スズキのミドルロードアドベンチャーバイク『Vストローム800』を解説します!
SUZUKI V-STROM800(2023)
次世代のスポーツバイクに向けて開発された新型775ccパラレルツインエンジンを搭載したニューモデル『GSX-8S』、『Vストローム800DE』。
その登場から半年ほど遅れて登場したニューカマ―が『Vストローム800』です。
車体やスタイリングのベースは先んじて登場した『Vストローム800DE』をベースとしていますが、本格的なオフロード走行を想定した『Vストローム800DE』に対し、『Vストローム800』は舗装路をメインにした長距離ツーリングを想定するオンロードモデル。
オンロードでの運動性能を重視した『Vストローム800』はフロント19インチ、リア17インチのホイールを装着し、タイヤもダンロップ製の専用設計のオンロードラジアルタイヤD614に換装。
フロントフォークにはオンロード走行に最適な追従性を追い求めたショーワ製SFF-BP倒立フォークが採用されています。
上記で紹介したオンロードに適した足まわりと、ロードスポーツモデル『GSX-8S / 8R』でもパワフルなスポーツ性能を発揮する新型エンジンにより、ワインディングロードにおいても軽快なスポーツライディングを楽しむことが出来ます。
双方向クイックシフターやSDMS(スズキ・ドライブモード・セレクター)などの電子装備も充実し、市街地から高速道路まで快適な扱いやすさを実現。
『Vストローム800DE』ではオプションとして用意されているロングスクリーンを標準で装備するため、高速道路を使用したロングツーリングや雨天走行時の高い快適性も魅力です。
ベースは『Vストローム800DE』なため、スタンディングでのライディングもしやすく、凹凸の目立つ道路やフラットダート、キャンプ場などのアウトドアシーンでも頼もしい1台となるでしょう。
スズキ『Vストローム800』主なスペックと価格
全長×全幅×全高 | 2255×905×1355mm |
ホイールベース | 1515mm |
最低地上高 | 185mm |
シート高 | 825mm |
車両重量 | 223kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 775cc |
ボア×ストローク | 84.0×70.0mm |
圧縮比 | 12.8 |
最高出力 | 60kW(82PS)/8500rpm |
最大トルク | 76N・m(7.7kgf・m)/6800rpm |
燃料タンク容量 | 20L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 26° |
トレール量 | 124mm |
タイヤサイズ(前・後) | 110/80R19・150/70R17 |
ブレーキ形式(前・後) | 油圧式ダブルディスク・油圧式シングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 123万2000円(消費税10%込) |
Vストローム800(2023)のカラーバリエーションは?
2023年10月に新登場した『Vストローム800』は3色のカラーをラインナップしています。
チャンピオンイエローの印象が強いVストロームシリーズですが、『Vストローム800』のカラーラインナップは寒色系の3色をラインナップ。
深い色合いながらも宝石のような煌びやかさを演出するパールビガーブルーもクールですが、都会・郊外問わずマッチする現代的なマットスティールグレーメタリックも魅力。
力強く引き締まった印象が好みなら定番のグラススパークルブラックがおすすめです。