バーグマン200の“特殊な”トランクスペースを徹底的に調べます
バーグマン200のシート下トランクスペースの積載容量は41リットル。
間口が広くてどんな荷物でも入ってしまいそうなくらい大きくて使いやすいのが特徴です。ちなみに言っておくと、バーグマン400のトランクスペースは42リットル。ほとんど変わりません。
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でも積載容量って「何リットル入る」と言われても結構イメージしづらいですよね?
そこで実際にメジャーを使って各所のサイズを測って様々な検証を行ってみたいと思います。
間口が広くて使いやすい縦横サイズや高さを測ってみました
ご覧の通り、バーグマン200のシート下ラゲッジスペースは俯瞰で見るとかなり特殊な形状です。
シート前方に細長く伸びた部分があり、ひょうたんやスライム? のようなカタチ。
でも、この突き出た部分がのおかげで、例えば釣り竿やテニスラケットのような「細くて長さのある物」まで入れることができます。
前後左右(車体に対して)の一番長い部分を測ってみると、約71㎝(前後)×約54㎝(左右)。
ちなみにシート下の深さは一番高いところで約30㎝でした。
ヘルメットを立てたまま収納できるように、シート側の裏面もかなりくぼんでいるので、シートを閉じた状態だと、実際にはもう少し長いものも入るかもしれません。
ただ、シート下にあまりキツキツに荷物を詰め込むと、シートが閉じにくかったり、過積載になりかねないので、あくまでも参考程度の数値として捉えて頂くとありがたいです。
夜でもシート下が見やすいライト付き
ちなみにバーグマン200のトランクルームは暗いところでも荷物が見えるように、シートオープンと同時に点灯するライト付き。
シート前方に点消灯スイッチが備わっているので、閉じれば自動的にトランクライトが消灯します。
ちなみに荷物の出し入れなどで、シートをしばらく開けっ放しにしておきたい場合は、この点消灯スイッチ部分に何かを咬ませておくとバッテリー消費を抑えることができます。
反面、シートを閉めたつもりでも少し開いている状態になっていると、バッテリー上がりの原因になる可能性もあるので、シート後方を「カチッ」と音がするまでしっかり押して閉めるようにすると安心です。
車載工具に入っている「L字」の器具は何に使うの?
シート下の前側には車載工具や書類を入れておけるスペースがあります。
荷物の出し入れの邪魔にならない取り出しやすい位置にあるのも嬉しいポイント。
車載工具のセット内容は両口スパナとプラスドライバー、各書類に加えて、あまり見慣れない「L字っぽい」のレバーのようなものが入っています。かなり謎のアイテムですが、コレ何に使うものだと思います?
実はこの工具、リアサスペンションのプリロード調整に使うための「フックレンチ」です。
リアサスペンションの根元部分にこのように差し込んで回すだけで、簡単にリアのプリロード調整ができるようになっています。
荷物が増えたりタンデムをする際に、車載工具で気軽にプリロードの調整ができるのはありがたいですね。
フロントのミニボックスにも使いやすいギミックが!
ハンドルの右下にはミニボックス(容量:約1L)も備わっています。
これも高速チケットや小物などをサッと入れておけるのでとっても便利!
でも、ハンドルのすぐ下の位置にあるので、構造的にあまり大きく開閉できないのかなぁ… と思いきや…
回転する!?
スゲェ……回転するの知らなかったから、一瞬壊したかと思いました(笑)
これなら厚みのある財布やペットボトルなども入れやすい!
こういうユーザー想いの使いやすさ、スズキらしいなぁ。
ツーリングによく持って行く荷物を入れてみるとこんな感じ。
まるでクルマのダッシュボードみたいに使いやすかったです。
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というか日帰りツーリングの荷物程度ならフロントボックスだけで完結できるほどです。
次回は走行中にバーグマン200のシート下がエンジン熱でどれくらい変化するのか検証してみたいと思います!