スズキのバイク個人的ベスト3を勝手に表彰!
早いもので今年ももう年末。2023年も様々なスズキのニューモデルに試乗させて頂きました。
当サイト『スズキのバイク!』では日夜スズキのバイクを乗り倒し、力いっぱい遊び倒しているのですが、その編集に携わるスタッフらと世間話レベルで話していた『いまのスズキでいちばん好きなバイクってどれよ?』という個人的な話を、そのまま記事にしてみます。
ここでは『スズキのバイク!』編集部の岩瀬が、2023年の1年間で乗ったスズキ車の中からお気に入りトップ3を選定。編集部員の独断と偏見による超個人的『スズキバイク・オブ・ザ・イヤー2023』はこのような結果になりました!
他スタッフの個人的ベスト3はこちら!
『スズキのバイク!』編集部・岩瀬孝昌が選ぶ、今年のスズキ車3台はこちら!
【岩瀬孝昌が選んだバイク】
第1位:スズキ「Vストローム800DE」
第2位:スズキ「バーグマンストリート125EX」
第3位:スズキ「GSX-S125」
購入した後の妄想が止まらない!本気で所有してみたい3台はコレ!
単純に「欲しいバイク」や「かっこいいバイク」っていっぱいありますが、自分がいざ所有するとなると、使い勝手などの利便性や、ランニングコストなどの燃費性能、乗っていて疲れないタフな車体など、いろいろなところが気になってしまいます。
当然ながら、バイクは“買って終わり”ではなく、そのバイクでどう楽しむか、日常的な利便性、ランニングコストや所有感など、使い方や維持費も含めたトータルな評価も必要です。
今回は、ワタクシ岩瀬が実際に乗ってみて「これ、マジで欲しい!」と感じた「所有したいバイク」として3台を選ばせて頂きました!
第1位:スズキ「Vストローム 800DE」
「試乗5分で欲しくなったシリーズ最強のデュアルパーパス」
2023年といえば、3月24日に発売された「Vストローム800DE」に加え、8月24日にはもうひとつの250アドベンチャー「Vストローム250SX」も登場。さらに先日10月25日には前後17インチの「Vストローム800」まで発売されたこともあり、今年は“Vストロームの年”と言っても過言では無いほどの1年だったかもしれません。
そんな2023年に、ワタクシ岩瀬が今年の個人的スズキのバイク第1位に選ばせて頂いたのは、フロント21インチの「Vストローム800DE」です。
開発の段階からフロント21インチで設計され、Vストロームシリーズ最長となる前後220mmのサスペンションストローク量を確保。さらにはスズキのモトクロッサー「RM-Zシリーズ」の開発に携わった方も開発に加わっているだけあって、“未舗装路走行ありき”のディメンションで登場しました。
これまでのVストロームシリーズは、フロント17インチや19インチが主流で、ワインディングをスポーティに走るコーナリング性能が抜群でしたが、Vストローム800DEのスゴイところはフロント21インチの大径ホイールでもオンロード性能を一切損なうことなく旋回できる快適性まで備わっているところ。
コーナリング中でも前後タイヤの接地感が抜群に伝わってくるから、どんなに車体を寝かせても安心して旋回できるんです。
さらに、未舗装路の走行では、フラットダート程度ならオンロードと変わらないくらい走りやすく、230kgという車重がまるでウソかのように軽く感じられ、慣れてくるとまるで400ccクラス、もっと言うと250ccのオフロードバイクかと思えるくらいに扱えるようになってくるんです。
ワタクシは個人的にオフロードバイクやアドベンチャーバイクが好みだということを抜きにしても、Vストローム800DEは「全てのライダーに乗ってみて欲しいバイク」として推薦します!
【Vストローム 800DE の記事はこちら】
第2位:スズキ「バーグマンストリート125EX」
「日常的な街乗りすらもラグジュアリーに変えてくれる125ccスクーター」
続いて第2位に選ばせて頂いたのは「バーグマンストリート125EX」です。
スズキの125cc/原付二種スクーターには、同エンジン&フレームを使用した「アドレス125」と「アヴェニス125」、そして「バーグマンストリート125EX」があり、好みやスタイルで選べる3タイプのコミューターがラインアップされています。
これらのスズキ新型125スクーター三兄弟には全て試乗させて頂いたのですが、バーグマンストリート125EXは他の2台よりもさらにハイグレードな装備と快適性があり、まるでバーグマン400などのビッグスクータークラスの機能性を、125ccクラスのスクーターにそのまま凝縮したかのような豪華さがあるんです。
ラグジュアリーで大人のライダーにも良く似合う上質&ハイグレード路線の125ccスクーターという印象で、車両の価格も他の2台と比べると33000円〜44000円ほどアップしていますが、機能性や利便性、快適な走り心地などはワンランク上の上質感があります。
小型ながら走行風を上手に受け流してくれる「ウインドスクリーン」や、荷物がたっぷり入る容量21.5Lのシート下ラゲッジスペース、スマホの充電などに便利なUSB電源ソケット、シートバッグの積載やトップケースの装着などに便利な「リアキャリア」が標準装備されているなど機能面も充実。
1週間の通勤インプレッションとして使用しましたが、これを所有すれば日常の生活が変わってしまうほど便利な機能がたっぷり備わっています。
バーグマンストリート125EXは、“日常的な使い勝手”がまさにパーフェクトと言えるほどの機能性が詰まったスクーターでした。
【新型『バーグマンストリート125EX』の記事はこちら】
第3位:スズキ「GSX-S125」
「バイクってやっぱり楽しいなぁ!と再認識させてくれる本気の125スポーツ」
今年の個人的スズキ・オブ・ザ・イヤー第3位に選ばせて頂いたのは、125cc/原付二種ネイキッドスポーツの「GSX-S125」です。
佇まいからして125クラスのバイクとは思えない存在感なのですが、実際に乗ってみるとそのスポーティさにさらに驚かされます。
このバイクの面白さは、なんてったって125ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒がめちゃくちゃ元気でアグレッシブなところ。
最高出力は15PS/10500rpm、最大トルクは1.1kg−m/8500rpmという高回転型エンジンで、峠道やワインディングをスポーティに走るには、6000回転以上をキープしながら高回転域で走る必要があります。
スロットルをちょっと回すだけで、あっという間に4000〜5000rpmくらいまで一気に到達するんですけど、回転上昇がビックリするくらいなめらかで、スムーズにレスポンスしてくれます。
スズキが125ccのロードスポーツを本気で作るとこうなるんだなぁ、と思わせてくれるバイクです。
以上、編集部岩瀬による個人的スズキバイク・オブ・ザ・イヤーはこのような結果になりました。
さて、先日発表された新しいクロスオーバーモデル「GSX-S1000GX」やミドルクラスのフルカウルスポーツ「GSX-8R」など、2024年も続々とスズキニューモデルのリリースが予定されています。
来年はこれらのマシンがどのようなキャラクターになっているのか、個人的スズキランキングの上位に食い込んでくるのか、今から楽しみです。来年も当サイト「スズキのバイク!」をどうぞ宜しくお願い致します。