スズキの隼(ハヤブサ)をユーザー車検に!
※2021年1月 記事内の数字などを改定して掲載しています
愛車の隼様が車検の時期になりました。
わたし(北岡)は、持っているバイク&クルマの車検は今まで全部、ユーザー車検です。
そこでふと、車検があるから400ccとか大型バイクはお金がかかると言われがちなのを思い出したので、改めて記事にしてみます。
結論から言いますと、車検のためにかかるお金っていうのは今回の場合だと、
……1万5180円
でした。
バイクのユーザー車検の費用の大半は自賠責保険料
しかもこの1万5180円のうち、9680円は自賠責保険料(※25ヶ月/251cc以上)です。
自賠責保険は車検の無い250ccでも加入しなければならない保険です。
ちなみに軽二輪125cc~250ccの自賠責保険は24ヶ月で1万160円。251cc以上は24ヶ月だと9680円。※保険料は2020年12月現在
実は251cc以上の小型二輪のほうが、自賠責保険料は250クラスより安いという事実(笑)
ということは、純粋に車検でかかるおカネは5500円
なんです。
車検(軽続検査)は2年に1回で、1年に付き251cc以上の小型二輪は1900円の重量税がかかります。
なので5500円のうち3800円(2年分として)は重量税。
のこり1700円は証書代とか印紙代です。
車検のない250cc以下のバイクとの違いは、2年に1回のこの5500円ということになります。
バイクもWEBでユーザー車検の申し込みができます
それに、今は車検の予約はWEBですぐできます。
慣れてしまうとコッチのほうが面倒じゃなくて早かったり(笑)
書類などを事前に用意しておけば、きちんと整備された車両なら、車検場(自動車検査登録事務所とか運輸支局)にいる時間も1時間程度です。
ユーザー車検の書類はどうすればいい?
わたしの場合は、車検用の書類はいきつけのバイク屋さんで手に入れています。
車検場(自動車検査登録事務所とか運輸支局)でも手に入ります。
ちなみにわたしは当日に書類をつくらず、事前に自宅で作ってから持っていく派です。そのほうが当日焦らないからおすすめ。
慣れていない人は特に、事前に書類を用意しておくと良いと思います。
今の時代、書類の書き方は簡単にネットで調べられますしね。
最初は検査ラインで超緊張するけど、『ユーザー車検ビギナーです!』と検査員さんに伝えれば、つきっきりでアシストしてくれますから大丈夫!
それでも緊張するけど(笑)
ほんとにあっさり、隼様の車検完了。
車検場が空いていたのと、長年やっていてバイク屋さん並みに手馴れてきているせいか、書類提出から検査完了までトータル30分程度でした。
車検そのものはそんなに難しいものじゃありませんし、車検でやたらとお金がかかるって訳でもないんです!
バイク屋さんに車検を頼む理由は?
でも、大事なことをひとつだけ。
安いから、という理由だけでユーザー車検を選ぶのは、正直言っておすすめしません。
お店に出す車検っていうのは、2年毎にプロの整備士が『この車両は安全に走れる』っていう点検や整備をしてくれるっていうことでもあるんです。
多岐にわたる項目をぜんぶチェックして、ダメなところを洗い出し、交換が必要な部品は交換。
お店に出す車検っていうのは、つまり『安心』と『安全』そのものなんです。
なのでわたしはバイク仲間に「ユーザー車検って安いんでしょ?」と聞かれると、ほぼ確実に「お店に出したほうがいいよ」と答えます。
特にバイクは、整備不良がリスクに直結する乗り物でもありますからね。
大型バイクの『夢』を諦らめて欲しくない
じゃあ何故、こんな記事を書いているかというと……
お金とか車検の問題で排気量の大きいバイク(例えば隼様とか!)に乗る夢を諦めてほしくないからです。
250cc以下のバイクだって、1年点検など法律で定められた定期点検はあります。排気量に関係なく、バイクにこういった定期点検は必要なんです。
(下に続きます)
何事もそうですけど、最初は誰だってビギナーです。だけど、がんばってバイクのことを知っていこうとする気持ちがあれば……
車検があるバイクだって、愛車への情熱があれば維持はできる!
それをお伝えしておきたいのです。
実際には車検よりもタイヤとかチェーンとか、消耗品のほうがけっこうお金かかったりするんですけどね(笑)
ただ純粋に、ひとりのバイク乗りとして排気量の大きいバイクには、そこにしかない面白さがあることも知っているから……
そのことを、ちょっと伝えておきたいナァと思った次第でございます!