GSX-S1000GTの実力を発揮させるために『東京⇔宮城』の日帰りツーリングにチャレンジ! と言いたいところなんだけど……

日の出に東京を出発→タイムゲートは『正午』まで!

バイクが良すぎるせいで中途半端なことでは本質が伝えられない……私(北岡)は編集者としてスズキの大型バイク『GSX-S1000GT』に対してそんなジレンマを抱えていました。

年齢・運転スキル・それぞれの趣味嗜好。それらを全部飛び越えて「どんなタイプのライダーが乗っても楽しい!」と思えてしまうスーパープレイヤー。それだけに扱いが難しい……という苦悩は【前編】にてお伝えした通りです。

しかし、4月からスズキさんがGSX-S1000GTとGSX-S1000GXのお得キャンペーンを発動したとにより『このままではいけない!』と一念発起。

無い頭を振り絞って考えていたところ「日帰りで東京から宮城まで“生マグロ”で朝ごはん」というプランを思いつきました。

思い立ったら吉日。さっそく実践だ!

画像1: 日の出に東京を出発→タイムゲートは『正午』まで!

出発は東京駅が起点。今回のターゲット「生マグロ」を狙うのは仙台市のお隣、宮城県塩釜市にある塩釜港です。

知らなかったんだけど、ここって冷凍じゃない生マグロの水揚げ量では全国有数っていうかトップクラスらしい……生マグロって言ったら「青森の大間」と「和歌山の勝浦」だと信じていたのに、まさかこんな穴場があるとは。

画像2: 日の出に東京を出発→タイムゲートは『正午』まで!

出発は日の出時刻の早朝5時30分。目指すは「塩釜水産物仲卸市場」です。

なんでもその市場には自分だけのオリジナル丼を作れる「MY海鮮丼コーナー」があるという話なのですが……営業時間は正午まで。東京から片道360km……まあでも、6時間もあれば十分よね?

さて、朝飯がてら宮城まで行ってくるか! GSX-S1000GTなら余裕でしょ!?

画像3: 日の出に東京を出発→タイムゲートは『正午』まで!

でね、もう最初に言っておきますけど目的地までの360kmは文字通りの『朝飯前』でした。

ただ、それだけじゃなかったんです……おそるべし塩釜、そして仙台エリア。これより日帰りツーリングとしては「過去最高の完成度」だと感じた1日の様子をお伝えさせて頂きます。

GSX-S1000GTが『ツーリングスプリンター』すぎる……

前日、十分に睡眠を摂った私(北岡)の体力ゲージは100%なうえに、GSX-S1000GTも燃料は満タン。うまい生マグロを目指して走り出したこともありテンションもMAX。

そういう状態で一路、高速道路を北へ走り出すと……

画像1: GSX-S1000GTが『ツーリングスプリンター』すぎる……

逆にちょっとヤバい、ということが判明した。

GSX-S1000GTのエンジンが気持ちを後押ししてくると言うか、なんだか無性にアクセルを開けたくなるんです。ギュワッ!と加速する力強さ、そして突き抜けるようにエンジン回転数が上昇していく4気筒フィーリングが楽しすぎる!?

ただし言うまでもありませんが、GSX-S1000GTの有り余るパワーでアクセルワイドオープンなんてしたら免許が何枚あっても足りません。

コレハイケナイ……

画像2: GSX-S1000GTが『ツーリングスプリンター』すぎる……

運転免許を守るためにもすぐさまSDMS(スズキドライブモードセレクター)をC(Comfort)に変更。仮にA(Active)モードを「イナズマフィーリング」だとすると、Cモードは1000cc4気筒エンジンの「重厚感」が前に出てきます。

このCモードのフィーリング、旅好きライダーの人はたぶんみんな好き。スムーズな4気筒エンジンなのに、なんだか味わいがあるんです。

4000回転以下キープで走ると不思議なほどにテイスティ感があるというか、これなら片道360kmなんて文字通り『朝飯前』だと思えます。そこからクルーズコントロールをON!

画像3: GSX-S1000GTが『ツーリングスプリンター』すぎる……

ああ、ラクだぁ……

こんなのどこまでも走っていける行ける気がする(笑)

余談ですが、GSX-S1000GTは一般的な長距離ツアラーとして考えると乗車姿勢が若干ですが前傾です。アップハンドルなんだけどスポーティさを捨てていない感じ。

ただ、私的にはここも『スズキっぽいよね!』という好感が持てるポイントだったり。

疲れてきたら着座位置を前めにして座ると上半身を直立させることも可能。快適にも乗ることもできます。

スポーティさと快適さをライダー側が使い分けるといったイメージかなぁ。でも「ツアラーなんだからこうやって乗りなさいね!」という押し付けが無いのが好き。いつだって乗り手が主体なところがスズキらしさだと思います。

ただし!

高速道路でのウインドプロテクションに関しては(身長176cmの私の場合は)すこし前傾状態で乗るほうが塩梅が良いと感じます。

防風性に関しても軽く伏せていたほうが逆に快適だと思う。あと、きちんと構えていたほうが気持ちが緩まない!

(下に続きます)

ツアラーなのに『気持ちを緩めたくない』というのもおかしな話かもしれませんが、GSX-S1000GTってそういうバイクなんです……これは現オーナーの人しかわからない感覚かもしれません。

自分が乗っているバイクは「のんびりツアラーじゃない」という意識があって、程よい緊張感で身が引き締まるのが逆に心地いい。いやGSX-S1000GT、スプリンターすぎるだろ。

と思っていたら……予期せぬピンチがやってきた!?

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