Vストローム250が2万円の価格アップに……
昨年2023年に大幅なエンジンアップデートを受けて、250ccアドベンチャーバイクとしての地位を盤石なものにしたVストローム250に2024モデルが登場……といってもバイク自体は2023モデルと変わりません。
カラーのラインアップも2023モデルと同じままの4色展開。グラフィックの変更もありません。
変わったのは『価格』のみ。従来型より10%消費税込みの価格で2万2000円アップとなっています。
通常だとここで『なんにも変わってないのに値段だけ上がったの!?』となるところですが、私(北岡)としては「やっぱスズキって偉いナァ……」という気持ちになっています。
だって66万8800円(10%消費税込み)ですから。
今さら言うまでもないですが、昨今の世情からすれば価格改定は「いずれ行われるもの」という認識がありました。
それが今回となった訳ですが、それでも良心的というか、若いライダーが「がんばれば新車に手が届くかも」という範囲に収まってる。Vストローム250は有無を言わせぬレベルで人気のバイクなのですが、スズキはちゃんと若い人たちのことも考えているんだろうな……と思う次第です。
250ccクラスのバイクも最近は驚くような値段のバイクが多くあります。正直言って、Vストローム250は改定を受けても、その価値はまだまだ価格以上でしょう。
250ccクラスの枠を超えた迫力のボディサイズに、流行に流されないデザイン。そしてスポーティさからツーリングの快適性も2023モデルから大きく進化。ベテランが乗れば強力な旅バイクとなり、バイク初心者の人も扱いやすい。
こういうバイクが好きな人には非の打ちどころがないパッケージです。
(下に続きます)
ちなみに私(北岡)が昨年の『個人的スズキ車ベスト3』の企画において、1位に据えたのもこのバイク。約2万円の価格改定にはなりましたが、全力で推したい1台であることに変わりはありません。
ご興味がある人かたは下の『乗ってみた感想』などもご覧ください。
改めて乗ってみたところ、昨年は気づかなかった新しい発見もありましたので!