今回から実際に新型カタナを体験したレポートをお送りしていきたいと思います。第一回は街乗り編。想像していた“1000ccの大型バイク”とは少し違った印象を受けることに……?

新型カタナの想像を上回る乗りやすさに「ホントにリッターバイク?」

前回お話しした通り、新型カタナにベタ惚れな私。私の中で見た目は100点ですがバイクは乗るもの、走るもの。

ワクワクしながら新型カタナに乗って最初に出た感想は

えっ……? 自分のバイクより乗りやすい⁉

こんな感想が出るほどに初見の印象が良かったんです。

画像1: 新型カタナの想像を上回る乗りやすさに「ホントにリッターバイク?」

大型バイクって大体すごいトルクとパワーがあるから、けっこう丁寧に運転しないといけないイメージがあるんですよね。あと重たいし。

実際に乗る前はこの新型カタナも、ちょっとアクセルを開けただけでグイグイ進むようなパワフルな乗り味を予想してたんです。

でも乗ってみるとそういった「几帳面にのらなきゃ」って印象が少ない……。

そう感じた大きな原因はどうやら“プログレッシブスロットル”なるモノのよう。

これはスロットルグリップの巻き取り形状を下の図のようにし、スロットルを開け始めた時のパワーの立ち上がりを穏やかにする機構だそう。

画像2: 新型カタナの想像を上回る乗りやすさに「ホントにリッターバイク?」

おかげで大排気量でよくあるドン突きが抑えれ、信号・交差点でのストップ&ゴーや小回りが多い街中でもスロットル操作に過度に気をつかう必要はナシ。

想像していた150馬力級の大型バイクよりスムーズに街中を走行することができました。

画像3: 新型カタナの想像を上回る乗りやすさに「ホントにリッターバイク?」

あと、この新型カタナ、意外と軽いんです。

GSX-S1000の車体をベースにGSX-R1000譲りのエンジンを搭載しているカタナ。本気のスポーツモデルがベースとだけあって、車重は215kgとリッターバイクとしては軽量な設計。はじめにバイクを起こした時も「お、軽い!」と驚きました。

それと、物議をかもしていたバーハンドル。これもストリートという舞台においては扱いやすい。ハンドル形状だけ見るとそこそこアップ気味な印象を受けるけれど、跨ってみると、過度に身体が起き上がって重心が後ろに寄るような印象もなく、興味深いライディングポジションでした。

画像4: 新型カタナの想像を上回る乗りやすさに「ホントにリッターバイク?」

そんな具合で、新型カタナは街乗りにおいて私の想像をはるかに超える快適性を見せてくれたのです。

それから、新型カタナに関してシート高が高いって話をちらほら聞くので、参考までにコチラ身長174cmの私が跨った状態の足元です。

画像5: 新型カタナの想像を上回る乗りやすさに「ホントにリッターバイク?」

若干踵が浮きますが概ね良好。

片足をステップに載せて停車している分には全くもって問題ありませんでした。

画像6: 新型カタナの想像を上回る乗りやすさに「ホントにリッターバイク?」

確かにカタログスペックでシート高825mmは少し高めな印象。

ですがもし「足つきが不安」という方がいても大丈夫! いくつかのカスタムパーツメーカーからローダウンキットが出ているので対策が可能です。

中には40mmもローダウンできるものもあるとか⁉

足つきでカタナを諦めるのは早計ですよ!

新型カタナって意外と“出かけやすい”バイクなんじゃないか?

はじめての150馬力級、はじめてのリッターバイクでしたが、街中ではとても穏やかな印象を受けました。

大きいバイクに乗るときって「よし、乗るぞ!」と意気込んで乗るイメージがあったのですが、この新型カタナは過度に身構える必要もなく、流石に「ちょっとコンビニまで」とは言いませんがフットワークが軽く“出かけやすい”バイクだと感じました。

画像1: 新型カタナって意外と“出かけやすい”バイクなんじゃないか?

シート高は少し高いですが、対策もできるので足つきでこのバイクを諦めたらもったいないです!

極論、足つかなくてもバイクは走りますしね(暴論)。

画像2: 新型カタナって意外と“出かけやすい”バイクなんじゃないか?

もちろん、そうはいっても停車時に自立できない二輪車にとって足つきは命! 軽いといってもそれはリッターバイクではのお話。215kgのバイクが倒れでもしたら、まず普通の人間では支えられません。

大事なバイクを傷にしたくはないですしね。

(下に続きます)

今回の街中ではとっても優しく感じた新型カタナ。ワインディングでは違った一面を見せつけられることに……⁉

次回はワインディング編をお送りします!

To be continued……

▶▶▶次回:新米編集部員の新型KATNA体験レポート③ワインディング編

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