MotoGPとEWC(世界耐久選手権)は2022年シーズンをもってワークス参戦終了を発表
5月12日に発表されたスズキMotoGP参戦終了の意向表明に続き、レースファンの皆様に残念なご報告です。
本日、2022年7月13日にスズキ株式会社より正式に『MotoGP及びEWCレース参戦の2022シーズンでの終了について』という公式リリースが出ました。
MotoGP撤退に関しては主催のドルナスポーツと合意を得たとのこと。これにて『正式決定』となります。
しかも、世界耐久まで撤退です。レーシングチーム「ヨシムラSERT Motul」側からの公式発表は現在のところ発表されていませんが、MotoGPに続き、まさかの展開……
撤退の理由は、MotoGPの時と同じく「現在の経済情勢と近年の自動車産業界が直面している大きな変化への対応を加速するために、スズキは、資金と人的資源を新技術の開発に集中的に投入していくため」とのことです。
下記、スズキ株式会社 公式ニュースリリースより引用します。
MotoGP及びEWCレース参戦の2022シーズンでの終了について
「スズキは、サステナビリティの実現に向け、経営資源の再配分に取り組まねばならない中で、この度のMotoGPとEWCの参戦終了という決断をいたしました。二輪レース活動は常に技術革新・人材育成の場としてチャレンジをしてきた場所であります。この度の決断は、レース活動を通じて培ってきた技術力・人材を、サステナブルな社会の実現へ振り向け、新たな二輪事業の創生に挑戦していくことを意味しております。MotoGP復帰以来、私たちのレース活動を支えてくれた、ファンの皆様、テストを含めて関わってくれた全ライダー、全関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
アレックス・リンス、ジョアン・ミルの両ライダーとチーム スズキ エクスター、ヨシムラSERT Motulを最後まで全力でサポートをしてまいります。
温かいご支援をお願いいたします」スズキ株式会社 代表取締役社長
鈴木 俊宏
(下に続きます)
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今年のEWC世界耐久選手権は、第2戦のスパ24時間耐久が終了し、まだまだシーズン中盤。
第3戦は日本の鈴鹿サーキットで行われる「 2022 FIM世界耐久選手権“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久レース(第43回大会)」、EWC 2022の最終戦となる第4戦「ボルドール24時間耐久」が9月17〜18日の日程で再びフランスで行われる予定です。
誠に残念ではありますが、スズキのワークス参戦はMotoGPと同じくEWCも今シーズンで見納めになってしまうようです。
スズキのワークス体勢でのレース活動はしばらく見られなくなってしまうかもしれませんから、残りのレースは全力で応援しましょう!
新たな情報が入り次第、当サイト「スズキのバイク!」でも追ってご報告します。