現行モデルとしてラインアップされている125ccクラスのスズキ車で、そのマシンの「燃費性能」だけに焦点を絞ってランキングにしてみました!

超僅差!? どれか勝ってもおかしくない125ccクラス燃費王を制したのは⁉︎

画像1: 超僅差!? どれか勝ってもおかしくない125ccクラス燃費王を制したのは⁉︎

愛車を購入してからの「ランニングコスト」やツーリング時の「航続距離や給油回数」などにも影響する『燃費性能』は、愛車を選ぶ上で結構気になるポイントのひとつだと思います。

そんなバイクの燃費性能は、スズキ公式ホームページなどのスペック項目に掲載されている「国交省届出値」と「WMTCモード値」などの『燃料消費率』で、ある程度は把握することができます。

しかし、実際の燃費ってライダーの走り方や体格、走る場所やシチュエーションなどによって大きく変わってきますから、当サイト「スズキのバイク!」では、試乗の度に、毎回その時の燃費を測るようにしています。

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当サイト「スズキのバイク!」では、これまで『Over 1000ccクラス』『400〜750ccクラス』『150〜250ccクラス』の燃費性能を独自で比較して来ましたが、今回は『125ccクラス』の4車種で検証。

排気量が少なくなるほど1リットルのガソリンで走れる燃費性能は良くなっていくものだとは思いますが、同じエンジンやフレームなどを採用した兄弟モデルがラインアップされている『125ccクラス』では、どのバイクが一番、燃費が良いのでしょうか?

画像2: 超僅差!? どれか勝ってもおかしくない125ccクラス燃費王を制したのは⁉︎

今回は実際に走った距離と使用したガソリン量を計算する「満タン法」で計測した燃費性能をあえてランキングにしてみたいと思います。

ただし、ライダーの体格差や走った環境などがやや異なっていますので、単純に比較するのはちょっとナンセンスなことかもしれません。ガソリン1リットルあたりで大体どれくらい走れるのか? という参考値程度の話だと思っておいてください。

あくまでもその状況下で計算した燃費比較になりますが、愛車選びのひとつの参考として役立てて頂ければ幸いです。

1位:アヴェニス125(タンク容量:5.2L)

画像1: 1位:アヴェニス125(タンク容量:5.2L)

125ccクラスのスズキ車の中で、平均燃費が一番優れていたのは「アヴェニス125」でした。

この時の走行距離は170.5km、総給油量は3.52Lでした。この値から計算した1リッターあたりの実測燃費は48.4km/L

『アヴェニス125』のタンク容量は5.2Lなので、実測数値をもとにした航続可能距離は251.68kmとなります。

画像2: 1位:アヴェニス125(タンク容量:5.2L)

ただし、公式に発表されているWMTCモード値が54.3km/Lなので、少しカタログスペックより燃費は落ちてしまいました。

この時はライダーがスポーツ性能を楽しむためかなりラフなスロットル操作を繰り返していたので、「エコドライブインジケーター」を気にしながら丁寧に走行すればスペック以上の燃費性能を発揮するかもしれません。

2位:アドレス125(タンク容量:5L)

画像1: 2位:アドレス125(タンク容量:5L)

125ccクラスの燃費性能の良さ、第2位は「アドレス125」でした。

この時は市街地の走りを中心に162.7kmの距離を走りましたが、使用したトータルのガソリン給油量は3.41L。

満タン法で計測した燃費はガソリン1リットルあたり47.7126…km/Lでした。

同じエンジンやフレームを採用している兄弟車のアヴェニス125に僅かながら差がつきましたが、これは走った環境やライダーの体重差などもあるので、ほぼ互角くらいの燃費性能だと思われます。

画像2: 2位:アドレス125(タンク容量:5L)

アドレス125の燃料タンク容量は5.0L、使用燃料はレギュラーガソリンです。

ストップ&ゴーの多い一般道が中心だったにも関わらず、リッター45km/L以上の数値を出せるのは、かなり優秀と言う他ありません!

信号の少ない郊外を走るようなツーリングでは、もっとスゴい燃費性能を期待できそうです。

3位:GSX-S125(タンク容量:11L)

画像1: 3位:GSX-S125(タンク容量:11L)

125ccクラスの燃費性能の良さ、第3位は「GSX-S125」でした。

この時は市街地を含め、スポーティな走りを中心としたワインディングをメインに277.3kmの距離を走りましたが、使用したトータルのガソリン給油量は6.98L。

満タン法で計測した燃費はガソリン1リットルあたり39.7279…km/Lでした。

画像2: 3位:GSX-S125(タンク容量:11L)

GSX-S125のタンク容量は11Lなので、実測数値をもとにした航続可能距離は437.0kmとなります。

125ccマシンでありながら、最高出力が10500回転で15馬力も発揮されるGSX-S125は、5000〜6000rpmをほとんど下回ることがないような高回転域ばかりを使用しての走行でもリッター40km/L近い数値を叩き出しました!

景色を楽しみながらトコトコ走るゆったりツーリングならもっと低燃費を実現できると思います。

4位:GSX-R125(タンク容量:11L)

画像1: 4位:GSX-R125(タンク容量:11L)

125ccクラスの燃費性能の良さ、第4位は「GSX-R125」でした。

この時は市街地を含め、スポーティな走りを中心としたワインディングをメインに311.4kmの距離を走りましたが、使用したトータルのガソリン給油量は7.95L。

満タン法で計測した燃費はガソリン1リットルあたり39.1698…km/Lでした。

GSX-R125のタンク容量は11Lなので、この実測数値をもとにした航続可能距離は430.86kmになります。

同エンジン&フレームの兄弟モデルGSX-S125と比べてごく僅かの差がでましたが、これはライダーの体格や走った環境などが異なるので、ほぼ同率3位と言ってよいでしょう。

画像2: 4位:GSX-R125(タンク容量:11L)

しかし、ワインディングの峠道を中心とした道を102.8km走った場合、仕様したガソリンが3.17Lで燃費計測すると32.42km/L、街乗りや幹線道路など移動を中心とした走りで208.6kmほど走った燃費(使用ガソリン:4.78L)は44.19km/Lで、なんと約12km/Lも燃費の差が出ました。

GSX-S125と同じ高回転型のエンジンを積んでいるだけあって、パワーバンドを使いながらスポーティに走ると燃費性能にもかなり影響するようですね。

まあ、これはGSX-R125に限った話ではありませんが、燃費だけを気にして走ればもっとお財布に優しい結果を出すことができると思います。GSX-R125でそれをするのは、ある意味とても困難ですが。

ガチンコ兄弟モデル対決を制したのはアヴェニス125

画像: ガチンコ兄弟モデル対決を制したのはアヴェニス125

いかがでしたか?当サイト「スズキのバイク!」で、これまで計測した125ccクラス計4台のスズキ現行モデルの中で、一番燃費性能に優れていたのは「アヴェニス125」となりました。

エンジンやフレームなどを共通のものとする「アヴェニス125 & アドレス125」と「GSX-S125 & GSX-R125」の兄弟モデル対決となりましたが、今回計測した満タン方では僅かな差だったので、走り方や環境などでどちらが勝ってもおかしくないと思います。

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燃料費の高騰が叫ばれるこのご時世、ガソリンを使用して走るバイクも“燃費が良い”に越したことはないけれど、燃費性能は走り方やシチュエーションなど、様々なケースで変わってくるものですので、ここでのデータは参考程度に。

燃費を気にしてちゃ思いっきりバイクを楽しめない! のかもしれませんが、そもそもスズキの125cc原付二種クラスのマシンはいずれも燃費性能が高いので安心ですよ!

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