実際「電子制御システム」ってどうやって開発されている?
ライダーの走行を陰ながらサポートしてくれている電子制御システムって「どんなふうに開発されているの?」と、ちょっと気になったことはありませんか?
インジェクションシステムやトラクションコントロールなど、近年のバイクはどんどんコンピューター管理化され、これまで以上に高性能で安全な乗り物へと進化し続けています。
その反面、バイクの開発現場は車体そのものの作り込みや操安性、安全性能などのテストはもちろん、様々な電子制御システムを搭載するためのシステム開発も日進月歩で行われています。
今回は「Suzuki Global」という海外版のスズキYoutubeチャンネルに「Electric Control Systems Testing」と題して、スズキの様々な電子制御システムを視覚的に分かりやすく解説してくれている動画があるのでご紹介したいと思います。
この映像では、新型「隼」や「Vストローム1050」などに搭載されている「S.I.R.S(Suzuki Intelligent Ride System)」の貴重な開発現場が収録されています。
開発中の隼を(巨大な)診断機やテスターに繋いで様々なデータをチェック。ここまでになると、さすがに専門分野すぎて何をどうチェックしているのやら、細かい部分までは分かりません(笑)
しかしながら、こうした地道なテストが繰り返し行われているからこそ、バイクに搭載されているコンピューターなどのシステムエラーなどが起きることなく、私たちライダーが安心して乗ることができる製品に仕上がっているのですね。
こちらは「スロットル・バイ・ワイヤ・システム」の開発&テスト映像でしょうか。アクセル操作を電気信号に変換してスロットルバルブを制御している、現代のバイクに欠かせない電子制御システムです。
ライダーのアクセル操作をECUに伝えるだけではなく、このシステムのおかげで、トラクションコントロールやパワーモードなどの切り替え、クルーズコントロールなどの便利でありがたい電子制御システムが搭載されています。
その他にもコーナリングABSやトラクションコントロールなどの開発&テスト風景の映像もチェックできます。
(下に続きます)
このような映像を見ると、改めて思いますけど、ライダーの安全を護る「電子制御システム」を製品化するには気の遠くなるようなテストが繰り返されているんですね。
いや〜、すごい……本当に頭が下がります。
この映像は約1分程度の短い映像にまとめられていますので、是非チェックしてみてくださいね!