スズキのミドルネイキッドモデル『SV650X』の試乗開始! 双子モデル『SV650』に試乗した際には良すぎるほどに期待を裏切られましたが、今回はどうなる⁉

久しぶり。セパハン

画像1: 久しぶり。セパハン

待ちにまった『SV650X』試乗の時が来た!

時が過ぎるのは早いもので、ついこの間だと思っていた双子モデル『SV650』の試乗は既に半年以上前のこと。

それでも『SV650』のインパクトは私の中で非常に大きく、鮮明にその感覚を覚えています。それはもう「個人的スズキのバイクランキングbest3」に入れてしまうほどに。

なにって、『SV650』には良すぎる意味で期待を裏切られましたからね。

はじめは大型バイクのエントリーユーザー向けのフレンドリーなバイクだと思っていたんです。いや、フレンドリーという点では全然間違っていなかったんですが、予想以上にスポーティー過ぎた。

まさかあそこまで充実した走りを楽しめるとは夢にも思っていませんでした。

すると俄然、双子モデル『SV650X』への期待も爆上がりするというもの。

画像2: 久しぶり。セパハン

わざわざモデルが分かれているだけあって、『SV650X』にはスポーティーなセパレートハンドルが標準装備され、外見もネオレトロなカフェスタイルに変わっています。

ということで早速ライディングポジションからチェックしていきましょう!

……おそらく『SV650』との差別化で一番気になるところでしょう。

画像3: 久しぶり。セパハン

こちらが身長174センチの私が跨った様子。

シート高は790mmで、『SV650』のシート高より5mm高いですが、Vツインエンジンを採用した車体はスリムで足がストンと落ちるので、誤差の範囲といったところでしょうか。

で、問題はライディングポジション。

想像していたよりだいぶハードです(笑)

ハンドルまでの距離が少し長いのか、スーパースポーツのセパレートハンドルのように抱きかかえるように背中を丸めるというより、腰から前傾して腕に体重が乗る感じ。

分かりやすいようにSV650と重ねてみるとこれくらい違います。

画像4: 久しぶり。セパハン

明らかに『SV650』に比べてライディングポジションはきつくなりましたが、その分しっかり荷重がフロント寄りになっているのが分かるし、やはりセパハンはテンションが上がります!

やっぱスポーツバイクはコレよ、コレ!

多少の辛さはあるかもしれませんが、それは走ってみないと何とも言えないのでとりあえずエンジンスタート。

『SV650』に試乗した時から感じていましたが、同系エンジンを搭載した『Vストローム650』を含め走り出しの馴染み方がスゴイ!

低回転からトルクフルで「ローRPMアシスト」も手伝い、滑らかに発進していきます。

画像5: 久しぶり。セパハン

約5000回転くらいからパワフルさが一段と増していくエンジンですが、個人的に目を見張ったのがアイドリングから5000回転の間、2000~3000回転での粘り強さとパワーのスムーズさ。

エンジン形式や排気量は違いますが同じく2気筒の『GSX-8S』も『SV650』シリーズと同じ回転数で最大トルク、最大出力を発生しますが、『SV650』シリーズの方が極低回転では手に馴染みます。

……『GSX-8S』に搭載される並列2気筒エンジンは……良くも悪くもパワフルすぎて(汗)

画像6: 久しぶり。セパハン

ピックアップが鋭いのはスポーティーで好ましいですが、扱い易さではこちらに軍配が上がるかもしれません。個人的にですけどね。

極低回転域から5000~6000回転くらいまでの範囲で粘りがあり、力強いエンジンはどのギア、速度でもしっかり加速でき、街中では特段シフトチェンジや回転域に気を遣うことなく乗ることが出来ました。

でも、この辺りは『SV650』と似たような感じ。

画像7: 久しぶり。セパハン

大きく変わったのはハンドリングです。

アップライトなバーハンドルから、セパレートハンドルへ大きく下がっているライディングポジションが操作感に如実に影響しました。

無印の『SV650』はネイキッドモデルとしてはマイルドなハンドリングに感じましたが、ハンドル位置以外はあまり変化がないので根本的には似たような印象。

画像8: 久しぶり。セパハン

ただ、そのハンドル位置の違いにより、同じようにリーンウィズで曲がろうとしてもアップハンドルを採用した『SV650』に対し、頭が斜め前方に落ちていく感覚が強いです。

『SV650』みたいに身体の下でバイクだけ寝かせてリーンアウトで曲がろうって発想も持ちづらいし。

それでも、慣れてしまえば「これぞセパハン!」って感じがして、またテンション上がります!

画像9: 久しぶり。セパハン

で、そのセパハンによるライディングポジションの弊害ですが、ストップ&ゴーが多く身体を楽にできる機会の多い街中ではあまり苦痛は感じず、快適とまでは言わないものの常用できる許容範囲にしっかり納まっていました。

エンジンの扱いやすさや足つき性も踏まえ、街乗りや普段使いでも十分頼りになりそうです!

(下に続きます)

ただ……明らかにフロント荷重寄りなのに、フロントからの情報量が少ないような……。

と思ったけど、1月中旬の朝の気温は3℃かそこら。新しめのタイヤもアスファルトの路面もカッチカチです。

これならフロントからの情報の頼りなさも納得。逆に、しっかり「アブナイ」という情報をキャッチできているようで安心しました。

でも郊外に出る頃には気温、路面温度ともに上がっていてくれると嬉しいんだけど……。

To be continued……

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