キャンプの荷物はすべてシート下! 後輩達を誘って初夏のグルキャンへ
バイクでキャンプツーリングへ行くなら、普通ならシートバッグやパニアケースなどにキャンプギアを積載しますよね?
でも、今回はバーグマン400のシート下スペースに入る約42Lの荷物だけで、どれだけ快適なキャンプツーリングができるのかを検証するために、初夏の富士五湖キャンプへ向かいます。
たくさんの荷物が必要になるキャンプツーリングなら、シートバッグなどを積載した方がもっといっぱい荷物を持っていけます。でも、大荷物のバッグを車体の後ろに積んでいないと、走行中も普通のツーリングのように快適です。
コーナーの走りが楽しいワインディングでも荷物の重さを感じることもありませんし、見た目からして、これからキャンプへ行くようにはとても見えません(笑)
スマホやお財布などよく使う小物などはハンドル下のフロントボックスに入っているし、その他の荷物もシートを開けるだけで荷物の出し入れができるのは、バーグマン400ならではの快適さ。
買い物などでの街乗りやシティコミューターのイメージが強かったビッグスクーターですが、使い方次第でキャンプツーリングにも充分すぎるほど使えそうです。
富士五湖エリアのキャンプ場まで向かう途中、集合場所の道の駅でキャンプ好きの後輩ちゃん達と待ち合わせ。
当然だけど、2人のバイクにはキャンプ道具がみっちり積んであります。
「あれ? イワセさん、キャンプ道具は……?」
「うん、シート下に全部入ってる(自慢)」
フフ……まずはコレが見せたかったのよね。
……自慢げにシート下を開けてドヤ顔するも、後輩ちゃん達2人に「荷物……少なっ(笑)」という顔をされたあと、いよいよみんなでキャンプツーリングへ出発!
いかにも「これからキャンプ行きます!」という大荷物をリアシートに積んだ2人を後ろから眺めつつ、リアシートに何も積んでいない軽装な荷物(に見える)で快適に走るバーグマン400。
暑くも寒くもない絶好のキャンプシーズンを迎えた道志道を走ります。
キャンプ飯に使う「最高の水」を汲んで来て〜
今回のグルキャンに誘ったメンバーは、若手ながらキャンプツーリングも好きな、当サイト「スズキのバイク!」のスタッフ石神クン(以下:いしっち)と、姉妹サイト「webオートバイ」のスタッフで、本格的なキャンツーは今回がはじめての大富ちゃん(以下:トミー)の2人の後輩たち。
穏やかな陽気にくわえて集合時間が朝早かったこともあり、どうやらまだ眠そうな2人。道志道を抜けたら、今回の目的地である富士五湖エリアのキャンプ場はもうすぐそこだけど、三国峠のパノラマ台で山中湖の絶景を見ながら暫しの休憩です。
軽二輪クラスの車両に大きなキャンプ道具を積んでいる2人と、リアシートに何も積んでいない400ccクラスのバーグマン400とでは、同じくらいの距離を走っても疲れ方が違うのは無理もないでしょう。
でも、シート下に全てのキャンプギアを入れたバーグマン400は、ツーリング性能も普段となんら変わらず快適すぎるのでまだまだ走り足りない!
……ということで、バーグマン400のイワセは三国峠のワインディングを“おかわり”しつつ、後輩ちゃん達2人には今宵のキャンプ飯で使う「富士山の天然水」を手に入れて来てもらうために、ここから少し別行動してもらうことに。
「じゃ、あそこで“最高の水”を汲んで来て〜」
早めにキャンプ場に着いて、すぐにでも昼寝したそうな顔をしている2人に向かってもらったのは、世界遺産にも選ばれた、富士山の雪解け水を汲むことができる「忍野八海(おしのはっかい)」。
富士山の伏流水に水源を発する湧水池で、国の天然記念物にもなっている水の観光名所です。
いしっち「“最高の水”汲んで来い、だってさ。早くキャンプ場に着いて昼寝したいのに……」
トミー「うわぁ、インバウンドで観光客がいっぱい……どこで富士山の雪解け水が汲めるんですかね?」
いしっち「……てか、あの人あんな荷物で本当に今日キャンプする気あるのかねぇ?」
いしっち「どこで水が汲めるかよくわからんし、この辺の河水で良くね?綺麗だし」
トミー「ダメですよ、ちゃんと水汲み場があるみたいですから!」
いしっち「あったあった、コレじゃん!」
トミー「違いますよ、この裏みたいです!」
忍野八海は湧水自体は基本的に無料ですが、出店で空のペットボトル(200円)を購入すれば、あとは別の容器でも何リットルでも汲み放題という、ちょっぴり変わったシステムになっています。
とくに<給水所はこちら>などの看板もなく、けっこう分かりにくい場所に水汲み場がある忍野八海でしたが、2人は無事にキャンプで使う天然水をゲット!
ありがたい自然の恵みを頂きます。
……しかし、ちゃっかり「忍野八海の日本酒」も買って来ているところが憎めないヤツらだ。
まあ、ある意味“最高の水”だけど(笑)
バイクでも泊まりのキャンプツーリングならお酒が飲めるからね〜。
最高の水を手に入れたら富士五湖のキャンプ場へ向かうべし!
忍野八海で最高の水を汲んで来てもらった2人と合流したら、あとは本日のキャンプ場へ向かいます。
“水汲み”というちょっと面倒な仕事を与えたからなのか、ただ早く着いて昼寝したいからなのか、2人の足取りがさっきよりも心なしか軽快なのは気のせいか?
(下に続きます)
そんなこんなで、富士五湖のひとつである西湖の湖畔沿いでキャンプができる「西湖湖畔キャンプ場」へ到着。
「やっと着いたな、けっこういいトコ空いてるじゃん!」
このキャンプ場はバイクも乗り入れできるから、居心地のいいキャンプフィールドを見つけて荷下ろしを始めます。
それでは!
「本日、ここをキャンプ地とする!」