2kg軽量化されたとはいえ『隼』は横綱級
2025年12月に初のマイナーチェンジを受けた3型『隼』はリチウムイオンバッテリーの新採用で2kgの軽量化に成功。その他、排ガス規制対応で車載式故障診断装置がアップデートされていたりします。
でも実際のところ、ライダーが乗ってみて感じられるような『変化』はあるのか……2kg軽くなったとはいえ隼の車両重量は262kgあるわけだし。
こういうのは実際、乗ってみるのがいちばん「わかる」ので2026モデルから新登場となった隼スペシャルエディション(特別色)をスズキさんからお借りしてワインディングへ。
季節は厳冬。路面は冷え冷え。でもそれ以上に懸念しているのは、私(北岡)がこの隼の“前”に乗ったのが軽量&素早さ自慢の新型400ccスーパーモタード『DR-Z4SM』だということです。

このバイクの印象が私の中に強く刷り込まれすぎている……あまりにも素晴らしかった。興奮しすぎて支離滅裂な記事をお届けしてしまった(笑)
モタードなんてそんなに乗ったことのないジャンルなのに、DR-Z4SMの走りには軽く感動してしまいました。
軽くてスリムという要素が『バイクでスポーツする』ことにおいて正義だと言われるゆえんを再認識した気持ちです。お時間があればそちらの「破綻ぎみインプレッション」もお読みくださいませ。正直に言います。お金があるなら増車したい(笑)
今回はそこからの『隼』です。
私は隼というバイクをこよなく愛していますが、隼が『軽くてスリム』とは正反対のバイクだということもまた事実(笑)
実際の話、2026モデルの隼に跨った瞬間は「う……やっぱ重い……」でした。

とはいえ隼は足つき性が良いバイクなので、気を抜かなければ大丈夫。自分のバイクにはほとんど乗れてないけど、いちおう私も2型『隼』のオーナーですし。
ただDR-Z4SMが素晴らしくエキサイティングかつ気軽だったもので、どうしても比べてしまう……

ちなみに真冬の気温でもリチウムイオンバッテリーは軽やかにセルが回って始動できる印象です。
新車状態のバイクに積まれた新しいバッテリーなので当然の話ですが、なんとなくセルの回りかたに軽快さを感じます。
では気を取り直して発進。慎重にいこう。

走り出してすぐに感じたのはブレーキングで感じる『バイクの質量感』でした。
加速に関しては排気量1340cc直列4気筒エンジンが発生するメガパワーで重さなんて感じません。でもブレーキとなると話が違う。人間の感覚って不思議なもので、やっぱり重いバイクのブレーキングには車体の重さを感じるんです。それは減速Gとはちょっと違った感覚で……
さすがに……ブレーキングは……

ぜんぜん余裕かよ(笑)
隼って本当に毎回、乗るたびに思うけどなんでこんなに「怖さ」が無いのか……先に言ったようにブレーキングの際に「バイクの重さ」は感じるんです。だけど安心感が勝るから自信を持ってブレーキができる。
強力に車体を減速させていく前後連動コンバインドブレーキの絶対的な制動力もさることながら、特筆すべきはむしろその扱いやすさ。重量級ボディにも関わらず、車速を意のままにコントロールできるような気持ちになります。
隼、やっぱりスゲェ……

そしてターンインもヒラリ。冷えた路面のはずなのに前後タイヤの接地感は抜群で、気持ちにも余裕があります。
ちなみにですがスミマセン……リチウムイオンバッテリーによる軽量化の恩恵は正直、私のレベルではよくわかりませんでした(汗) きっとものすごいテクニシャンなプロライダーが乗ったら違うと感じるはず。たぶん。
でもまあ、私と同じような普通の人には「相変わらずの隼らしさ」の印象が勝つと思います。

真冬だと言うのに、走っていると際限なく楽しくなってきちゃう。安定感がありすぎる。現行モデルの3型は国内新登場からもう5年経ちますが、この車体の完成度は未だに最先端のままです。
軽量バイクから乗り換えた直後でも違和感なしで運転できる。
ああ、やっぱりこのバイクは『格』が違うナァ……
結局のところ、マイナーチェンジを受けた2026モデルに乗っていちばん強く感じたのは『隼』というバイクの完成度の高さの再認識でした。
(下に続きます)
ところで!
当サイト『スズキのバイク!』において何度か乗っているうちに、私はワインディングで隼を『ローギア/1速』で走らせることができるようになりました。
でもそれにはタネがありまして……次回はそれを公開させて頂きます。これから隼乗りになることを志す人、今乗っている人、どちらにも知っておいてほしい『隼ハック』です!








