快適性は維持したまま『Vストローム250SX』の足つき性を向上させたい!
2023年8月末にデビューしたスズキの250アドベンチャーバイク『Vストローム250SX』。
ジクサー250シリーズと同系の249cc油冷単気筒エンジンをベースに、コンパクトな車体とフロント19インチホイールを装着したスポーツクロスオーバーモデルです。
車両重量164kgの軽量な車体とラフロードに対応するサスペンションはツーリング先で遭遇する未舗装路も積極的に走破できるよう設計されています。
Vストローム250SXは街乗りやツーリングを快適に楽しめるだけでなく、未舗装路の走行も想定されているリアル・アドベンチャーですが、それだけにシート高はやや高めの835mm……ちょっと足つき性が気になっている方も多いかもしれません。
確かに身長176cmのライダーが跨ってみても、両足を地面に着くとカカトが数センチ浮いてしまう感じでした。
シート形状や車体がオフロードバイク並みに細いので、両足が地面に伸ばしやすいのと、車体の軽さのおかげで足つき性に不安を覚えるほどではありませんが……
Vストローム250SXは未舗装路の走行も楽しめるディメンションなので、ご覧のような林道コースを走行する場合などは足つき性が良いにこしたことはないですよね。
道路のアスファルトでは気にならなくても、不安定な場所を走る時こそ、安心できる足つき性が突破性をさらに高めてくれることがあります。
そこで今回はVストローム250SXの足つき性を向上させられる2つのおすすめ方法をご紹介します!
①スズキ純正のローダウンシートで下げる
まずは、スズキ純正アクセサリーとしてラインアップされている、Vストローム250SX専用のローダウンシートに変更する方法です。
純正ノーマルシートの形状や足の下ろしやすさなどを活かしつつ、シートクッションを調整させることで約25mmのローダウンが可能になります。
純正シートでのシート高は835mmなので、ローダウンシートに変えるだけで実質810mmのシート高にすることができます。
こちらは純正ローダウンシートが装着されているVストローム250SXに、同じく身長176cmのライダーが跨ってみた状態です。
写真ではちょっとわかりにくいですが、体感的な『安心感の差』はかなり大きく、手前の足(右足)よりも奥の足(左足)がすんなり地面に着く印象で、両足ともに余裕がうまれている感じです。
体感で言うなら「両足カカトが浮いている」といった印象だったものが、ローシートでは「だいたい足がついている」に変わりました。
ローダウンシートに変更するだけで足つき性が向上できるので、街乗りやツーリングを楽しみたい時はノーマルシート、林道やオフ遊びに行くときはローダウン、などシチュエーションに合わせてシートを変えるという選び方もできます。
②『Vストローム250SX』のシート高が約20mm下がるローダウン・スプリングがアクティブから登場!
続いては、純正シートはそのままに、サスペンションスプリングの変更でローダウンさせる方法です。
バイク用品メーカーのアクティブが取り扱っている、オランダのサスペンションブランド・ハイパープロから、Vストローム250SX専用のローダウン・スプリング キットが発売されています。
こちらは前後のサスペンションスプリングを交換することで、約20㎜ほどローダウンさせることが可能になり、コンスタントライジングレートなので、乗り心地の向上も期待できるというリプレイスアイテムです。
前後セットになったコンビキットは4万7300円。初期の動きはしなやかに動き始め奥では踏ん張ってくれるのでフルボトムを防いでくれます。
ちなみにフロント・スプリング(2万4200円)とリア・スプリング(2万6400円)の単体購入も可能なので、例えばリアだけ換えたい、ということもできます。
ということは……
純正ローダウンシートとローダウンスプリングを併用すれば最大で約45mmローダウンさせることもできちゃう⁉︎
(下に続きます)
前後サスペンションのスプリング交換は若干コストのかかる方法ではありますが、いずれの方法もVストローム250SXの走行性能を可能な限り損なわずに走りを楽しめるようになるおすすめの足つき改善方法です。
Vストローム250SXが欲しいけど足つき性が気になって……と、ためらっている方はぜひ一度検討してみてくださいね!
今回紹介したパーツの公式サイトはこちら!
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