連続するカーブ、恐怖の横風が襲いかかる……
街乗りだけじゃ物足りなくなって、なんとなく、そのままの流れで軽いツーリングをすることに。しかしSV650は『自分のバイクを持ったことがない』初心者バイク女子を、ここまで完璧にサポートしてきました。
しかし、ツーリングで必ず待っているのがワインディングなどの曲がりくねった峠道。
彼女にとって、それは楽しい道ではありません。『カーブのある道』は恐怖の対象なのです。
ところが意外にも、普通？
※本記事の車両は2018年モデルです
ワインディングに入っても笑顔が崩れません。
『小さいからかな？ カーブも走りやすいです。このバイク、傾けている時にヨロけないんです』
SV650は車両重量が197kg。この重量が、実はちょうどいいんだと思います。ある程度の重さは、走っている時の安定感にもつながりますから。
ミドルクラスの軽すぎず、重すぎない重量感。それによる安定感もSV650の魅力のひとつなんでしょう。
しかしこの後、運悪く、だんだん風が強くなってきました。
あさころちゃんも髪を縛らないとバッサバサになっちゃうレベルです。
強風、そして横風。それらは運転に自信がない人にとっては恐怖でしかありません。
さすがにこれは怖がるかな？と思ってましたが……
『大丈夫でした！ 風が吹いてもバイクに身をまかせればいいんですね！』
って、難なくクリア。え!? ってこっちが拍子抜けでした。
軽いバイクでの強い横風は、乗りなれた人にとっても怖いものですからけど、SV650は真面目にけっこうな万能さを発揮してます。
海沿いで強い横風にあおられても、ワインディングでも、乗り手に不安を感じさせない。
今回は大型バイク初心者のあさころちゃんが乗ってるけど、これは別に初心者限定の話じゃなくってベテランライダーが乗っても同じ恩恵を感じます。
『ビギナーもベテランも楽しめる』って、本当にこういうバイクのことを言うんだろうな……
SV650、かわいい！
結局、東京から高速道路を経由して千葉の南房総まで走ってしまいました（笑）
初心者が朝にいきなり慣れないバイクに乗って、そこから勢いで走ってきた距離としてと考えると、なかなかのもんじゃないでしょうか？
ちなみにここまで走って、あさころちゃん的には……
『大型バイクって思った以上にスピードが出すぎちゃう時があるけど、このバイクはそれがないんです。スピードがガッ！っと上がり過ぎないから、アクセルを回しやすい。だけどめっちゃ速かった！ それもすごく楽しいし、だけど疲れないんです』
バイクはスロットルオン・オフなどで安定感をライダーが作り出して、積極的に操る乗り物。
逆に言えばパワーがありすぎて、怖くてスロットルをあけられないと、余計に不安定になります。
『すごく速いんだけど、自分で制御できないほどにはならないのが良いんです』
そういう点でもSV650は、ライダーの技術を問わずスポーティな走りを楽しませてくれるってことなんでしょう。
それに、スロットルを開けられるバイクって、純粋に楽しいじゃないですか！
だから、ほら？
長く走ってきて疲れているはずなのに、自然にこういう顔になる。
『まだ、もっと乗っていたいって思ってます。何をしても軽くて、本当にそれにびっくり。今まで乗った中でこれが断トツに乗りやすいです。わたしみたいな、女性とかビギナーには本当に良いバイクだと思います』
これも彼女が言ったことだけれども「欲しいバイクが決まってない人には、本当におすすめしたい！」とのこと。
でも、最後に彼女がいちばん真剣な表情で語ったのは……
『それにしてもこの顔、ほんとカワイイですね。女性がデザインしたのかな？ 全体もバランスがいいけど、特に顔がいい。顔とおでこ（メーターバイザー）を撫でやすいのが、このバイクのいちばん好きなところ！』
そこですかっ!?（笑）
そういや朝、ベンチに座っておでこ（メーターバイザー）をひたすら撫でていたような……
※朝のひと幕です
うん、まぁ……何であれSV650が気に入ったってことで、良しとしましょう。
それでは結論！
あさころちゃんはまだ『自分のバイクを持ったことがない』ほどのビギナーライダー。
だけどスズキのSV650は、そんな大型バイク初心者が乗っても不安なく楽しめるバイクだってことをこの1日で証明しました。
（下に続きます）
だってね、あさころちゃんのこの笑顔が……
これ以上なく、それを証明しているでしょう！？
よろしければ最初の【街乗り編】からお読みくださいね！
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