高速道路でのゆとりは『Vストローム250』を上回る?
2024モデルとしてLEDヘッドライトが新採用となったGSX250Rは、私(北岡)として待望でした。そこには「子の成長を見守る親の心境」に近いものすら感じています。
その理由、よろしければ前回の【回顧 編】をお読みください。本当にうれしいことだったので!
そして、立派になったGSX250Rを目の前にした私のテンションは爆上がりです。
気持ちの赴くままにワインディングへ。前回、ちょっと不完全燃焼に終わったGSX250Rの走りを、今回こそは楽しみ尽くしてやるぜ!
ということで高速道路へ飛び乗った訳なのですが……
なんだか高速道路のクルージング感がすごく良い。GSX250Rってこんなに高速道路で余裕あったっけ? と思うほどでした。
ちなみに、ちょっと前に『Vストローム250』に乗った時、私は「Vスト250は従来型より高速道路でさらに疲れなくなった」とお伝えしました。ただ“エンジンのゆとり”だけで言うと、GSX250RはVストローム250以上かもしれない、と感じています。
主な理由は最終減速比でしょう。GSX250RのほうがVストローム250よりもファイナルギアが高速型に設定されているので、高速域では伸びやかに走る。そこに進化したエンジンの力強さが加わると……
なんというか、従来型と同じ感覚で時速100kmクルージングをしようとした際に「知らないうちに時速105~110kmくらいになっちゃってる」イメージです。
で、そのまま時速100kmまで抑えると、当然ながらエンジンには余裕が生まれる訳で……
もちろん高速道路でのウインドプロテクション性能やライディングポジションの快適さはアドベンチャースタイルのVストローム250のほうが上回っているんだけど、この「ゆとり感」はなかなかに侮れないレベル。
Vストローム250よりも重量が10kg軽いというアドバンテージを、エンジンがさらに活かしている。そんなフィーリングのクルージング感だと感じています。
GSX250Rはもともとツーリング適正の高いバイクでした。だけど2023年モデル以降はVストローム250同様、さらにツーリングが快適に楽しめるようになったことは間違いありません。
これ、本当に良いエンジンになったよナァ……
しかも、前回の【回顧編】からお伝えしているとおり2024モデルは!
こちらのイケメンLEDフェイスですからっ!
ぶっちゃけ今、GSX250Rがイイなぁ~って思っている人は真面目に『買い時』だと思います。たぶん、ここまで来たら(今後の排ガス規制対応以外は)しばらく大きな変更もないだろうし。
GSX250Rで待望の『ちゃんとしたワインディング』へ!
そうして快適な高速道路クルージングをざっくり100kmほど。
従来型よりもエンジン的に余裕が生まれたGSX250Rは、この程度の距離ではまったくライダーを疲れさせることもありませんでした。前回も言ったけど、立派になったなぁ……GSX250R。
そして!
やってきましたワインディング!!!
昨年に乗った時は『GSX250Rはガツガツ走るバイクじゃないからネ!』という私の個人的な思い込みから近場の狭い峠を走ったのですが、その時は新エンジンの楽しさを読み違えたうえにゲリラ豪雨で中断という有様。なのである意味、今回が本番です!
いっけぇぇぇぇーッ! 俺のGSX250R!(←借り物)
前回よりも走行ペースが速いワインディングでのGSX250Rの実力やいかに!?
(下に続きます)
GSX250Rは2023モデルでエンジンが進化したけど、その本質は変わっていません。ただ、従来型に対して『純粋にスポーティさが上乗せされた』というだけ。それは前回の体験で分かっています。
なので今回の焦点は「どれくらいスポーティな走りを楽しめるようになったのか」ということなのですが……
我慢できないので、先にちょっと言っちゃうとね?
楽しさが爆発するのは『アクセルを開けた瞬間から』だったんですーッ!