晴天の下、焼きそばを繋いで秋田県をまったりツーリング
湯浜峠」でワインディングを楽しんで降り立った秋田県の地。
湯浜峠の途中から空模様が好転し、山を下りると暑いくらいの気候に。
朝は寒さまで感じていた東北ですが、すっかり走りやすい気候に様変わりし、『ジクサー150』で心地よく畑の中を走っていきます。
それにしても、本当に畑と田んぼが多いな、東北……。
秋田県に入ってより顕著になった気がするぞ。
でも関東に住んでいると、この広々と田んぼがどこまでも続いていく風景なんてまず見られないので、本当に気持ちが良いです。
それから、これも山を下りてから急激に姿を増やしたように思うのですが、田んぼや畑に沿って謎の建造物が立っています。なにこれ?
おそらく畳まれたシャッターみたいなのが降りる仕組みなのでしょうが、一体何に使うんだろう?
道路脇に立つ赤白のポールは降雪地帯ではよく見かけますが同じようなものなのか?
気になって調べてみたところ、これは「吹き払い柵」という、吹雪による通行障害を緩和するためのものみたい。
住んでいる地域では見かけないものだけれど、きっと降雪地域にとっては大切なものなんだろうな……。
……それにしてもスゴイ数が設置されてるな。
でもこれが必要な時期は確実にバイクでは来れないだろうから、自分がお世話になることはないかもしれません。
そんなことを考えながら吹き払い柵に囲まれて進んでいくと、福島を出発して7時間。ようやく横手市にある目当てのお店「食い道楽 本店」に到着!
こちら、「横手焼きそば四天王」なるもののひとつに数えられるお店で、お店の壁にはズラリとその証が並んでおります。
これは期待値爆上がり!
オーダーしたのは「牛バラ焼きそば」!
サラダの添えられた盛り付けからちょっとオシャレを感じますが、太くまっすぐな麺と辛みを抑えたソースが特徴の横手焼きそばと牛バラ炒めの組み合わせが凄く良い!
目玉焼きも半熟で少し割って絡めて食べても美味しかったです。
これでお値段920円で食べられるのも魅力……やっぱり焼きそばってコスパ良いグルメかも?
さて、横手やきそばの後ですが、今度は同じ秋田県内の名物焼きそばである「しょっつる焼きそば」という一風変わった焼きそばを目指して秋田県男鹿市に向かいます!
ただ、目的地の「きりん亭」は早く着きすぎても開いていないため、少しのんびりとしたペースで暖かい春の秋田県をまったりとツーリングしながら向かいます。
……といっても、土地勘もないから畑と田んぼを見ながらひたすら走り続けるしか無いんですケド……。
ただ、秋田市に向かて「出羽丘陵広域農道」という緩やか農業道路がずっと続いていて、緑に囲まれた日当たりのいい道を延々と走っていく経験も関東近辺ではなかなかできないと思うので、こちらも良い体験になりました!
そうしてのんびり休憩なんかを挟みながら夜の部が開店した秋田県男鹿市の「きりん亭」に到着!
目当てはこちら!
「男鹿しょっつる焼きそば」です!
具に肉を使わない海鮮焼きそばで、秋田名物「しょっつる」をベースに使用したタレ&粉末ワカメと昆布だしが入った特性の麺が特徴。
こちらのお店では「しょっつるスプレー」を上からも吹きかけて食べる仕様になっていて、初めての調味料で不思議な味わいを楽しむことができました。
ソースベースでない焼きそばは今ツーリング初でしたが、一風変わった焼きそばでとっても美味しかったです!
海鮮系がお好きな方なら間違いなく好きかもしれません!
ちなみにこちらも880円と安定の1000円切りでした。
ちなみに「男鹿しょっつる焼きそば」は男鹿市の各地で提供されていて、特性のタレと麺以外は各店のオリジナルなんだそう。
今回はきりん亭で頂きましたが、次に来る期会があれば別のお店でも食べてみたい!
みなさんも男鹿市に立ち寄る機会があったら是非食べてみてくださいね!
(下に続きます)
さて、こうして2日目の予定もクリアしたわけだが……。
スマホの着信を見るに、まだ北岡センパイには気づかれていないか⁉ あの人、めったに会社来ないからなぁ。
よし。まだだ、まだ行ける!
ここまで来たら最後にアレ食って帰るっしょ!
っとその前に「いつかのリベンジ」をしなきゃならないヤツがいるぜ……!
To be continued……
【文:石神邦比古(モーターマガジン社)】