第6戦イタリアGPは『スズキらしい』走りを披露!
無念のノーポイントとなった第5戦フランスGPでしたが、今回の第6戦のチーム・スズキ・エクスターはその雪辱を晴らすような走りを見せてくれました!
スズキファンとしては、かなりドキドキする展開で観ていて楽しかった!
スタートから良い兆し?
第5戦イタリアGPのスターティンググリッドはアレックス・リンスが8番手スタート。ジョアン・ミルが9番手スタート。
一見すると何てことはない予選結果なのですが、我らスズキの民にとっては違います。今回はなんと二人とも1ケタ台、つまり3列目からのスタートなのです。
いつも予選で苦しむスズキは4列目以降のスタートが多いので『お、今回はイケそうじゃない?』って思ったのは私(北岡)だけじゃないはず。そして、そう感じた人は私と同じく完全にスズキ贔屓です(笑)
そして予想は大当たり!
スタートから3周目には5番手にリンス、6番手にミルが浮上。トップ集団の後ろにぴったりとつけました。
みなさまもご存じの『後半に強くなるスズキ』ですから、ここからの展開に期待が膨らみます。
10週目にはリンスとミルが3番手を走るM.オリベイラの約1秒後方へ。
このあたりでリンスとミルが激しく4番手争い!?
見応え抜群!だけど、まだレース中盤なんだから、チームメイト同志でそんなに競り合わないで~! と内心ヒヤヒヤしていたのは私だけではないはず(笑)
まぁ、チームメイトと言ってもレースの中ではライバルですからね、当然と言えば当然なのですが。
そんな身内同士のバトルを繰り広げながらも、じりじりとペースを上げていくスズキの二人が何ともすごい。1秒あった差をいつの間にか削り取り、15周目には2番手、3番手を走るライダーにリンスとミルが食らいつきます。
そして17週目にはミルが3番手で表彰台圏内へ。リンスもその後ろにぴったりつけての4番手。
それにしても、不思議と順位を上げていく時はリンスとミルがセットなことが多い。これもスズキファンあるあるになってきました。
いやでもこれ! スズキの勝ちパターンじゃないの~!?
リンス無念……レースはやっぱり甘くない
しかし、残り4周となったところでリンスがまさかの転倒……
かなり高速でのスリップダウンだったようで、一瞬、かなりドキッとしました。
直後にリンスは立ち上がって悔しそうにしていたので、ひとまず安心でしたけど。
今回は良い展開で走れていたので気持ちはわかります。私も、そしてチーム・スズキ・エクスターを応援しているみんなも悔しかった!!!
最終的にミルは3位でチェッカーを受けます。
派手さは無いけど、ジョアン・ミルの安定感は本当にすごいですね……若手とは思えない老獪さすら感じます。さすが2020シーズンのチャンピオン。
それにしても今回はスタートから終盤まで、スズキファンとしては見応え抜群なレースでした!
リンスは残念だったけど、不運が無ければW表彰台もありえた1戦でした。
こういう『行け! もうちょっと!! ふたりともがんばれ!!!』っていう展開は、ファンとしてはたまらんですネ。
前戦の屈辱から一転、なんだか良い流れがきてるかも!?
次戦は矢継ぎ早に来週6/6(日)に決勝がスタート!
全19戦で争われる2021シーズンの6戦が終了し、チャンピオンシップは中盤戦へと突入します。
(下に続きます)
まだまだこれから。
チャンピオンシップ自体も『追い上げのスズキ』に期待していきましょう!