EWC 2024初戦の見事な勝利!次戦ベルギー・スパ8時間や鈴鹿8耐にも期待!
いや〜、やっぱり「GSX-R1000R」は耐久レースに強い!
今回で47回目となる、歴史ある世界耐久レース「ル・マン24時間耐久レース」が4月20〜21日の日程でフランスで行われたのですが、我らがヨシムラ SERT Motulチームが見事、優勝しました!
しかも、これはスズキにとってフランス耐久での15回目の勝利となり、歴史あるル・マン24時間耐久レースにおいて、二輪耐久レースの勝利ランキングで最多となる歴史的記録も更新したんです。
丸一日、24時間もの長丁場を制するには、ライダーのスキルや忍耐力はもちろん、マシンの走行性能や耐久性能、チームの結束力など、総合的な能力が求められますから、本当にスゴいことです。
スタートは2番グリッドからレースに臨んだヨシムラ SERT Motulは、スタートの速さに定評のあるグレッグ・ブラック選手を第1ライダーに起用し、第1コーナーで見事ホールショットを獲得。
1周目からライバルを引き離す力強い走りを見せて序盤をリード。トップグループと共に安定した走りを続けました。
しかし、徐々にリードを広げつつあった105周目にブラック選手がハイサイドで転倒。
後続に12秒ほどのアドバンテージがあった中でのトラブルでしたが、これは直前のピットストップ時に誤ってトラクションコントロールシステムがオフになってしまったことが原因だったとのこと。
ピットに戻ったGSX-R1000Rはメカニックによる迅速な修理で、6分を切る驚異的に短いピットストップのみで再びコースイン。
このわずかなタイムロスでも18番手まで順位は落ちましたが、ここから喰い下がるのがヨシムラ SERT Motulチーム。
ピット帰還時にマシンが逆走していたことによるペナルティが通達され、ライドスルーペナルティの消化によるタイムロスなどもありましたが、その後はハイペースを維持しつつ確実に順位を上げ続け、レースの1/3となる8時間経過時には4番手に帰り咲く大健闘を見せたのです。
24時間を走るル・マン耐久では、当然ながら夜間のスティントもぶっ続けで行われます。
暗闇のコースをGSX-R1000Rのヘッドライトで照らしながらでも、ヨシムラ SERT Motulのライダー達は懸命のライディングを続けます。
その後も1分36秒台を中心としたハイペースを維持し、レースの2/3となる16時間経過時には再びトップを奪取!そのままミスなくレースをコントロールし、24時間経過時のチェッカーフラッグまで駆け抜けたのでした。
いや〜、転倒による18番手からの巻き返しや、その後のレース展開はさすが耐久レースに強いヨシムラ SERT Motulチームですね。
次戦は今週末(6月8日)に行われるベルギーで行われるスパ8時間耐久ですが、この勢いなら連勝してくれるはず!
(下に続きます)
さらに、第3戦は日本の鈴鹿サーキットで行われる「 2024 FIM世界耐久選手権“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久レース(第45回大会)」や、EWC 2024の最終戦となる第4戦「ボルドール24時間耐久」が9月14〜15日の日程で再びフランスで行われる予定です。
今後もヨシムラ SERT Motulの活躍は最新情報が入り次第、「スズキのバイク!」サイトでも随時お伝えして行きます!