すこし怪我をしてしまい……久しぶりの復帰戦!お相手はまさかの『GSX-S1000GX』⁉ いきなりの高級バイクに警戒しつつも、ふと思いました。「電子制御サスペンション」って必要か……?

復帰戦は『GSX-S1000GX』⁉……でも“電子制御”って必要?

スズキのバイク!読者の方はお久しぶりです!
スズバイ編集部の石神です!

今回は長らくお休みしていたスズキのバイク!の試乗記を久々にお送りします!

というのも、実は冬だった頃に凍結路面に気付かずステンッ!といってしまい……

こうなってました……

バイクの楽しさを伝える立場の人間としてやってはならない失態ですが、どんなに注意していてもどうにもならない時ってあるものですね……。

反省しつつの約半年間、手術やリハビリの日々を乗り越えようやくバイクに乗れるようになった復帰戦!

……なんですが、初戦がまさかの『GSX-S1000GX』⁉

画像1: 復帰戦は『GSX-S1000GX』⁉……でも“電子制御”って必要?

乗れるようになったもののまだまだ本調子ってわけじゃないし、本当に大丈夫だろうか……。

ぐだぐだ言っていても仕方がないので、兎にも角にも出発!

……したいところなんだけれど、ワタクシ個人的に『GSX-S1000GX』に思うことあり。

画像2: 復帰戦は『GSX-S1000GX』⁉……でも“電子制御”って必要?

電子制御サスペンションって、いるのか……?

そう、『GSX-S1000GX』には“高級車”の所以たるスズキ初の「電子制御サスペンション」が搭載されているのですが、実際のところ私は電子制御サスペンションの経験がほとんどない……ちゃんと“使いこなせる”のか……?

……そもそも必要なのか?

スズキにはツアラーとして優秀な『GSX-S1000GT』があって、あのバイクも青森までの1泊2日を難なくこなせたし、ワインディングだって楽しめました。

ぶっちゃけた話をするならば「宝の持ち腐れ」になってしまわないかという心配です。

でも、こういった点も実際に乗って確かめるのがスズキのバイク!の務め、ですよね!

それでは前置きが長くなりましたが、ツーリング試乗に出発です!

……耐えてくれよ、俺の左腕!

17インチホイールとアップハンドルで街乗りは軽快!

画像1: 17インチホイールとアップハンドルで街乗りは軽快!

早速『GSX-S1000GX』に跨ってみますが、足つきは身長174cmの私でややカカトが浮く程度。
片足で支える分には足の裏全体がしっかり接地するから不安はありません。

大柄に見える車体ですが、大型バイクとしては軽量な『GSX-S1000』ベースだけに重量は232kgに抑えられています。250kgを超えてくる大型アドベンチャーやツアラーにくらべれば格段に扱いやすく感じました。

画像2: 17インチホイールとアップハンドルで街乗りは軽快!

ライディングポジションは『GSX-S1000GT』より高く設定されたハンドルのおかげで優しく、それでいて想像していたよりも殿様座りにならず自然な感覚です。

そして、走りだして最初に感じたのは1速の扱いやすさ。

同じく『GSX-S1000』をベースとする『KATANA』では身体を置いて行かれるようなパワフルな加速を体験しましたが、『GSX-S1000GX』はスロットルの開けはじめが心なしかコントローラブルに感じます。

画像3: 17インチホイールとアップハンドルで街乗りは軽快!

それでいて中低速でもリッターバイクらしい力強さを十分に発揮するから、街中では意外なほど手に馴染むのが早い印象でした。

ブレーキのタッチもかけはじめがマイルドで、減速に過剰に気を遣うこともなく安心感がありました。

また、ストロークの長いサスペンションを採用した『GSX-S1000GX』ですが、ホイールは17インチを装着しているため、上体の起きたライディングポジションと合わせてモタードチックにヒラヒラと軽快に走ることができる点も街乗りでは好印象でした。

で、問題の電子制御サスペンションですが……

画像4: 17インチホイールとアップハンドルで街乗りは軽快!

これはすごい……かもしれない?

街中だと似たような環境が多く、あまり恩恵を受けている実感が湧きづらいのですが、ブレーキング時の車体姿勢や停止後の揺り返しの収束の速さなどからその性能が垣間見えます。

1人乗りや2人乗りなど、シチュエーションごとに設定が用意されていますが、ソフト・ミディアム・ハードの基本設定を変えるだけでも、サスペンションの動きの違いが如実に体感できます。

画像5: 17インチホイールとアップハンドルで街乗りは軽快!

ソフト・ミディアム・ハードは文字通り。
加えてひとり乗りモードの方がしなやかで、2人乗りや荷物積載モードなど想定荷重が増えると硬くなる感じ。

設定の違いは街中のちょっとした停止のタイミングで感じることができ、柔らかい状態でも停車時の揺り返しの収束がとても自然で素早く、硬めだと如実にノーズダイブも少ない印象。

画像6: 17インチホイールとアップハンドルで街乗りは軽快!

これはもっといろいろなモードの組み合わせを試してみたくなりますが、街中では乗り心地の面においてもミディアム+1人乗りモードからあまりいじることはないかも?

こうなってくるとこの先の道のりが楽しみになってきた!

(下に続きます)

というわけで、このバイクの真価を見極めるにはもっと遠くへ足を伸ばす必要がありそう!

なんたって、『GSX-S1000GX』は長距離ツーリングを想定したツアラーですからね!

様々な状況下においてこの装備がどんな効果を発揮するのか、さっそく高速道路にのって長距離航行における電子制御サスペンションの実力をチェックしていきます!

To be continued……

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