スズキがインドで発表したバッテリーEV(BEV)の世界戦略車『e-ACCESS(e-アクセス)』って他のEVスクーターと何が違うの?

国内発売にも期待!スズキのグローバル「BEVスクーター」第一弾を動画でチェック!

画像: スズキが世界に先駆けてインドで発表した新型グローバルモデル3車種。左から、バイオエタノール燃料対応「GIXXER SF 250」、新型バッテリーEVスクーター「e-ACCESS」、内燃機エンジンの新型スクーター「ACCESS」

スズキが世界に先駆けてインドで発表した新型グローバルモデル3車種。左から、バイオエタノール燃料対応「GIXXER SF 250」、新型バッテリーEVスクーター「e-ACCESS」、内燃機エンジンの新型スクーター「ACCESS」

先日、インドで開幕された「Bharat Mobility Global Expo 2025」で、スズキがバイオエタノール燃料対応の「GIXXER SF 250(ジクサーSF250)」や、二輪バッテリーEV(BEV)を含む新型モデルの世界戦略車を世界初披露しました。

現時点ではいずれの車両も国内への導入は未定ですが、スズキはカーボンニュートラル社会の実現に向け、今後も様々なBEVモデルなどを世界市場へ投入していくと発表していますから、これらの車両に日本で乗れる日も近いかもしれません。

画像: インド・ニューデリーで発表された新型EVスクーター「e-ACCESS」※海外仕様

インド・ニューデリーで発表された新型EVスクーター「e-ACCESS」※海外仕様

なかでも、新型バッテリーEVの世界戦略車第一弾となった『e-ACCESS(e-アクセス)』は、これまでのEVバッテリーを搭載したスクーターとはひと味違うようなんです。

今回は、スズキの海外版YouTubeサイト「Suzuki Global」に、新型e-アクセスのプロモーションビデオがアップされているので、動画を見ながらマシン性能をチェックしてみたいと思います。

そもそもスズキの「アクセス」とは、日本では“通勤快速”でおなじみの定番スクーター「アドレス」シリーズの海外名でラインアップされているモデル。

その“海外版アドレス”をバッテリーEV仕様にしたのが「e-アクセス」というわけなんですが、電力源に従来のリチウムイオンバッテリーではなく「リン酸鉄系リチウムイオンバッテリー」という電池を採用しているのがひとつの特徴です。

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そもそも、私たちが普段使っているスマートフォンなどに搭載されているリチウムイオンバッテリーにもいくつかの種類があり、コバルト・ニッケル・マンガンといった、いわゆる「レアメタル」と呼ばれる元素を用いているものが現在では一般的。

しかし、e-アクセスに搭載される“リン酸鉄系リチウムイオンバッテリー”は、電力を生み出す正極にコバルトやニッケルのようなレアメタルではなく、リン酸鉄を用いているのが特徴。

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従来のリチウムイオンバッテリーよりも長時間利用で起こりうる過放電や過充電による熱暴走のリスクを抑え、エコで高寿命のバッテリーになっているとのこと。

そして、e-アクセスのもうひとつの大きな特徴が、バッテリー本体の取り外しが不要な「内蔵式バッテリー」になっているところなんです。

現在、日本でも普及しはじめている交換式バッテリー「Gachaco(ガチャコ)」のように、バッテリーを取り外して交換・充電するのではなく、車体をコンセントに直接繋いで充電する仕組みになっています。

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あえてバッテリーを車体に内蔵化することで、シート下に交換用のバッテリースペースを設ける必要がなくなり、従来のスクーターのように荷物が入れられるラゲッジスペースが確保されています。

ちなみに、発表された諸元表によるとe-アクセスのシート下スペースは17Lも確保されているとのことなので、日常的な手荷物やレインウェアなどは余裕で入りそうですね。

そして、電動モーターを搭載しているe-アクセスには、バックギアのように電力を使って跨ったまま後退できる「リバースモード」が搭載されているんです!

スロットル側に搭載されたリバースモードスイッチを押すと電動モーターが逆回転になり、ゆっくり後退させることができるようになるとのこと。これはちょっと登り坂になっているようなところや狭い駐車スペースなどでとても便利そうですね。

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さらに、BEVスクーターとしての魅力が活かされているところは他にも!

ライダーの好みに合わせて走行フィーリングが選べる3つの「ドライブモード」の搭載や、ブレーキングで発生する減速時のエネルギーを回収して発電させる「回生ブレーキ」も搭載されているとのこと。

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その他にも、鍵をキーシリンダーに差し込む必要がなくバッグなどに入れたままエンジン操作ができる「キーレスシステム」や、スマートフォンと連携できるカラーTFTメーターも採用されているなど、便利で快適な装備が詰まっています。

(下に続きます)

しかもe-アクセスは125cc原付二種クラスになるので、もし日本で発売されると、免許区分としてはAT小型普通自動二輪免許で乗ることができますし、二人乗りも可能なクラスですから、BEVスクーターはますます便利な乗り物になりそうですね。

e-アクセスが詳しくわかるプロモーションビデオは、2分弱の動画になっているので、是非チェックしてみてください!

Suzuki Global「e-Address」プロモーションビデオはこちら!

画像: e-Address | Official Promotional Video| Suzuki www.youtube.com

e-Address | Official Promotional Video| Suzuki

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