スズキのバイクのカウルには『謎の穴』が空いている
スズキのバイクの樹脂パーツやカウルの『ネジ付近』に、たまに穴があいていることってご存じですか?
ただし、すべてのネジ付近じゃないんですよ。ところどころ、です。
例えば人気のVストローム250にもあります。
上の写真をズームして……
Vストロームのロゴの『V』の字の上あたりにネジがありますよね?
これをさらにズームで拡大すると!
ほら、 ネジの部分に穴が開いているんです。
この穴って何なんでしょう?
しかも不思議なんですけどね……
スズキの『S』マークがある黒い樹脂パーツ。いわゆるシュラウド部分のネジ穴のところにもあります。
V-Stromのロゴで言うと『t』の文字の下あたりのネジですが
こうなってます。
やっぱり穴があいてる。
ちなみに、これは車体右側/マフラー側なんですが、車体左側の同じ部分を見てみると……
左側には穴がありません。
これはVストローム250だけの話じゃないんです。
GSX-S1000FやGSX-R1000R、Vストローム1050などにも
他にも例えば……
GSX-S1000Fだとこちらです。
どこだかわかります?
Vストローム250とすこし穴の形状が違いますけど、やっぱりネジの部分に穴が開いてる。
ちなみにこの写真は車体左側(マフラーが無い側)なので、マフラーの存在は穴の有無には関係ありません。
上の写真の車体右側の同じ場所にあるネジのところにも開いてます。
かといって。すべてのネジのところに穴が開いているわけではないんですよ。
あとは、ほら?
最新モデルのV-Strom1050にも!
スーパースポーツGSX-R1000Rにもあります。
基本的にはカウル付きのバイクに多く見られる穴であることは間違いありません。
GSX-R1000Rの場合はタンクのカバーのところですね。
こうやってスズキ車のカウルには、ちょいちょい『謎の穴』を見つけることができます。
それではここで問題!
カウルにある『謎の穴』は何のためにある?
正解できました?
この穴は『駐車時にネジ部分に水などが溜まらないための水抜き穴』です。
同じ部分でも車体の左右で『穴がある/無し』があるのはサイドスタンドが理由。
サイドスタンドを掛けた状態で駐車している際に、ネジ部分に水が溜まってしまうと予測できる箇所には『水抜き用』として穴が開けられています。
スズキのサービスの人曰く
『仮にステンレスのボルトでも、水に浸りっぱなしというのは状態として好ましくはありません』
とのこと。
そうですよね。ネジが錆びると破損の危険もあるし、バイク自体も傷んで見えますから。
さすがスズキ……
こういう『ユーザーへの思いやり』はやっぱり一流です!