2020年1月にジクサーは新型『ジクサー150』に進化
撮影／南 孝幸
2017年に発売されてから、実はけっこう高い人気をキープしているのがスズキの150ccスポーツ『ジクサー』です。
そのジクサーは2020年1月にリニューアルされ『ジクサー 150』となりました。
その姿は5か月後の6月に新発売された250ccネイキッドの『ジクサー250』とうりふたつ。というか、ほとんど見分けがつきません。大きさもほとんど一緒。
ちなみにジクサー150が先なのでジクサー250がジクサー150にそっくりという表現が正解ですかね？
先代ジクサーの燃費は圧倒的にヤバかった
で、こちらが先代のジクサー。
このバイクがとにかく素晴らしかった！
バイクを操る『基本』がこの1台の中にぎっしり詰まってたんです。走らせれば軽くてスポーティ。
150ccなので原付二種と違って高速道路も乗れるし、価格も30万円台前半とお手頃。
一時期、品薄になるほどの人気も頷けました。
しかも、そのバイクとしての完成度があるうえで燃費がすさまじかった！
発売当時の2017年に東京から静岡県の御前崎までの日帰りツーリングに行ってみたんです。
その日の走行距離は約540km、8割以上が高速道路。150ccなのでエンジンは高回転で回しっぱなしでした。
そうやって酷使したにも関わらず燃費がリッターあたり40kmを超えたんです……恐ろしいバイクだと震えました。
そして、その後もジクサーは『走り方によってはリッターあたり50kmもイケる？』など燃費伝説を作るようになったんです。
ところが……
新型『ジクサー150』の燃費がリッター／37.7kmって本当？
兄弟サイト『WEBオートバイ』での試乗インプレッション後の燃費がリッターあたり37.7kmだったんです。
走行距離370.3kmで給油量9.82L。計測は満タン法で行っています。
これを聞いたわたくし（キタオカ）は耳を疑いました。
『ジクサー150の燃費がそんなに悪いはずがない！』と。
（下に続きます）
新型『ジクサー150』のスペック変化に一抹の不安？
モデルチェンジによってエンジンの仕様変更があったという話は聞いていません。
ただし、もしかしたら……という不安もありました。
新型となったジクサーは車両重量で先代よりも4kg増加したからです。
ABSの標準装備化による重量増、LEDヘッドライトもユニットまるごとで考えるとそれなりに重いし、シートが前後セパレートになったことで前後それぞれのシートを強固に固定するためシートレールも重さが増えます。
たかが4kg程度で……と思うかもしれませんが、小排気量車での4kgは大きな影響が出るものです。
個人的には最近、新発売の『ジクサーSF250』とネイキッド『ジクサー250』の重量4kg差に驚いたばかり。
たった4kg差でネイキッド『ジクサー250』が激変！
そして、スペック上の定地燃費もそう。
定地燃費値っていうのは時速60km・2名乗車でフラットな道を走り続けた際の燃費なのですが、これが
先代ジクサー 58.8km／L
新型ジクサー150 55.3km／L
と、リッターあたり3kmちょい下がっているんです。
発進・加速・停止などを含むWMTCモード値での燃費は51.0km／Lと変わっていないんですけどね。
スズキ新型『ジクサー150』の真実を確かめる！
だったら……やってやろうじゃありませんか！
ボクらの燃費王、新型ジクサー150は新型になって変わってしまったのか？
燃料タンク容量は満タンで12L。
この満タン状態から、どれくらい走れるのか？と検証します！
【投票してね】 ジクサー150はガソリン満タンで何キロ走れると思う？
第1回／ジクサー150燃費チャレンジ大予想！
試乗インプレッションでの暫定計測結果はリッターあたり37.5kmの燃費でした。単純計算だと452.4キロの航続距離になるはずですが、ツーリングに使うとなると燃費も変わってくるはず……
満タンで何キロ走ると思います？
みなさんの予想を聞かせてください！
ありがとうございました。
それでは続編へ！
朝に東京を出発して、どこまで行けるかやってみます！
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