往年のオフロード車の名称を冠した「Vストローム800DE DJEBEL」って何だ……⁉︎
Vストロームシリーズ最長となる220mmの前後サスペンションストロークに加え、未舗装路の突破性を高めるフロント21インチホイールを装備した「Vストローム800DE」。
日本では2023年3月に発売され、Vストロームシリーズ最強のラフロード性能を備えたモデルとしてラインアップされていますが、同年10月には、よりオンロード性能を高めたフロント19インチ、リア17インチのキャストホイール仕様「Vストローム800」も発売されました。
そんな、飛ぶ鳥を落とす勢いのVストローム800シリーズですが、海外のスズキサイトを眺めていると、オフロード&アドベンチャーバイク好きの私(イワセ)にとっては見過ごせない、超気になる車両が……‼︎
えっ? Vストローム800DEのジェベル・バージョン⁉︎
この車両はスズキ・モト・イタリアがベローナで開催されたモーターバイクEXPO 2024で公開した『V-STROM 800DE DJEBEL』とのことです。
前後に本格的なブロックタイヤを履いているのはもちろん、鮮やかなブルーのデカールグラフィックはスズキがかつてパリダカールラリーに参戦したマシン「DR-Z(BIG)」を彷彿とさせるカラーリングですし(なんとなく)ビッグタンクになっているようにも見えます。
リアサイドパネルには、ちゃんと「DJEBEL」ってロゴが入っているし!
しかもマフラーはカーボンファイバーエンドキャップを備えたアクラポヴィッチ製!
どうやらこの「V-STROM 800DE DJEBEL」は、スズキイタリアがVストローム800DEのバリエーションモデルとして受注生産する特別仕様車のようです。
スズキイタリアのウェブストアでのみ販売されているようで、残念ながら今のところ日本での発売は全くの未定でございます。
スズキ往年のオフロードトレール「DJEBEL(ジェベル)」とは?
そもそも「DJEBEL(ジェベル)」とは、1990年代に登場したスズキのオフロード・トレールバイクで、街乗りから林道ツーリングまで楽しめるデュアルパーパスモデルでした。
200〜250ccの幅広いタイプでラインアップされていましたが、その中でも1996年に発売された「ジェベル250 XC」は、4ストロークの250cc油冷単気筒エンジンを搭載し、丸一灯の大型ヘッドランプに17Lの大容量フューエルタンク、多機能デジタルメーターなどの他、標準装備で大型ナックルカバーやリアキャリアを備えた冒険仕様のオフロードバイクでした。
もともと未舗装路の突破性が高いVストローム800DEですが、さらに“ジェベル”の冠をつけたとなれば、さらなるオフロード・アドベンチャーに仕上がっているに違いありません。
この映像では「V-STROM 800DE DJEBEL」が広大なオフロードを走るめちゃくちゃカッコイイ映像が見られます。え?そんなことまで……!?
このVストローム800DEのジェベル仕様、おそらく日本での発売は無いと思いますが……こういうのを見るとどうしてもワクワクしてきちゃいます。
(下に続きます)
この映像はそれくらいにアグレッシブ!
時間は約1分程度の短い映像にまとめられていますので、サクッとチェックしてみてください。こういうバイク、夢があっていいなぁ……って気持ちになりますよ!