ジクサー250の油冷単気筒エンジンを積んだ250ccの新型Vストローム
2022年の4月にインドで突如発表された「Vストローム SX」が話題です。
スズキ製のバイクは日本だけではなく、グローバルに展開されているので、日本では発売されていないけど、世界では発売されている車種って結構あるんですよね。
Suzuki India | V-Strom SX Product AV | #MasterOfAdventure
www.youtube.com二輪市場の成長が著しいインドでは、性能が高い日本製のバイクの需要は高く、ここ数年は世界に先駆けてインドから発表・発売されるケースも増えています。
ここ数年の国内のバイクラインアップで言うと、ジクサー150あたりがその流れの皮切りだった印象でしょうか。
そこで、ですよ？
ジクサーシリーズを前例として考えると、いずれは「Vストローム SX」も日本で発売される可能性が高いんじゃないかって、筆者の私は勝手に思っているんです、はい。
もちろん、現時点では全くの未定ですし、仮に日本へ導入されるとしても「Vストローム SX」と言う名前で登場するかどうかもわかりませんが、期待して待つ甲斐があるマシンになっているようなんです。
SOCSを搭載した250cc油冷単気筒アドベンチャー
※写真はジクサー250 油冷エンジン（SOCS)のものです
まず、Vストローム SXの注目すべきポイントはエンジン。
現行モデルのVストローム250は水冷2気筒エンジンを搭載していますが、こちらの「Vストローム SX」はジクサー250シリーズに搭載されている新世代の油冷単気筒エンジン（SOCS）が搭載されているようです。
スズキ独自の新しい油冷システム「Suzuki Oil Cooling System」は、冷却水のほか、水冷エンジンに必須となるメカニズム・パーツを必要とせず、エンジンオイルを効果的に循環させてシリンダー内を冷却するシステム。
上のイラスト画像を見てもわかるように、シリンダーヘッドやエンジン全体を非常に小さくすることができるので、軽量かつコンパクトなマシンを作ることが可能になります。
ジクサー250が出た時に『この油冷単気筒エンジンがオフロード系のマシンやアドベンチャー系のマシンに搭載されたら面白いかも？』って思っていたら、まさに出ましたよ！
V-Strom SX（インド仕様）
そして、全体のスタイリングがこちらなんですが…… どうです？
超カッコよくないですか⁉︎
Vストローム1050のようなシャープでアグレッシブなデザインになっていて、現行モデルのVストローム250と見比べてもスリムでコンパクトに感じられます。
フロント19インチ、リア17インチへ変更されていますので、悪路の走行も視野に入れた本格クロスオーバースタイルで登場してくれました！
V-Strom SX（インド仕様）
現行モデルのVストローム250のシートは一体型ですが、「Vストローム SX」はセパレートタイプのシートが採用されています。
ちなみに、リアタイヤの横にあるキャリアステーの様なパーツは「サリーガード」と呼ばれるもので、タンデムした時にインドの民族衣装である「サリー（ロング丈のドレス）」の裾を巻き込まないためのプロテクションです。
インドではこのサリーガードの装着が義務化されているため、仮に日本に導入されるとしても外されるパーツになると思います。
V-Strom SX（インド仕様）
V-Strom SX（インド仕様）
V-Strom SX（インド仕様）
もし日本で発売されるとしても、どのカラーが導入されるかは不明。というか……そもそも導入に関して現時点では一切の情報がありません。
ですが、インドで発表されたカラーバリエーションは「チャンピオンイエローNo.2」「パールブレーズオレンジ」「グラススパークルブラック」の3タイプがラインアップされています。
続いては、インドで公開されたディテールカットを見てみましょう。
ディテールカットを見るとワクワクが止まらない！
V-Strom SX（インド仕様）
現行モデルのVストローム250は丸目一灯だったのに対して、角ばった8角形のLEDヘッドライトが装備されています。このヘッドライト、ジクサー250のLEDライトに似ているように見えるのは気のせいではないと思います……
インド仕様はハンドガードも標準装備されていますね。
アドベンチャーバイクらしいスッキリとしたシャープなデザインは、Vストローム1000シリーズに近い印象です。
V-Strom SX（インド仕様）
ライダー目線からのメーター越しの写真では、インストゥルメントパネルも確認できます。
注目したいのがメーターパネルの左の方。よく見ると、右矢印があるのがわかります。
恐らくですが、ターンバイターン式の簡易ナビゲーション機能が備わっているかもしれません。
発売されたばかりのGSX-S1000GTに搭載されているスマートフォンとバイクをブルートゥースで接続し、専用アプリで楽しむような機能が250ccモデルでも装備されるのかも⁉︎
まぁ、日本へ導入されるとしても、この機能が備わっているかはわかりませんが、期待が膨らみますね！
現行モデルのVストローム250や、油冷単気筒エンジンを搭載したジクサー250シリーズも素晴らしいバイクなので、Vストローム SXは間違いなく最高のバイクとなるでしょう。
（下に続きます）
Vストローム SXが日本で正式に発売されるのかどうかも発表されていませんし、このスタイルでリリースされるのかどうかも未定なので、あくまでも妄想の域を出ませんが、オフ＆アドベンチャー好きの筆者としては、是非とも日本で発売してほしいと願っております！
当サイト「スズキのバイク！」でも、最新情報が入り次第、随時お伝えして行きますので、チェックしてみてくださいね！
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