街中でも電子制御サスペンションの性能の一端を垣間見ることができたけれど、ツアラーとしての性能を計るならまずは距離! 高速道路をひた走り、長距離巡行性能をチェックしてみたけど、これは圧倒的すぎる……⁉

快適装備の相乗効果が生み出す……

画像1: 快適装備の相乗効果が生み出す……

街中では軽快な走りを見せ、少しシート高が高めなことを除けば文句なしの快適度だった『GSX-S1000GX』。

ただ、やはり長距離ツーリングの快適性を追求して作り込まれた電子制御サスペンションは、街中を少し乗っただけでは大きく恩恵を実感できる場面はなく………。

そんなわけで足早に高速道路に突入!

まずETC2.0が標準装備なので高速道路のゲートもスムーズに通過!

ETC専用ゲートが使用できるのもツーリング先では有利なポイントですね!

画像2: 快適装備の相乗効果が生み出す……

150馬力を発揮する998ccの水冷4気筒エンジンを登載しているため、加速、合流や追い抜きは楽々。

998cc4気筒エンジンは100km/hの巡航で4000回転強といったところで、マルチエンジンは振動によるストレスも少ない、というよりほぼ皆無でした。

ということで焦点を立てていくのは今回の主役たる電子制御サスペンション!

……いや、主役は『GSX-S1000GX』なんですけどね!

前編でも触りましたが、ざっくりと解説すると、S(ソフト)・M(ミディアム)・H(ハード)と、乗車人数や荷物の有無に合わせて1人乗り、2人乗り、1人乗り+荷物、オートをそれぞれ組み合わせることができ、これはアクセルを開けていない間なら走行中でも左スイッチボックスのボタンで変更できます。

まずはスタンダードな硬さミディアムの1人乗りモードで走ってみましたが、乗り心地はまずまず良好。

そこで設定をソフトに変更すると、さらに乗り心地が良くなり、荷重設定をオートモードにすればますますしなやかになって快適に!

ギャップ通過時に多少揺り返しはあるものの、突き上げを食らうのに比べれば快適性は雲泥の差!

自然で優しい乗車姿勢や車体自体のスタビリティーと相まって身構えずに走行できます。ここまで高速道路をストレスフリーで走れたのは初めてかも……?

また、サスペンション設定をハードに設定すれば高速道路でもダイレクト感のあるシャープな走りを楽しめます。

画像3: 快適装備の相乗効果が生み出す……

ただし、路面の影響は受けやすくなるので、高速で大きなギャップなどを超えると下っ腹から突き上げるような衝撃を諸に食らいます(笑)

さっきまであんなに優しかったサスペンションでこんなに変わるとは……。

でも、スズキのスポーツバイクはリアサスペンションがスポーツ性重視で固めにセッティングされているモデルが多いので、本来ならいつも通り。

高速道路での快適な走行性能は『GSX-S1000GX』の大きな武器だと感じました。

電子制御サスペンションによる疲労軽減も長距離航行において非常に魅力的でしたが『GSX-S1000GX』には長旅を助ける装備がまだまだあります!

画像4: 快適装備の相乗効果が生み出す……

まず大きな恩恵を受けたのが「クルーズコントロール」!

スロットルを操作しなくても車速を一定に保つことが出来るため、手首の疲労が少なく、上手に扱うことで精神的疲労も減らすことができました。

そしてツアラー定番の大型ウィンドスクリーン!

画像5: 快適装備の相乗効果が生み出す……

手で防風効果範囲を探ってみると、スタンダードセッティングでだいたい肩の上くらい(身長174cm)でした。

スクリーン位置は更に高く調整することもできるので、高身長の方でもある程度の走行風からはしっかり守ってくれるはず!

また、標準装備されたナックルガードも防風性能に一役買っていて、こちらは冬が近づくにつれて更に効果を発揮するでしょう!

画像6: 快適装備の相乗効果が生み出す……

……アクセサリーのグリップヒーターと合わせれば無双できるか……?

そして、今回この『GSX-S1000GX』でとても楽しみにしていたことがあり、それが「SUZUKI mySPIN」の搭載です!

これは前回『GSX-S1000GT』に試乗し青森までひた走った際に詳しくご紹介しましたが、スマートフォンと車両のインストルメントパネルを連動して、マップや連絡先、ミュージックなどの機能を使用できるようにするもの。

なかでもスマホを操作せずに音楽を変えられるのは長い高速道路の道のりで非常に便利!

いちいちマイリストを組んでおかなくても聴きたい音楽を流せるので、個人的にはとっても気に入っている装備です!

……前にも言ってた気がするけど、全車に搭載してくれないかなぁ、これ。

なんて冗談はさておき、こういった先進的なデバイスと安定した走行性能により、高級ツアラーらしく高速道路の移動をスムーズにクリアすることができました!

(下に続きます)

前編では電子制御サスペンションに対し「これいる?」なんてのたまっておきながら、その偉大さを感じることとなった高速道路での移動。

ただし!

やっぱり17インチのロードタイヤを装着し、「スポーツも行けます!」って顔をした『GSX-S1000GX』はワインディングを走ってみなきゃその真価を十分に理解できない……ハズ!

高速道路は楽々だったので、勢いのままワインディングロードに突撃です!

To be continued……

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