高速道路の快適さはどうなんだ?
メーカー試乗会での転倒から若干の苦手意識を引きずっているDR-Z4S。後日、エンジニアのかたが私を気遣って教えてくれた『トラクションコントロールの本質』を聞いて、改めて自らの愚かさに呆れるばかりです。
だから、単なるツーリングライダーの私(北岡)には250ccの『Vストローム250SX』でのんびりトコトコ楽しむほうが性に合ってる、と本気で考えていました。
けれど『それじゃダメだ!』と一念発起し、はじめてDR-Z4Sと共に一般公道へ。
林道を目指し、高速道路に乗ったみましたが……その正直な感想です。

まず大前提として250ccのオフロード車で高速道路を走る場合、基本的にそれは「移動」になると個人的には思っています。あるいは「我慢の時間」と言い換えてもいい。
特に「ちゃんとしたブロックタイヤ」を履かせていたりすると……もう淡々と走るしかないです。
だけど排気量400ccのDR-Z4Sなら!?

もっと快適に遠くへ!!!
と言いたいところですが、私の感覚で言うと「ちょうどいい巡航速度」は250ccクラスとそんなに変わらないと思いました。
トップギア5速で時速90kmくらいがいちばん心地よい感じ。ただまぁ、SDMS(スズキドライブモードセレクター)をフルパワー『A』モードにしておくと、追い越しを掛ける場合などはけっこうパワフルで楽しい(笑) これは250ccクラスには求められない要素です。

そして思った以上に高速道路での直進安定性があったのも嬉しい部分。DR-Z4Sはブロックタイヤなので、こういうタイヤに付き物の振動はありますが、それはもう言っても仕方がないことです。
ここではじめて、DR-Z4Sのことをスズキが『デュアルパーパス』と呼称する理由の一端が見えた気がしました。メーカー試乗会でオフロードコースを走っていた時は「もっとガチのブロックタイヤを履かせたい!」とばかり思っていたけど、ツーリングで高速道路を走るとなるとこれくらいがちょうどいいのかも?
やっぱり公道を走ってみないとわからないことってあるものです……
そしてシート!

ローシートが標準装備のDR-Z4Sですが、それはもう見るからにお尻が痛くなりそうで……ここは耐えるしかない部分だと思っていたのですが、これが予想外に良かった。
シート自体は薄いけど、きちんとウレタンが効いてる。もちろんツアラーのシートのように「すこぶる快適!」とは言いません。だけどちゃんと座っていられる。コツはちょっと後ろ目に座ることです。
ちなみに言うと今回の総走行距離は547.3kmで、ソロだったので背中に撮影機材を入れたバックパックを背負った状態でした。だけど「普通の感覚」でツーリングできた。見た目よりもシートの性能がいい。こういうところは、さすがスズキ!

5速ギアということもあり巡航速度こそ時速90~100kmに落ち着きますが、やっぱり排気量なりの余裕はあるので250ccよりもストレスは無いです。
荷物を背負ってなければ片道200kmくらいまでなら高速道路もいけそうかも?
(下に続きます)
ということで出だしは快調!
快晴のもと、順調に歩を進めていったのですがツーリングとはやはりままならないもので。
…………おや?

さっきまでめちゃくちゃ快晴だったのに……
高速道路を降りた途端、先が思いやられる『楽しい展開』がやってきたかもしれません。
レインウェア?
持ってないよそんなの!(笑)








