榛名山で『GSX-S1000F』が本気出してきた?
【旅立ち~赤城山編】からの続きです!
【STAGE2】榛名山
右に左に超ツイスティ!
赤城を後にして、渋川伊香保方面から県道33号線で榛名山へ
峠区間の前にある「ヘアピンカーブ30個以上!」という注意書き看板に、なぜか心が躍るのが止められない(笑)
なるほど、この道……
『峠感』が強いっ!
右に左につづら折れ……かと思ったら右コーナーからさらに深い右コーナー、などなど先の予想できない。
ツイスティ。峠道らしい峠です。
うわぁ……ここ、楽しい!
舗装状態も悪くないのですが、いきなりギャップがあるのも峠らしさに拍車をかけます。
ヘアピンはR15やR25といったタイトな曲率も多数。
でも、それをクリアするのが、ものすごく満足感!
榛名で『GSX-S1000F』のエンジンが際立つ!
この峠ではエンジンの存在感が光りました!
序盤はタイトで手強い峠だな……と思っていたんですが、わたくし(キタオカ)は知らないうちに、無意識で1速ローギアを使って走っていたんです。
最高出力148馬力のエンジンなのに、パワーの溢れる1速でギクシャクせずに走れるなんて……
扱いやすさに驚くしかない。これは真剣な話、驚異的です。
そして榛名山は峠区間を終えると『そこだけ北海道』みたいなロングストレートが待っています。
これは、榛名山のご褒美区間ですね。
今回はすぐ後ろから濃霧が追いかけてきたから逃げたけど(笑)
走る峠としては、赤城よりも榛名のほうが個人的にはおすすめ。
最高に集中できるエキサイティングな時間を楽しめます。
まだ序盤ですが、既にこの充実感をくれたGSX-S1000Fに感謝の気持ちが芽生えてきました。
うーん……なかなかいいバイクだぞGSX-S1000Fって!
いいバイクの基準ってのは人それぞれですけどね、今回みたいなワインディングツアーには本当に最高の適正がある思います。
あと気持ち的に、峠区間の『ON』とツーリング区間の『OFF』を切替えしやすい。
これはアップハンドルだけど、エンジンはスーパースポーツ譲りの『GSX-S1000F』っていうバイクの特徴のひとつかもしれません!
【榛名湖/Google Map】
榛名山では来た道を戻らずに、そのまま県道33号線を南に下りていきます。
次なる獲物は奇岩そびえたつ妙義にチャレンジ!
(下に続きます)
【関連記事】GSX-S1000Fもランクイン!
荒れた峠でも『GSX-S1000F』は大丈夫?
STAGE3:妙義山
ワイルドすぎっ! 道も景観も荒々しい!?
妙義山はまず、アルファルトが荒れ気味……というより道路自体が古い印象です。
かなり野性味に溢れたムードが漂っています。
でもギャップなどは先の榛名山より少ないので、見た目よりは走りやすい峠でした。
ただし……罠があります。
ところどころ盛大に山汁(山から水が染み出しているやつのこと)が出現。
突然に行く手を阻むんです。
軽く川みたいになってる部分もあり、いきなり出くわすので肝が冷えます。
道路の設計が古いせいか、水はけが悪いのかもしれません。
そして、場所によってはコケが……
山汁トラップと合わせて、ある意味、赤城山の波状減速帯よりも緊張感があります。
こういう時はトラクションコントロール標準装備っていう安心感が心強いですね。
もちろん無茶は禁物ですが、電子制御に護られているという安心感でリラックスしてライディングできました。
それにしても、峠を上がるたびに濃霧が追いかけてきます……でも、なんとか妙義の奇岩群を拝むことにも成功。
3つめの峠も無事にクリアです。
しかし、ここでスマホの雨雲レーダーが雨雲の接近を知らせてきました。
おいおい……次は強敵の予定だぞ? 雨の峠は勘弁してくれよ……
妙義の下りは同じ道を戻ります。
妙義山は道の駅『みょうぎ』から中之岳神社までの県道196号線をピストンしました。
【妙義山 中之岳/Google Map】
あと、妙義にはライダーの天敵タテ溝の区間もありますからご注意を!
これ、バイクだとすごい嫌ですよね(笑)
でもGSX-S1000Fはまるで乱れませんでした。不思議なほどにハンドルをとられない安定感があるんです。
この操縦安定性は素晴らしいですね。
ちょっと腹ごしらえ……
そして群馬ワインディング天国を走るなら、やっぱりコレ!
横川/おぎのやの釜飯ですよ。
男性にとってはボリュームも控えめなので、食べても眠くなりにくい。
峠アスリートにはおすすめのチカラめしです。
国道18号線沿いのドライブインでもいいですけど、風情を味わうなら横川駅の駅前の本店がおすすめ。
うまいんだコレが!