250ccのフルカウルスポーツに求めるものって何でしょう? スポーティなスタイルは当然として、もしそれが『ツーリングの楽しさ』だったら、GSX250Rが圧倒的にひとり勝ち!だと思うのです。

※本記事のGSX250Rは2017年カラーです

進路変更! スズキ『GSX250R』はゆっくり走るのが得意すぎる

日の出に合わせて東京を出発し、長野県ビーナスラインへ。

そこから日本海へ出るという流れのはずが、同行カメラマンの『それじゃドラマが足りないだろ?』という温かいお言葉によって進路変更!

松本市から国道158号線を西へ3時間半ほど走ります。

画像: 進路変更! スズキ『GSX250R』はゆっくり走るのが得意すぎる

観光バスの後ろにつく、とろとろの時速40kmフラット走行。

空いている時の時速60kmでのふんわりしたコーナリング。

こういう速度域はとにかくGSX250Rの得意分野です。

速く走りたいなら選択肢は他にもありますが、のんびり系なら250ccフルカウルスポーツはGSX250R一択だと言ってもいい。

いつの間にか飛騨高山へ到着しちゃいました。

真面目な話ですが、GSX250Rというバイクはゆっくり走行の適性がスゴいです。

ここが偉いよ、GSX250R!

余談ですが、ツーリングでよく遭遇する工事の信号待ち(5分とか!)も軽い車体なので苦になりません。

止まったり走り出したり。

こればっかりは250ccは大型バイクより快適です。

そして……

画像: ここが偉いよ、GSX250R!

このシートが神レベルです。

どうみても肉厚クッションではなく、普通にスポーティなシートに見えるんですけど、全然お尻が痛くなりません。

スズキは本当にシートがいい。

ちなみにわたし(キタオカ)は、ロングツーリングが好きなので、わりとシートのクオリティにはうるさいほうです。

GSX250Rの真髄は一般道にアリ。

画像1: GSX250Rの真髄は一般道にアリ。

高速道路も充分に快適でしたけど、一般道の快適さはその比では無いです。

コンパクトさと、軽さが生み出す旅の余裕がやっぱり違う。

川原に降りれる細道を見つけてクルッとUターン。

疲れている時に重いバイクだと、こういう気力が湧かないんですがGSX250Rは余裕でした。

画像2: GSX250Rの真髄は一般道にアリ。

だからこそ、偶然発見した自分だけの場所を楽しむことができます。

こういう時に、ツーリングの醍醐味を感じますネ!

疲れてきた時に、バイクが励ましてくる

画像1: 疲れてきた時に、バイクが励ましてくる

ところで、けっこう好きなのがコレ!

イグニッションをONにすると、メーターに「GO!」の表示。

疲れてくる頃合いに、なんだか勇気づけられます。

これ考えた人のセンスに感謝したいです。

画像2: 疲れてきた時に、バイクが励ましてくる

そして世界遺産の岐阜県/白川郷へ!

風光明媚な空間にココロが癒されます。

毎日の仕事に疲れたらGSX250Rでのんびり旅してリフレッシュ!

画像3: 疲れてきた時に、バイクが励ましてくる

ニッポンの原風景です。

それにしてもGSX250Rって和の雰囲気にも合いますね。さすがニッポンのバイク。

ちなみに細い田舎道もスルスル走れて快適でした。低速でも安定感があるって、本当に旅に強いです。

(下に続きます)

日没目前! GSX250Rはどこまで行けるか?

白川郷を17時前に出発。

日の長い夏場とはいえ、そろそろ日没時間が気になります。

画像1: 日没目前! GSX250Rはどこまで行けるか?

ここからもういっちょ高速道路へ!

今回、最大の不思議がこのタイミングでした。いちばん充実していたのがこの時なんです。

疲れてくる頃合いなんですが、逆に元気で『まだ走れる!』って感じていました。

画像2: 日没目前! GSX250Rはどこまで行けるか?

そして日本海!

石川県の 走れる砂浜「なぎさドライブウェイ」です!

スピード出して飛ばすバイクじゃないので、マイペースのままでしたけど、何だかんだ石川県まで来れちゃいました(笑)

画像3: 日没目前! GSX250Rはどこまで行けるか?

GSX250Rは「旅のもう1歩」が踏み出せる250ccバイク

最終的に、250ccのGSX250Rで500kmオーバーの走行距離です。

トータルの行程は高速道路6割、一般道4割くらいでしょうか。

蓋を開けてみれば、大型バイクにも負けない旅の距離。

けっこう一般道を走っていての500kmオーバーは、なかなか大したものだと思います。

画像1: GSX250Rは「旅のもう1歩」が踏み出せる250ccバイク

GSX250Rは、とにかく一般道が強かった印象。

スポーティなスタイルだけど、優しいハンドリングでライダーを疲れさせません。

パワーやコーナリングの鋭さなら、新しいジクサーSF250のほうがエキサイティングですが、ツーリングを楽しむならGSX250Rは本当に良いバイクです。

(下に続きます)

画像2: GSX250Rは「旅のもう1歩」が踏み出せる250ccバイク

でも最大の驚きは、休憩して、再び走り出す時にGSX250Rは気持ちが折れないバイクだっていうことでした。

ボクはツーリングが好きだから言いますけど、これって優秀な旅バイクの必須条件なんです。

画像3: GSX250Rは「旅のもう1歩」が踏み出せる250ccバイク

思いっきり走って、充実感でいっぱい!

これぞ旅の醍醐味。

GSX250Rは大型バイクにも負けないほど、手ごたえのあるツーリングにも挑めるバイクだと身をもって知りました。

画像4: GSX250Rは「旅のもう1歩」が踏み出せる250ccバイク

走りの安定感と快適さに、軽さと足着きによる安心感を加えて、総合力で走り切った500kmのツーリングだったと思います。

250ccのフルカウルスポーツは人気ですけど、基本的にはスポーティさを競うような雰囲気が最近は強めのような気がします。

そんな中で今や『GSX250R』は、他にはない個性でしょう。

250ccが欲しくて、フルカウルのスタイルが好きで、速さよりもツーリングメインで楽しみたい!

そういうライダーにはスズキのGSX250R、けっこうおすすめバイクです!

GSX250Rが気になる人は【前編】も是非どうぞ!

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