スズキ高級原付二種「スウィッシュ」のライディングポジションと足つき性
数あるスズキの原付二種ラインナップの中で、トップモデルとなるのがこのスウィッシュ&スウィッシュ リミテッドです。
そのほかのラインナップはご覧の通り。
もうひとつの原付二種/125ccスクーターはこちら
スウィッシュはアドレスシリーズと比べ、スポーティなデザインをしていますね。前後10インチホイールを搭載しているのが特徴。
最近のスクーターは「ハイホイール・スクーター」という大径タイヤを装備したモデルが増えてきていますが、スウィッシュはその点日本人に馴染みのある小径タイヤ・軽量・コンパクトが継承されています。
シート高は770mm。小さなタイヤを履いていながら、シート高は現行ラインナップの中でもっとも高い数値。
といっても、足つき性はよく、日常で困るということは僕の場合まったくありません。
シート高の高さがあることによるメリットは乗車時の快適さにもつながります。
コンパクトに見えて、乗ってみるとゆったり。シートとフットボードまでの距離感がいい感じで窮屈さは感じません。
スズキ「スウィッシュ」は装備が充実
液晶デジタルメーターを採用
同じスズキの「アドレス125」と比べ、新車価格でプラス99000円(税込)ぶん高価なスウィッシュは、装備が充実しています。
メーターはデジタル液晶メーター。速度表示とともにタコメーターも搭載。
機能面では、燃料計・オドメーター・トリップメーター・時計に加え、任意で設定できるオイル交換時期を表す「オイル チェンジ」トリップも完備。
スウィッシュの灯火類はすべてLED
ヘッドライトは縦型2灯。原付二種ながら、ポジションランプまで搭載されています。
テールランプ・ストップランプ・ライセンスランプ・ウインカーもすべてLEDを採用。コンパクトにまとめられたデザインも秀逸です。
リアサスペンションはツインショック
原付二種クラスのスクーターでは片側1本のみのリアサスペンションも多いですが、スウィッシュの場合、2本のサスペンションを採用。
さすがの高級車装備、と言える部分だと思います。
タンデムや積載量に応じて変えられる3段階のスプリング調整機能が搭載されています。
フロントフォークにはしっかりとフォークブーツを装備。フロントブレーキは、直径200mmディスクブレーキを採用。
USB電源ソケットを標準装備
キーシリンダーのそばに、電源ソケットが標準装備されています。
しかも! 変換が必要なシガーソケットタイプではなく、はじめからUSBソケット。これは非常にありがたい。
すぐ下にはフロントインナーボックスがあるため、USBケーブルさえ持っていれば、スマホなどの充電はすぐにできますね。
今回はここまで。次回は、乗り心地と気になる燃費についてお話します!
文:西野鉄兵/写真:岩瀬孝昌・西野鉄兵
スズキ「スウィッシュ」の主なスペックと価格
全長×全幅×全高 | 1830×690×1095mm |
ホイールベース | 1250mm |
最低地上高 | 120mm |
シート高 | 760mm |
車両重量 | 114kg |
エンジン形式 | 強制空冷4ストSOHC2バルブ単気筒 |
総排気量 | 124cc |
最高出力 | 6.9kW(9.4PS)/7000rpm |
最大トルク | 10N・m(1.0kgf・m)/6000rpm |
燃料タンク容量 | 5.5L |
変速機形式 | Vベルト無段変速 |
タイヤサイズ(前・後) | 100/90-10 56J・100/90-10 56J |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・ドラム |
メーカー希望小売価格 | 32万4500円(税込) |