なんにでも使えてどこにでも一緒に行ける『ジクサーSF250』
![画像1: なんにでも使えてどこにでも一緒に行ける『ジクサーSF250』](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2023/09/01/cd18c0df380e08686daee92bfc54eda1e19e520c.jpg)
今回ツーリングに出かけてみましたが、ジクサーSF250に対する根本的なイメージは1年半前から変わりませんでした。
「毎日乗れてたくさん遊べるオールマイティーな相棒」
これが私(石神)のジクサーSF250に対する以前から変わらない印象です。
![画像2: なんにでも使えてどこにでも一緒に行ける『ジクサーSF250』](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2023/09/01/efc557652be007f650df38f043a2f008261d085f.jpg)
一年半前の自分と今の自分はバイクに対して全く違う感性を持った人間になってしまっていて、言うなれば全く別のライダー。
しかし、そんな過去の自分と今の自分という異なるライダーが、ジクサーSF250の同じポイントに魅力を感じることができる。
そのポイントが前述した“オールマイティーなキャラクター”で、これこそが『ジクサーSF250』が親しまれる理由なのかもしれません。
今回のツーリングを通して、その考えは一層深まったように感じます。
![画像3: なんにでも使えてどこにでも一緒に行ける『ジクサーSF250』](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2023/09/01/945e3374c1731325f6ddd2315c47496f9cdecb6d.jpg)
まず、軽量な車体や俊敏なフットワークを活かした街乗りでの運用。
意外にバイクって250ccを超えると休日に遊ぶもの、って感じがしますが、ジクサーSF250は通勤や通学でも十分活用でき、毎日乗れる親しみやすさを持っています。
![画像4: なんにでも使えてどこにでも一緒に行ける『ジクサーSF250』](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2023/09/01/861fd4cf5891cfbef11b7e012a74387ef78cbc4b.jpg)
加えて今回のように、ちょっとリフレッシュしに行きたい! と思ったときすぐに乗って出かけようと思えるのもジクサーSF250の大きな強み。
比較的スポーティーな走りを得意とするジクサーSF250ですが、足つきの良さやライディングポジションの自由さによりロングツーリングも十分に楽しめます。
![画像5: なんにでも使えてどこにでも一緒に行ける『ジクサーSF250』](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2023/09/01/1457c015d4e4610ab995ca5fa91e5868bcefdcaf.jpg)
中でも個人的にジクサーSF250が今回のツーリングで輝いていたポイントは、道幅の細い舗装林道のようなクネクネ道。大きくて重いバイクでは入り込みたくない道です。
しかし、ジクサーSF250は半ばネイキッドバイクに近いライディングポジションでリーンアウトなども駆使して軽快に駆け抜けることができます。
![画像6: なんにでも使えてどこにでも一緒に行ける『ジクサーSF250』](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2023/09/01/be8001c4d3e45f164d8f50c9573cf4edff3fd27b.jpg)
個人的にこういった道が大好物なので、木漏れ日の中を気持ちよく走ることができたのはとても嬉しかったポイント。これもジクサーSF250のおかげです!
だったらネイキッドのジクサー250でもいいのでは? と思うかもしれませんが、やっぱり私はフルカウルでセパレートハンドルの『ジクサーSF250』が好きなんです!
![画像7: なんにでも使えてどこにでも一緒に行ける『ジクサーSF250』](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2023/09/01/ef638b6f503bb4653e8ff01d7ace0c6cae4ce4ab.jpg)
何なら一番大事と言っても過言ではないポイントです!
そして忘れちゃいけないのが燃費について。
![画像8: なんにでも使えてどこにでも一緒に行ける『ジクサーSF250』](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2023/09/01/e7cf59221567065b7ae4d866e12e7a66a9d6be4a.jpg)
スズキのラインナップには『ジクサー150』という燃費王が君臨しているので、その陰に隠れがちですが、ジクサーSF250も燃費が良いのが特徴です。
今回のツーリングでの満タン方式による燃費の内訳がこちら。
走行距離 | 給油量 | 実測燃費 | |
A区間 | 273.8km | 7.75L | 35.33km/L |
B区間 | 302.6km | 7.29L | 41.51km/L |
A区間はワインディングを走ったので少し燃費が落ちてしまいましたが、それでも公表されているWMTCモード値と同等以上の結果が出ました。
B区間に関してはリッター40km/Lオーバー!
B区間の実測燃費に基づけば燃料タンク容量12LのジクサーSF250は498.12kmと約500kmの航続距離があることになります!
昨今ガソリン代が高騰している中でお財布に優しい点もジクサーSF250の魅力です。
![画像9: なんにでも使えてどこにでも一緒に行ける『ジクサーSF250』](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2023/09/01/ea9329cebfa9cc1c3c20106d32933b008fe4aeaa.jpg)
そして最後に、やはりジクサーSF250は「価格をはるかに上回るすごいバイク」だと思います!
オフロードなど構造的に無茶なことを除けば、ジクサーSF250はバイクでできる遊びを大方楽しめるでしょう。
乗れば乗るほどバイクの面白さに惹かれるハズです!
少しはスキルアップした(と信じている)とはいえ、これだけ色々遊べて新車価格51万4800円って結構嘘みたいです(笑)
……以前も書いた通り、私にとっては十分高価なバイクなんですけど!
![画像10: なんにでも使えてどこにでも一緒に行ける『ジクサーSF250』](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2023/09/01/da551ccac65c9432414725ec16428ac5238c8f8e.jpg)
それにしても以前は一番身の丈に合ったバイクだと思っていたジクサーSF250が、自分の成長を教えてくれるバイクになるとは……。
まぁ、大きくてパワフルなモンスターバイクより、ライトウェイトで気軽に楽しめるジクサーSF250の方が今でも自分の性に合ってるとは思いますけどね!
(下に続きます)
気が付けば日が暮れるまでジクサーSF250で走り回ってしまいました。
走った距離は日帰りツーリングにも関わらず500kmを超えていましたが、軽くてライディングポジションのストレスが少ないジクサーSF250のおかげで疲労も心地いい程度のもの。
これで帰ってシャワー浴びてビールでも飲んだら完璧な一日なのでは⁉
![画像11: なんにでも使えてどこにでも一緒に行ける『ジクサーSF250』](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2023/09/01/93597ceb36a5fbc6ddc000f5f1405c272f4bbcdb.jpg)
うーん、でも何か忘れているような……。
……あ、仕事放り出して出てきたんだったぁぁぁ!
でも、ジクサーSF250が仕事のことを忘れさせるくらい夢中になれるバイクってことはハッキリしましたね!
やっぱり個人的にスズキのラインナップの中でダントツで推せるバイクに間違いありません!
【文:石神邦比古(モーターマガジン社)】