ボディサイズがけっこう大柄みたいだけど足つき性は抜群。それだけでも嬉しいのにどうやら『ロングツーリングの快適性』に対して本気でアップデートされているみたいです。

エンジンだけじゃなく『車体設計』もツアラーとして完璧!?

これまでエンジンやボディサイズ&足つき性に対してお伝えしてきた『SV-7GX』ですが、さすがに『GX』を名乗るだけあってかなり本気のツーリング仕様として進化していることが見受けられます。

まず個人的に気になっているのが前後のサスペンション。

従来型SV650はライトウェイトスポーツとして生み出されたバイクだったのでツーリングでの乗り心地などは若干カタめの印象でしたが……

画像: エンジンだけじゃなく『車体設計』もツアラーとして完璧!?

前後サスペンションも『ツアラー』として進化

新型『SV-7GX』はがっつり“ツアラー仕様”として進化を果たしているようです。

まずはフロントフォークですが、こちらは作動性の良さを重視してΦ41mmの正立フォークを採用しています。

まず、このクロスオーバースタイルとなったことで重量配分が変化し、ライディングポジションも変わるためフロントフォークのアッパーブラケットに刷新されているとのこと。

画像1: 前後サスペンションも『ツアラー』として進化

ストローク量は125mmで、シャープなハンドリングと快適性を両立しているとのこと。従来型SV650もフロントフォークはけっこう動いてくれるタイプだったので、ここは特に心配していません。

なので焦点は『リアサスペンション』です。

従来型はスポーティさが重視されたセットだったので、ツーリングシーンではややカタめに感じることもありました。

画像2: 前後サスペンションも『ツアラー』として進化

ですが、公式の資料によれば『クロスオーバー&ロングツーリングの快適性を高めるためにチューニングされている』とのこと。これまでのSV650よりもロングランでの乗り心地が快適方向に変更されていることが伺えます。

これはSV-7GXの『走り』において、けっこう大きな影響を及ぼす変更点と言える可能性が高いでしょう。7段階プリロード調整機構も備えており、リアホイールトラベルは129mmとなります。

燃料タンクも容量アップ

画像: 燃料タンクも容量アップ

そしてロングツーリングでは重要な燃料タンクの容量も拡大!

従来型SV650が容量14.5リットルだったのに対し、新型『SV-7GX』はタンク容量を17.4リットルまで拡大。もともとこのエンジンは(高回転まで回さなければ)燃費性能も良いので、ざっくり3Lほどの容量アップとなれば長距離での安心感が格段に増すことになります。

高速道路でのウインドプロテクションも完璧!?

画像1: 高速道路でのウインドプロテクションも完璧!?

そしてロングツーリングで重要となるのが『高速道路での防風性能』です。

こちらはまず3段階に高さ調整が可能なウインドスクリーンを装備。見た目にはけっこう大きなスクリーンに見えるのでウインドプロテクション性能は高そうです。高さ調整ができるならタンデムでの高速クルージングでパッセンジャーも快適でしょう。

画像2: 高速道路でのウインドプロテクションも完璧!?

そしてナックルガードの標準装備が嬉しいところ!

これがあるとないとでは寒い時期などの快適性が段違いになりますオプションに設定されるであろうグリップヒーターと合わせれば極寒記事でもガンガン走ることができそうです。

もちろんスズキのことですから風洞実験によるエアロダイナミクスの追求にも余念はありません。それにツーリングでのエアロダイナミクスに関して言えば、スズキには『Vストローム』シリーズで培った技術の蓄積があるはず。

これはひょっとして……新たなミドルクラス・スーパーツアラーが誕生してしまったのかも!?

ライディングポジションがアップライトに

画像1: ライディングポジションがアップライトに

また『SV-7GX』ではライディングポジションも変更されています。

従来型SV650と比較するとハンドル位置は高さが17mmアップ、24mm手前に引かれているようです。ここは快適性もさることながら「扱いやすさ」にも大きく影響する部分。

どういった操作感になるか……今から楽しみでなりません。

画像2: ライディングポジションがアップライトに

ちなみに従来型Vストローム650との比較するとハンドル位置は「44mm低く、47mm遠い位置」となるそうです。ここはスズキらしくスポーツ性も重視したハンドル位置ということなのでしょう。

画像3: ライディングポジションがアップライトに

あとは地味に嬉しい『タフなリアキャリア』の標準装備です。ライトなツーリングならここにツーリングバッグでの装着すれば事足りそう。

グラブバーも兼ねているようでパッセンジャーも安心感が高いものと予想されます。

あと気になるのは!

画像4: ライディングポジションがアップライトに

オプションの装備ですが、よく見るとサイドケースはソフトケースっぽいです。現時点では何とも言えませんがハードケースのフルパニア仕様は純正では設定がないかもしれません。

このバイクはフルパニアのスタイルが似合いそうなんだけどナァ……

(下に続きます)

ともあれ、これで『SV-7GX』が本気のロングツーリングバイクだということは確定です。

車両重量こそ211kgとSV650に対して12kgほど増えていますが、これは規制対応による重量増が大きいと思われます。でもツアラーというジャンルでは「重量が安定感につながる」ものです。旅バイクとして大いに期待が持てそうなのは間違いない!

発売日は2026年でしょうけれど、いつになるのか……1日でも早く国内上陸を果たして欲しいところです!

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