街乗りの時点でもうツーリング無双な快適性を感じさせるGSX-S1000GX。高速道路は予想通りのラグジュアリー感で言う事なし。これなら無限に走り続けられる! と思いつつも……

夢心地な『GSX-S1000GX』の高速道路クルージング

ちょっとした疑問が残りつつですが『GSX-S1000GX』で街乗りだけしていても埒があきません。何がどう転んでも、このバイクを“街乗り用”として買う人は存在しないでしょうし。

なので高速道路へ。

フルパワー『A』モードでスーパースポーツ譲りのMAX150馬力をいくぜ! 解☆放!?

なんてこと非常識なことはできませんが……

ところで、大柄に見えるGSX-S1000GXですが車両重量は232kgにまで抑えられています。私(北岡)の場合、大排気量のツーリングバイクっていうは「重量240kg」がひとつのラインだと(何となく)思っています。

GXはボリュームもけっこうあるけど、それでも重量が232kgなのは流石「軽さにこだわるスズキ」だと感じるポイントのひとつ。

画像1: 夢心地な『GSX-S1000GX』の高速道路クルージング

で、その軽さですから高速道路ではアクセルをちょこっと開けただけで、もうバッチリ法定速度になっちゃいます。4気筒エンジンながら低~中回転域のトルクにこだわったエンジンは、トップギア6速固定で追い越しもあっという間。もはやオートマです。

だけど、ものは試しにドライブモードをフルパワーのAにして、合流の加速車線で低いギアを使ってみたりすると……

画像2: 夢心地な『GSX-S1000GX』の高速道路クルージング

予想通りの爆速(笑)

わかってたけど、電子制御サスペンションの優しい動きを遥か後方に置いていく勢いで加速します。でも、そんな時も前後方向に無駄にピッチングはしないので車体姿勢が大きくは乱れることはありません。

ただ、この手の電子制御サスペンションとしては(私の経験値として)わりと車体の姿勢変化を感じやすいタイプだな……と思っていました。

画像3: 夢心地な『GSX-S1000GX』の高速道路クルージング

ちなみにサスペンションは“AUTO”モードのまま。最新の電子制御サスペンションが快適に“おもてなし”をしてくれるなら、完全に身を委ねて「ラクをする」のが私の方針です。

ただ、この時点でGSX-S1000GXに対して「電子制御サスであることを感じる」のがちょっと不思議な感覚でした。個人的に電子制御サスペンションっていうのは「介入していることを乗り手に感じさせない」のが理想だと思っていたので。

画像4: 夢心地な『GSX-S1000GX』の高速道路クルージング

その後、フルパワーAモードではエンジンが走りすぎるので、B(ベーシック)モードに切り替えてクルージング態勢へ。

そうするとわかるのが防風効果、というか凄まじいエアロダイナミクスです。

防風効果もパーフェクトだけど、走行風を制御・整流して安定感を作り出している感じ。電子制御サスペンション効果との相乗効果で、滑らかに、路面に吸い付くように走ります。

画像5: 夢心地な『GSX-S1000GX』の高速道路クルージング

ドライブモード「B」モード&サスペンション“AUTO”モードの組み合わせは、もはや「客船」です。

これでスマホを連動させて、アプリ「MY SPIN」でお気に入りの音楽とか聴いてたら無限に走れることは間違いない。

『GXはこのセッティングがいちばん良いカナ~』

この時点で私は完全にそう信じていました。本当はそれがいちばん間違っていたということに、1ミリも気が付かずに……

コーナーもサボってOK! バンク中も路面に張り付くようにド安定!

そして、高速道路を降りた後のワインディング。

ここでも「豪華客船状態」です。

画像1: コーナーもサボってOK! バンク中も路面に張り付くようにド安定!

バイクが寝ていく速度は穏やか。それもあってコーナーへの進入速度は抑えめにしていましたが、深くバイクを傾けていっても、路面に張り付いているような安定感しか感じません。

怖さを感じないまま、無限にバンクさせていけるようなフィーリングです。

『これはアレだな……大型バイク初心者の人が乗っても超安心だな!』

それがワインディングでの第一印象。まぁ……ドライブモードをフルパワーの「A」にしない限りは、ですが(笑)

画像2: コーナーもサボってOK! バンク中も路面に張り付くようにド安定!

Aモードで走ると激しいパワー感と優しいハンドリングにちょっと違和感が残るくらい。なのでBモードが最適。これでゆったり走っていれば、ライダーが何もしなくても“わりといいペース”でワインディングをクリアできます

ちなみにこの時は、走り慣れた峠道だったんですが「いつもは気つけるギャップ」が一切感じられないのには笑うしかありませんでした。電子制御サスペンション万歳。何から何までラクすぎる……

画像3: コーナーもサボってOK! バンク中も路面に張り付くようにド安定!

だけど、ラクすぎて途中から逆に「退屈」を感じてしまって……

試しにサスペンションモードを“AUTO”から“一人乗り+荷物無し”に変更してみたんです。

画像4: コーナーもサボってOK! バンク中も路面に張り付くようにド安定!

そうしたらGSX-S1000GXは途端に動きが軽くなって、正直『えっ!?』って思いました。

フルパワーの“A”モードに対して、突然ハンドリングがバランスしたような感覚。電子制御サスペンションはどこまで行っても“黒子”であると信じていたので面喰ったほどです。

だけど【前編】でも言った通り、この日はあまり時間が無くて『サスペンションモードでわりとハンドリングが変わるんだなぁ』程度で終わらせてしまいました。そして、この判断が何よりの失敗だった!

(下に続きます)

その後日に開催された新商品説明会にて、私は自分の失態を思い知ることに。

端的に言えば『スズキの考える電子制御サスペンション』はラクをするためものじゃなかったんです。むしろ今回、私がメインで乗っていたドライブモード「B」+サスペンション「AUTO」の組み合わせこそ、もっともGXでやってはいけない「狙いの真逆」だったようにしか思えていません。

いやもちろん快適に走ることもできるんだけどさ……

でもこれ、ひょっとしたら『ライダーを追い込むため』の電子制御サスなのかも!?

NEXT▶▶▶根本的には『穏やかではない設計』になっている?

2024新型『GSX-8R』の記事もあります!

スズキファンのためのWEBサイト!

This article is a sponsored article by
''.