『レッツ』のシート高と足つき性

シートが低いというのは、それだけで扱いやすさにもつながります。

足がつんつんになるバイクはそれだけで抵抗がありますからね。

プールや海で、足が届かなくなると途端に不安になるじゃないですか、足つきの悪いバイクに乗るプレッシャーは、それと似ています。

ただシートが低いとデメリットも。走っている際、脚が窮屈に感じてしまうんです。

しかしレッツの場合は前述のとおり、広々したシート&フットボードでそれを払拭! バイクに乗りなれている人だと、こんなにシートが低いのに窮屈な感じがしないのは何でだろう? と不思議に思うはずです。

画像: 足が窮屈だと思ったら、お尻の位置を後ろにずらすことで解消できます!

足が窮屈だと思ったら、お尻の位置を後ろにずらすことで解消できます!

扱いやすさという点では、これまたクラストップレベルの軽量ボディが大きく貢献しています。

燃料満タンの状態での車両重量は、わずか70kg。だから押し歩きもラクラク!

画像5: ここ重要! スズキ『レッツ』のシート高と足つき性

車体が軽いと駐輪場などでちょっとだけ横にずらしたいと思った際、よいしょっと持ち上げて角度を変えることもできます。「軽い」ということは、それだけで魅力なのです。街中を走るうえではとくに。

画像: エンジン停止状態での押し歩きは歩行者扱いになるので、歩いて信号を渡ることもできます。「乗ればいいじゃん」と思うかもしれませんが、実際にスクーターを所有すると、たびたびこうした方がラクと思う場面に出くわします。

エンジン停止状態での押し歩きは歩行者扱いになるので、歩いて信号を渡ることもできます。「乗ればいいじゃん」と思うかもしれませんが、実際にスクーターを所有すると、たびたびこうした方がラクと思う場面に出くわします。

次回は、実際に街で走ってみた感想をお届けします!

【ちなみに】レッツはセルスイッチとキックペダルを装備!

レッツのエンジンは2種類の方法で始動できます。

ひとつは右手のスイッチをワンプッシュする方法。基本ですね。

画像1: 【ちなみに】レッツはセルスイッチとキックペダルを装備!

もうひとつは、「キックスタート」です。

エンジンの脇に備わったキックペダルを踏む! これでエンジンがかかります。

画像2: 【ちなみに】レッツはセルスイッチとキックペダルを装備!

セルスイッチは、バッテリーの電力を使って点火させるもの。バッテリーが弱ってしまうと使えなくなるという欠点があります。

冬の寒い朝など、思いもかけずバッテリーが弱っていることもありますよね。そんなとき、キックスタートの出番となるのです。

画像3: 【ちなみに】レッツはセルスイッチとキックペダルを装備!

かつては大きなバイクにも備わっていましたが、いまでは50ccスクーターなど小排気量車でしかほとんど見られない装備。

キックでかけると、何だか気分も盛り上がりますよ。日常的にときどき使うことで、緊急時も安心。

もしレッツを所有されたらキックスタートで特別な瞬間を楽しんでほしいです。

文:西野鉄兵/写真:岩瀬孝昌、西野鉄兵

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