チームスズキ CNチャレンジのライダーが正式発表
先の東京モーターサイクルショー2024にて突如発表された今年の鈴鹿8耐におけるスズキ参戦の報。
それはサステナブル燃料をはじめ、タイヤやオイルなどにサステナブルアイテムを採用し、実験的クラスとして設定される「エクスペリメンタルクラス」にGSX-R1000Rで参戦するというものでしたが……続報として参戦体制、ライダーが発表になりました。
……というか、これはけっこう『スズキの本気』を感じざるを得ません。
だってですよ?
現在、2024シーズンEWC(世界耐久選手権)の初戦となる『ル・マン24時間』で優勝した『ヨシムラ SERT Motul』の現役ライダーをこの「チームスズキ CNチャレンジ」に組み込んできたんです。
それがエティエンヌ・マッソン選手!
まさか本家とも言える『ヨシムラ SERT Motul』からライダーを出してくるとは……軽い衝撃です。
そして、残る2名のライダーは日本人選手!
その一人は……
濱原 颯道(はまはら そうどう)選手です。濱原選手も2017年に「SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM」で鈴鹿8耐に出場しています。2021年の全日本ロードレース選手権JSB1000では年間ランキング2位の実力者。
間違いなく国内トップライダーのひとりに数えられる人材でしょう。
そして!
3人目は生形 秀之(おがた ひでゆき)選手。自身のチームを率いて鈴鹿8耐への参戦も行ってきた歴戦のライダー。耐久レースは瞬間的な速さだけでなく、経験がものをいうことが多々あります。
そして、静岡出身のライダーでもあるのでスズキファンとしては応援したくなる!?
ちなみに2022年鈴鹿8耐では数あるワークスチームを押しのけ4位……表彰台目前でした。
そして何より、これらの発表がすべてスズキ株式会社として公式にリリースされている、ということです。
これまで「ワークス体制」といった言い方はされていませんし、参加するのは実験クラスだし、「スズキ社内で選抜したメンバーを中心に構成されたチーム体制で参戦」といった表現が用いられていますが、スズキとしてかなり本腰を入れている様子が強く伺えます。
(下に続きます)
なにはともあれ、スズキがレースの舞台で活躍する姿が見られるのはうれしいこと!
まさか優勝争いをすることは無いにしても(そっちはヨシムラ SERT MOTULの領分?)面白いことになってきそうな予感がします。
2024年の鈴鹿8耐、スズキファンのみなさまは『チームスズキ CNチャレンジ』の動向に注目していてくださいね!