スポーティなスタイリングと軽快な走りが魅力の新型125ccスクーター『アヴェニス125』
スズキの新型原付二種スクーター『アヴェニス125』は2022年10月21日にすでに販売を開始していますが、ようやく実車にお目にかかることができました!
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……なんか、写真で見てたよりずっとカッコいいんだが⁉
一目見てかなりワクワクしてきました!
『 "The Urban Arrow" 「キビキビ」と走る軽快なスポーティスクーター』が開発コンセプトの『アヴェニス125』。
今回はこの新型スクーターの主な特徴や、実際に見て、触れてみたレポートをお届けします!
まず特筆すべきは、その印象的なスタイリング。
「Spirited chic」を開発コンセプトに、「風の視覚化」をイメージしてデザインされていて、エアロパーツのようなフロントカウルや、モトクロッサーのシュラウドを想起させるサイドパネルなど、随所にスポーツ志向のデザインが組み込まれています。
このフロントカウル、なんだかGSX250Rに通じるスポーティーさと同じものがあってテンション上がります!
また、スズキのスポーツバイクを彷彿とさせる縦2灯レイアウトのヘッドライトも特徴的で、テールランプも2灯レイアウトが採用され、存在感を放ちます。
クリアブラックのメーターバイザーもモトクロッサーのゼッケンプレートをイメージしているらしく、フロントビューが引き締まり、よりスポーティーさが際立ちます。
そんなメーターバイザーに守られたインストルメントパネルも、立体的に浮き上がって見えるデザインで個性を発揮。
フル液晶ディスプレイを採用し、必要な情報を見やすく表示。エコドライブインジケーターで、燃費の良い走行をしている時は一目で確認することができます。
そして、スポーティーなのは見た目だけではありません!
搭載されるのはスズキ自慢の高性能・低燃費「SEP(スズキ・エコ・パフォーマンス)」エンジン。
同時に登場した双子の兄弟「アドレス125」と共通のエンジンですが、従来の「アドレス125」のエンジンより低い回転数で最大トルク10.0Nmを発揮するため、発進から力強い加速が可能となっているとのこと。
また、エンジンが共通なため最高出力は8.7PSと新型『アドレス125』と同等ですが、ECUのセッティングを『アヴェニス125』専用とすることで、スポーツスクーターらしい加速性能を重視した味付けになっているようです。
これは是非乗り比べてみたい!
それにしても、年々厳しくなる排ガス規制をクリアした上で最高出力をスポイルせず、燃費性能も向上させてくるスズキの技術力に脱帽です……。
ちなみに、WMTCモード値での燃費は54.3km/Lで、新型『アドレス125』より若干、燃費が良い? だけど定地燃費は同じなので、基本的な燃費性能は同じとのこと。
新型『アドレス125』をベースとなるフレームは『アヴェニス125』のスタイルに合わせてシートレール部分の角度などが変更されています。
それによるシートの形状に合わせて、乗車姿勢は新型『アドレス125』に比べてやや前方よりでスポーティーに。
リアサスペンションの設定も『アヴェニス125』専用に見直され、加速のダイレクト感やコーナリング性能に拘ったセッティングになっているとのことです。
……というかコレ、新型『アドレス125』がベースって聞いてたけど、全然違うバイクじゃないか⁉
装備重量107kgと軽量で、足つきも良好。引き起こしてみると数値や見た目よりさらに軽く感じて、取り回しにも一切の不安はありません。センタースタンド、サイドスタンドを標準装備しているので普段使いにも便利そう!
正直、実車を拝見して私(石神)はリアルに購買意欲が高まっています。
というのも……私事ですが近々、神奈川から都内へ引っ越してバイク通勤しようと目論んでいるので、見た目がカッコよくて、燃費も良いスポーツスクーターにはかなり心を揺さぶられるのです……。
そしてなんといっても税込価格28万4900円と30万円切りの価格設定も魅力的!
無理やり捻り出せば、この価格なら何とか手が届くか……?
すみません、個人的な事情で脱線しました(汗)
なんにせよ、幅広い層に人気のコミューターとして大活躍する予感!
(下に続きます)
「avenue」と「street」という「道」を意味する単語を組み合わせ、ストリートユースでの高いポテンシャルがネームに込められた『アヴェニス125』。
次回はそんな新型スポーツスクーターの各部装備や足つき性、カラーバリエーションなどを紹介します!