ツーリング最終局面へ突入! 無事に東京へ帰還できるか?
時刻はまだ正午ですが、この日中に東京に帰還しなければならないため、松尾八幡平ICから高速道路に乗り帰路へ。
距離にしてまだ600kmほどありますが、あとは『GSX-S1000GT』に乗せてもらってのんびりクルージングするだけなので、ツーリングも最終局面に入ってきます。
【⑤八幡平・アスピーテライン編】の続きです
それに、道中は「SUZUKI my SPIN」で好きな音楽を聴きながらの快適移動なので、時間が過ぎるのが早いのなんの。
……というか、高速道路がこの2日間を通してだんだん楽しくなってきた⁉
快適性や「SUZUKI my SPIN」に加え、追い越しなどでは瞬間的に最高出力150PSを発揮するエンジンのパワフルな加速を味わえたり、長時間でも飽きが来ない……。
気が付いたら数十キロを平気で移動してるから驚きです。
ただ、流石に道中お腹は減るので、午後2時過ぎに偶然立ち寄った宮城県の長者原SAで、ご当地名物の牛タン丼をいただきスタミナを回復!
この牛タン丼がめちゃくちゃ美味しくて、立ち寄れて本当に良かった!
あまりツーリングの途中にサービスエリアやパーキングエリアでご飯を食べるということをしないバイクライフを送ってきたのですが、最近のSAのご飯はご当地名物など美味しいものがたくさん……。
これから高速道路の長旅ではあちこち寄ってみようかなぁ、なんて思わせてくれる素敵な休憩時間でした。
その後も高速道路を順調に走り抜け、中郷SAで最後の給油。
ちなみに、帰りの高速道路はずっとドライブモードをCモードに設定して走っていたのですが、結果として全体的に燃費が良くなったように思います。
246km走ったこの区間での給油量は11.87Lで、満タン方式での燃費は20.77km/L。
『GSX-S1000GT』は19Lの大容量燃料タンクが確保されているので、航続距離にすると394.63kmも走ることができる計算になり、400kmに迫る勢いです。
往路のAモードで走っていた区間は17.46km/Lとリッター18kmに届かず、航続距離にすると331.7km。
Cモードで走った場合とでは大きな差が出ました。
これは走り方やペースによっても変化するので正確な比較はできませんが、長距離の高速道路クルージングの際はなるべくスロットルレスポンスが穏やかになるモードをチョイスするとガソリン節約になりそうです。
いずれにせよ、300km以上は確実に走れる『GSX-S1000GT』は長距離のツーリングでも給油ポイントを減らすことができ、スムーズにツーリングを進められます!
そして、高速道路脇に表示されている東京までの残りキロ数が100を切ろうという時、まさかの雨再来!
最後くらい何事もなく終わらせてくれよー!!!(笑)
なんだかもう、ここまで星の巡り合わせが悪いと逆に笑いがこみ上げてきます。
しかし、2日間共に走った『GSX-S1000GT』となら雨天の走行でも視界が悪いくらいで大したストレスはありません。
レインウェアだけ早めに羽織り、残りの道中を走り抜けました。
そして時刻は20時15分。
ようやく東京の会社(モーターマガジン社)へと帰還!!!
2日間に及ぶ工程を無事に完遂しました!
出発前は「絶対どこかで音を上げるだろう」と自分を疑っていたので、驚きを隠せない……。
驚きすぎて飛び跳ねました。
実際、体力的にもだいぶ余裕が残っていて、バイクを降りた瞬間ガレージでぶっ倒れる、という結果にはなりませんでした。
ただ、超長距離かつ長時間シートに座りっぱなしだった、流石にお尻はちょっと痛い(笑)
こればっかりは人間の構造上どうしようもありませんね……。GSX-S1000GTだから、この程度で済んでいるんでしょうけれど。
メーターを確認すると、2日間での総走行距離は1681.7km。
2日目だけで775.7kmの走行。
しかし、不思議なのは今回のツーリングでは走行距離・時間のほとんどを高速道路上で過ごしていたはずなのに『高速道路以外での時間』を非常に長く感じていることです。
もしかして、ここに長距離ツーリングの楽しさの秘密があるのでは……?
(下に続きます)
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【①寸劇編】で北岡センパイに言われた「ロングツーリングの楽しさとノウハウ」。それに気付きかけたけれど、今日はもう頭使いたくないからまとめは次回に!
それに、家に着くまでがツーリングということを忘れてはいけません!
早く帰って、八幡平で買ったビールで一杯やるぞー!
To be continued……
【文:石神邦比古(モーターマガジン社)】