隼は『初代』も『二代目』も長く愛せるバイクですから!
去る8月20日に開催された隼駅まつり2023。
このイベントはその名の通り、全国から隼乗りたちが集結するイベントなのですが、このイベントに行くと毎回、思うことがあります。
それは、3代目となる新型『隼』がリリースされた後も、会場には初代、そして二代目の隼がたくさんいるっていうこと。
私も二代目のオーナーなので実体験として言いますが、隼って言うバイクは本当に飽きずに、長く愛せるバイクなんです。
昨年2022年は新型オーナーさんにその魅力を語ってもらったのですが、今年2023年は初期型&二代目『隼』のオーナーさんを直撃インタビュー!
ということで……
初期型&二代目に乗っている理由を教えてください!
グラフィックがお気に入り!
この隼のカラー(白)とグラフィックが好き!と言うのは谷川さん。
もともとはホンダのCB1300SFに乗っていたけど、6年前にB乗り換えたそう。「どのギアからでもついてくるし不満はない。乗り換えるつもりはありません」とのこと。
そうなんですよね……新しいバイクはたくさん発売されるけど、自分の愛車に『特に不満がない』っていう気持ち、非常によくわかります!
外装フルカーボンって……
過去、私(北岡)が隼駅まつり2019で「隼乗りのキーホルダー調査」をした時に取材させてもらった尾上拓哉さん。会場で振り返ったらそこにいて、バッタリ再開(笑)
取材という形で参加していても、こういう面白さがあるのが「隼駅まつり」です。
2019年の時点でも『もう一台、隼が買えるくらい』のエグいカスタムをしていた尾上さんだけど、4年間の間に愛車はさらにグレードアップ!(←エスカレートとも言います)
なんと外装がフルカーボンに成長していました。
2代目に乗り続ける理由は『コレが憧れのバイクだったから。この先もずっと手放しません』とのこと。
余裕で新型『隼』を買えるくらいにおカネかかってますけど……彼はまだ29歳です(笑)
本当は二代目を買うつもりだったのに……
6年前に初期型の最終モデルを買ったというSATORUさん。
2代目の隼が欲しくてお店にバイクを見に行ったところ、その横に置いてあった初代様の鮮烈なブール―にひと目惚れ。2型ではなく初期型を買って帰ってしまったそうです。
『6年乗ってるので愛着もあって……』
それ、すごくわかります。私は「一度買ったバイクを手放せないタイプ」なので。好きで買ったバイクなんだから当然です!
兄のお下がり……というパラサイト型?
愛媛から参加のなおちゅんさん。
驚いたことにこの隼は「お兄ちゃんからもらった」そうです。兄のお下がりの隼って……はじめて遭遇したケースでした。
以前はヤマハのR1に乗っていたそうですが、隼の左右2本だしマフラーと北海道ツーリングでも疲れない快適性がお気に入りだそうです。
ちなみに……
こちらがお兄さまのたかちゅんさん。
あ、なるほど。新型をご購入された訳ですね……それで弟さんにね。
って、弟さん甘やかしすぎじゃないっ!?
でも兄弟で隼駅まつりに参加とか……なんだか、いいねぇ。
このカラーをずっと探してた!
御年60の初期型『隼』乗りの山田 要さん。
16歳でバイク免許を取り18歳までバイクに乗っていたけど、早くに家庭を築いたため一旦バイクから離れた4人のお子さんのお父さん。
お子さんのひとり(娘さん)がバイクに乗り始めたことがキッカケで気持ちが再燃。バイクを離れてからずっと乗りたかった隼の「ラッキーストライク」カラーを探していて、ついに2年前に出会えたのだとか。
きちんとお父さんとしての務めを果たし、憧れの隼へ。なんだかその話を聞いているだけで、心が温まりました!
隼は新型も、初代も二代目も『それぞれの良さ』がある!
隼というバイクは新型は当然として、初代には初代の、二代目には二代目の『良さ』がちゃんとあります。
新型『隼』の発売当時に公開された動画には開発者の「10年でもそれ以上でも乗って欲しい」というメッセージがありましたが、そういう魅力は初代や二代目も同じなんです。
(下に続きます)
ぜんぜん飽きない。乗り換えようと思わない。
これも『隼』が名車と呼ばれる理由のひとつです。
私もそうですが……初代&二代目のオーナーのみなさん! この先も、愛車を末長~く大事にしてあげてくださいね!
【文/北岡博樹(モーターマガジン社)】