レッツの足つき性とライディングポジションは?
シート高が695mmと抑えられている上、フロアボードのサイドがカットされているので、小柄な方でも足つき性は良好かと思われます。
身長175cmの私(石神)は問題ありませんが、私以上に大柄な方は少し足元が窮屈に感じることがあるかもしれません。そんな時は、シートの後ろよりに座ると窮屈感を軽減できます。
基本的にはゆったりとしたライディングポジションなので短距離の移動における疲れはありません。
スズキ『レッツ』で実際に走ってみた燃費は?
スズキ『レッツ』で200キロほど走ってみて計測した実測燃費は56.95km/L。
スズキが公式に発表しているWMTCモード値が52.8km/Lなので、計測した際にはスペックを上回る結果となりました。
レッツの燃料タンクは航続距離を稼ぐため大きく設計されていて、その容量4.8L。実測燃費をもとに計算すると航続距離は273.36km。
自宅から駅まで往復10キロ程度であれば毎日乗っても一か月くらいは給油する必要がなく、かなり経済的なバイクと思われます。
スズキ『レッツ』の装備/ディテールを解説!
最高出力3.7PSを発揮する空冷SOHC2バルブ単気筒のSEP(スズキ・エコ・パフォーマンス)エンジンは、燃焼効率を上げフリクションロスを減らすことで、パワーを失わずに低燃費を実現しています。
フロントサスペンションはスプリングとグリスが封入された倒立のバネ式サスペンションを採用。単純な機構ですが、見た目以上にしっかりとした安定感を感じることができ、普段使いでは必要十分な性能を発揮します。
前後ドラムブレーキを採用し、タイヤも前後10インチの小径ホイールを装着。
メッキリングで装飾された丸目ヘッドライトを採用。前モデルではフロント下部だったウィンカーをヘッドライトの両脇に配置することで、大型の前カゴを装着できるようになっています。
インストルメントパネルはアナログ式でシンプル。必要最低限の情報だけが表示され、見やすさにこだわっています。エンジンをかけるとパネル裏のバックライトが点灯します。
大きな間口を持つフロントインナーボックスの収納性は抜群。
左側には1Lのペットボトルをすっぽり収めることができます。中央には便利なコンビニフックが用意され、キーシリンダーは盗難防止のシャッター付き。
フロアボードの両端がカットされ、小柄な方でも足がつきやすいよう配慮がなされています。
シート高は695mmと非常に低く設定され、女性から小柄な方まで足つき性は抜群。シートも肉厚で長時間の走行でも快適です。
シート下スペースはフルフェイスヘルメットが横向きに収納できる大容量を確保。給油口もシート下にあり、給油の際にキーをいちいち差し替える必要がありません。
リアキャリアを標準装備し、他の収納部分と合わせても積載量は十分ですが、トップケースなどを取り付ければさらに利便性が上がりそうです。
リアの灯火類はカウルに埋め込まれたスマートなデザインを採用。視認性も良好で、夜間でも後続に自身の存在をしっかり伝えます。