シンプルなデザインとお得な価格が魅力のスズキの50ccスクーター「レッツ」。今回は通勤で使用してみて感じた走行時の使用感をお伝えします。

最近、日常の『アシ』が欲しくなってきた

はじめましての方ははじめまして、お久しぶりの方はお久しぶりです。 スズキのバイク!の石神です!

まだまだバイクのインプレは修行中なので今回も『そういえばこんな若造いたな』という感じで、気楽に読んでいただければ幸いです。

というワケで久しぶりに乗るのはスズキの50ccスクーター「レッツ」です。

画像: SUZUKI Let's 総排気量:49cc エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒 シート高:695mm 車両重量:70kg 税込価格:17万1600円

SUZUKI Let's
総排気量:49cc
エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
シート高:695mm
車両重量:70kg

税込価格:17万1600円

新車価格17万1600円というお買い得さも魅力的なレッツですが、今回は実際に通勤で利用してみて感じた使用感をお伝えします。

50ccスクーターでの通勤……距離には限度がある

画像1: 50ccスクーターでの通勤……距離には限度がある

東京の新橋にある編集部から自宅にある鎌倉までは片道約50キロ。

それでは元気に『通勤インプレ』やってまいりましょう!

画像2: 50ccスクーターでの通勤……距離には限度がある

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画像3: 50ccスクーターでの通勤……距離には限度がある

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画像4: 50ccスクーターでの通勤……距離には限度がある

って無理だっつの!!!

自宅に着いたのは2時間半後。出たときはまだ明るかった空も真っ暗になり、すでに軽くツーリングした気分。

流石に片道50kmは、50ccスクーターで通勤する距離じゃなかったか……。

画像5: 50ccスクーターでの通勤……距離には限度がある

どんなものであれバイクは大好きなので、長距離・長時間を走るのは問題ないのですが『通勤』となると話は別。移動するだけで体力・時間を持っていかれていては本末転倒です。さすがに50ccのスクーターで片道約50kmの距離を通勤するのは無理があるとわかりました。

どうやら50ccスクーターの使いかたを根本的に間違えていたようです……。

気を取り直して『レッツ』と向き合ってみる

画像1: 気を取り直して『レッツ』と向き合ってみる

早速、出鼻をくじかれましたが、気を取り直してレッツに向き合っていきます!

流石に50キロを毎日往復するのは心身にもバイクにもよろしくなさそうなので、自宅から最寄り駅の間で仕切り直し。

センタースタンドを上げて、初めに感じるのはその圧倒的軽さです。

画像2: 気を取り直して『レッツ』と向き合ってみる

装備重量70キロと、74キロの「アドレスV50」より軽く、クラストップの軽さを誇ります。

おかげで、バイクを降りた状態での押し引きは楽々。センタースタンドをかける際も軽く体重を乗せれば車体が持ち上がるので、スタンドの上げ下げに煩わしさはありません。

また、シート高が695mmと低く抑えられているので足つきに不安は一切ありません。シート高の低さだけでなく、フロアボードがカットされていて、小柄な女性でも足が着きやすいよう配慮がされているのもポイントです。

画像3: 気を取り直して『レッツ』と向き合ってみる

そして、走り出してもカーブや交差点ごとに軽さを実感できます。私(石神)は普段から原付バイクで駅まで通勤しているんですが、自分の愛車よりもずっと軽快な乗り味。

、腰でのちょっとした体重移動でクルクル曲がるので、特に小さな曲がり角の多い住宅街でその恩恵を大きく受けることができました。

画像4: 気を取り直して『レッツ』と向き合ってみる

時速30キロで走ることがルールの50ccスクーターは街中で車に追い抜かれる場面も多いわけですが、大きなトラックなどに追い抜かれると、風圧で若干車体が揺れる場面がありました。

しかし、転倒しそうになるほど不安定なんてことではないので、少し頭の片隅に留め置いてもらうといいかと思います。

エンジンの最高出力は3.7PSと、時速30キロで走るぶんには十分以上のパワフルさです。

画像5: 気を取り直して『レッツ』と向き合ってみる

搭載するSEP(スズキ・エコ・パフォーマンス)エンジンは極限まで燃焼効率を上げ、フリクションロスを減らして低燃費を実現したエンジンなので、実用面で見れば完璧に通勤・街乗りに必要な条件を十分にクリアしているように感じます。

ちなみにこのフロントサスペンション。倒立なのですが、中にはスプリングとグリスが封入されているだけのバネ式サスペンションだそう。

画像6: 気を取り直して『レッツ』と向き合ってみる

非常にシンプルな構造ですが、乗ってしまうと案外気になることはなく、予想以上にちゃんと路面を捉えてくれる印象。乗り心地はリアショックと肉厚なシートのおかげもあって、通勤路では快適そのものでした。

街中で乗るような場面において難しいことを考えることは一切ないので、不安も不満もありません。

画像7: 気を取り直して『レッツ』と向き合ってみる

ブレーキは前後ドラム式ブレーキで、ABSやコンビブレーキなどはありませんが、時速30キロで走っている分には制動力も十分。気を遣うほど急に効きすぎるなんてこともなく、安心して扱えるブレーキだと思いました。

移動手段として走りは良好! でも125ccに比べてメリットってあるの?

画像1: 移動手段として走りは良好! でも125ccに比べてメリットってあるの?

1週間ほど通勤・街乗りに使用してみた際の感想としては、価格に対してお値段以上の価値があるな、というもの。

というか正直に申しますと、最初はリーズナブルな価格なこともあり、性能に対して懐疑心を持ってしまっていました。ですが、軽くて機動力があり、十分なパワーを備えたレッツは想像以上に私の生活にすぐに馴染みました。

画像2: 移動手段として走りは良好! でも125ccに比べてメリットってあるの?

私の場合、自宅から駅までの間に、レッツの走りの性能で困るようなような道は一切ないので通勤は十分。

また駅周辺というのは50ccは停められても、125ccなど排気量が大きいバイクが停められる駐輪場が少ないので、正直50ccの方が重宝します。

そういった自身の身の回りの環境と照らし合わせたとき、手軽に免許を取得できる(あるいは自動車免許に付帯している)原付一種は便利かつ経済的だと思えます。

今回は主に走ってみた感想をお伝えしましたが、ぶっちゃけた話、50ccの原付スクーターで重要なのって便利装備や燃費も! ですよね?

レッツはスズキがとことん利便性にこだわったモデル。

次回は普段使いで感じた利便性の高い装備や実測燃費を紹介したいと思います。

原付スクーターって燃費が良いと聞くけれど実際のところは……?

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