ガチキャンパーのバイク女子と現地合流してキャンプスタート!
前回に引き続き、バーグマン400の約42Lシート下スペースに入るだけの荷物でどこまで快適なキャンプツーリングができるのか?を検証してみるために、仕事の後輩達を誘って富士五湖エリアのキャンプツーリングへ!
山梨県の南都留郡にある水の観光地「忍野八海」で富士山の雪解け水を手に入れてから、富士五湖エリアにある西湖のキャンプ場へ辿り着いた一行。
絶好のキャンプシーズンだけに、快適なキャンプサイトが空いているのかちょっと不安でしたが、無事にバイクキャンプにピッタリのフィールドを見つけてひと安心です。
バイクも乗り入れできるキャンプサイトで荷下ろしを始めていると、現地で待ち合わせしていたバイク女子のカナイメグさんと合流。
モデルやフォトグラファーなど多方面で活躍しているカナイさんは、トライアンフ・ストリートスクランブラー900など複数台のバイクを所有するキャンプ好き女子。日本のキャンプ用品店などではなかなか見かけないこだわりのキャンプギアもたくさん所有するガチキャンパーです。
バーグマン400のシート下スペースは活用次第でキャンプに最適かも⁉︎
さて、全員揃ったところで本日のキャンプがスタート。
まずはみんなでそれぞれの場所にテントを設営して行きます。
それにしても、ツーリングバッグを降ろしたりせずにシートを開けるだけでキャンプギアが取り出せるバーグマン400の荷下ろしは本当にスムーズ。
42Lのシート下スペースに入れて来た荷物を一度広げてみると、自分でも改めて「こんなに入っていたのか(笑)」と思うほどたくさんのキャンプギアを積載していました。
バーグマン400のシート下スペースにこれだけ入った!
1.グランドシート 2.焚き火用 防火布マット×2 3.コンパクトテーブル 4.キッチンペーパー&布巾 5.コンパクト洗剤&束子 6.炭焼きグリル 7.ガスランタンhinoto 8.シェラカップ&コッヘル 9.ウォーターパック 10.形状記憶サンダル 11.ランタンスタンド 12.トライポッド 13.タオル・着替え&アメニティ 14.キッチンセット&調味料セット 15.ジェットボイル 16.折りたたみクーラーバッグ 17.LEDソーラーランタン×2&ヘッドライト 18.ビビィテント 19.ヘリノックスチェア 20.シュラフ 21.エアマット 22.焚き火台 23.インナーダウン(防寒具)24.焚き火難燃ポンチョ&レインウェア 25.ペグハンマー&小物セット一式
基本的にはソロキャンプ用のギアが中心ですが、焚き火台や炭焼きグリル、ウォーターパックや折りたためるクーラーバッグなど、仲間と一緒に使うためのアイテムもシート下にしっかり入りましたよ。
ちなみに、42Lの限られたスペースの中にこれだけのキャンプギアが入ったのは、やはり収納サイズが通常のテントの1/3以下くらいの大きさになる簡易テントにしたことが大きいでしょう。
【その①】で説明しましたが、これは“ビビィサック”と呼ばれる緊急時などのビバーク用テント。設営も瞬時に行えます。仲間のテントと並べて見ると室内の狭さは否めませんが……。
おかげで、みんなからは“棺桶”や“墓テント”と呼ばれていました(笑)
それに、シート下スペースがあると、キャンプギアを降ろした後でも、すぐに使わないものや貴重品などが一時的に入れておけるし、おまけにカギも掛けられるのでコインロッカーのように使えて、ますます便利。
テントを張ってみんなで快適なキャンプサイトを作ったら、今宵のキャンプ飯の買い出しに出掛けます!
シート下スペースがあるとキャンプ飯の買い出しにも超便利
食材の買い出しはキャンプツーリングの楽しみのひとつ。
みんなで「何作る?」や「これ食べたい!」など相談しつつも、気がつけば買い物カゴはどんどんいっぱいに。
バイクツーリングの場合は買った食材を車体に積むなどしてキャンプサイトまで運ばないといけないけど、バーグマン400ならシート下スペースに加えて、生物や割れ物などは普通のバイクのようにリアシートに積載することも可能です。
4人分の食材に加えてお酒も飲めるキャンプツーリングだから、ついつい買い過ぎちゃった!?
まずは“最高の水”で淹れたてのコーヒーを
キャンプ飯の買い出しから戻ったら、アウトドアチェアを並べてお待ちかねのチルタイム。
まずは忍野八海で手に入れた“最高の水”を沸かしてコーヒーを淹れるために焚き火の準備です。
焚き火に使う薪は、火持ちが良くて煙やススが出にくい“広葉樹”がおすすめ。
着火性に優れる一般的な“針葉樹”よりもちょっと高価だけど、長時間で焚き火を楽しむなら樫(カシ)の木や椚(クヌギ)などの広葉樹が爆ぜにくくて温度管理がしやすいんです。
火付けがしやすいように更に細かくバトニングして薪を割っていきます。
焚き火台は、収納時にバイクのシート下にも充分入るコンパクトさがありながら、展開すれば大人数でも使用できる特殊耐熱の鋼メッシュのファイアスタンドを使用。
鋼のメッシュ構造なので下からも空気が入るから、一度火がつけば長時間ゆっくり燃えてくれるので薪の消費を抑えることもできます。
火吹き棒で火起こしに挑戦しているのは、本格的なキャンプツーリングは今回がはじめての新人トミー。しっかり火を起こせるかな?
今回のキャンプにチタン製のドリップポッド(ケトル)やミルまで備わった超本格的なコーヒーセットを持って来てくれたカナイメグさん。
コーヒー豆の種類や淹れ方によっても変わるけど、一般的に濃度が濃いとされる硬水よりも、柔らかみがあってまろやかな軟水は、渋味が少なくて口当たりがよい飲みやすいコーヒーが抽出できると言われています。
忍野八海で汲んできた天然水はミネラル分を多く含む“超軟水”なので、コーヒーとの相性もピッタリでした。
自然のアウトドア環境で飲む淹れたてのコーヒーはやっぱり格別ですね!
焚き火とコーヒータイムに外せないスイーツといえば、やっぱりキャンプ好きの間で人気の「焼きマシュマロ」でしょう。
お菓子のマシュマロを竹串などにさして、薄茶色に焦げ味が着くまで焚き火で炙るだけで、びっくりするくらい“味変”する即席スイーツです。
マシュマロの表面を軽く炙るだけで、外はカリッ!中はトロ〜としたフローレット(砂糖菓子)のような味が楽しめます。簡単なのでみなさんも是非やってみてください。
焚き火を囲って乾杯! 最高の水とお酒で楽しむキャンプ飯
コーヒーを飲みながらチルタイムを過ごしていると、あっという間に時間は過ぎていきます。
だんだんと陽が沈んで来たところで、いよいよ焚き火を囲って乾杯です。
バイクを見ながらお酒が楽しめるのは、テントで一夜を過ごす泊まりのキャンプツーリングならでは。
ちなみに、バーグマン400のシート下スペースがあると、袋に入った氷を使えば缶ビールや生物などを一時的に冷やしておけるクーラーボックス代わりにもなります。
あくまでもエンジン熱が冷めているときに“一時的な保存方法として”ではありますが、シートを閉じておけば虫や動物に食べられることもないし、これだけでけっこう冷やしておけるんです。
焚き火を囲いながらお酒を味わうのは、キャンプで一番楽しい時間。
アウトドアの環境でずっと外にいると、普段ならあまりしないような会話が生まれるのも不思議ですよね。
それでは、お腹も減ってきたところで今宵のキャンプ飯を作っていきますか!
キャンプと言ったら、まずは肉でしょ!ということで、薪炭を炭焼きグリルに移して、味塩胡椒とガーリックで味付けされた角切りステーキをオリーブオイルを塗った鋳鉄製プレートで焼いていきます。
たったこれだけで旨味たっぷりで最高のガーリックステーキが完成。
やっぱりアウトドアで食べる肉は格別です!
キャンプ飯では必ず“ズッキーニ”を食べるというカナイさん。
あっという間にステーキがなくなると、キャンプ慣れした手つきで何やら作ってくれています。
オリーブオイルにズッキーニとマッシュルーム、シーフードミックスなどを入れて煮込む簡単「鍋アヒージョ」を作ってくれました!
スピーディにアヒージョを作っちゃうあたりはさすがキャンプ女子。スライスしたフランスパンと一緒に頂きます。
お腹もいっぱいになったところで、焚き火を囲いながらの談笑はいつまでも続きました。
そういえば、忍野八海で買って来た日本酒もあっという間に無くなっていたなぁ?
そんなこんなで、いつの間にかキャンプの夜は更けていきましたとさ……。
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<結論>バーグマン400ならシートバッグ無しでもけっこう快適キャンプが楽しめた!
バーグマン400のシート下スペースに入るだけのキャンプギアで過ごした今回のキャンプツーリング。
42Lのシート下スペースは荷物を運べるだけじゃなく、荷下ろしや撤収もスピーディに行なえるし、活用次第でキャンプでも充分すぎるほど使えます。
暑くも寒くもない初夏の富士五湖キャンプでは、思っていた以上に便利で最高のひとときが過ごせました。
(下に続きます)
国内唯一の400ccビッグスクータークラスであるバーグマン400は、街乗りにもツーリングにも便利だし、キャンプツーリングにも最適だったので……
この機会に、マジで買っちゃおうかな(笑)