MotoGPのチャンピオンライダーは次のシーズンで栄光の『ゼッケン1』を使うことが許される
スズキ100周年となる2020シーズンのMotoGPは本当に波乱の連続でした。
その中で着実に実績を積み上げ、終わってみればスズキのジョアン・ミルがライダーとして年間チャンピオンを獲得。同チームのアレックス・リンスも3位。チーム・スズキ・エクスターもチームチャンピオンシップでトップと華々しい結果となりました。
その結果、スズキは今『世界一速いバイクを作るメーカー』となっています。スゴすぎるよ……
そんな中、チャンピオンのジョアン・ミルが2021シーズンもゼッケン36で走ることを決めたというアナウンスがありました。
レースに興味がない人には『?』だと思いますが、チャンピオンを獲得したライダーは次のシーズンに『ゼッケン1』を使う特権が与えられるんです。
ゼッケン1は、誰が見てもわかる『栄光の称号』って訳ですね。
ジョアン・ミルは『ゼッケン1』を選ばなかった
でも、ジョアン・ミルは2021年シーズンを、2020年と同じく愛着のあるゼッケン36で走ります。
その理由が何とも謙虚で……ああ、この人はスズキのライダーなんだナァ……と思わされました。
日本語での公式発表はまだ無いので、超意訳かつ間違っていたら申し訳ないのですが、つまるところミルは『ゼッケン1を使えるのは素晴らしいこと。だけど自分はまだ道の途中だと思っている。だから2回のタイトルを獲得でした36を続けようと思う』といった想いのようです。
すごい謙虚っ!?!?
でも確かに、ミルはまだ若干23歳。MotoGPはようやく2シーズンを体験しただけ。
そこから一気にチャンピオンに上り詰めちゃった訳ですけど、ミル自身は『まだがんばっている最中だから』と考えているみたいです。
とっても真面目。そういうところもスズキと相性が良いんでしょう。
2021シーズンのMotoGPは第一戦カタールGPが現在のところ3/28に決勝レースの予定。まだ色々と暫定な部分もありますが、日本GPも10月に予定されています。
2021年のMotoGPでは、スズキにライダー体制の変更はありませんから、ホンダもヤマハもドゥカティもKTMもアプリリアも、全チームが『打倒スズキ』の体制を整えてくるはず。
(下に続きます)
だけど、スズキのバイクとライダーも進化していることでしょう。
今年もスズキの活躍に期待したいところです!