大型バイクのツーリングでは“こんなこと”も起こる
バイクは基本的に“ひとり”だと私(北岡)は思っています。インカム装着が一般的になった昨今でも本質的には孤独な乗り物。だけどそれを嫌だと思ったことはありません。
だって、ソロの旅は自由だ!
だがしかし。
個人的な話で申し訳ないのですが、私はこれまでの人生でずっと『孤独』を感じてきた事実がひとつだけあります。それというのは……

私の『北岡』という“姓”です。
特にすごそうな名字でもないのに、生まれてこのかた家族親族以外で同じ姓の人間に出会ったことがない。でもこれが全国でも数が多いとされる姓の「鈴木さん」だったとしたら……

きっと子供のころから学校などで同じ姓の人間に巡り合い、そこを起点に『あ! おんなじ名前だねぇ~!』なんてキャッキャウフフな人間関係が生まれる。事実、そういった風景を私は過去に何度も見てきました。
正直に言おう。私はそれが……うらやましいのだ。
北岡という姓はどこにいるんだ? まさか絶滅危惧種なのか? 一度でいいから……まったく他人の『北岡さん』に会ってみたい!

ということでAIに聞いてみた。
大都市は絶対数として北岡さんが多いらしいけれど、人口の多い場所じゃとても『北岡さん』に出会える気がしない。だが問答を重ねる中で、AIが非常に気になることを言ってきた。
なんだって!?

伊勢国だと……北岡姓のルーツのひとつが三重県に!?
松阪市や伊勢市……そのあたりは伊勢神宮や伊勢志摩スカイラインもあるエリアなので、これまでも何度かツーリングで訪れたことがある。なんなら去年2025年にはスズキが世界に誇る最強400ccグランドツアラーで「500円で食べられる松阪牛」を求めて旅立ったことも記憶に新しい。
まさかその地に同胞(北岡さん)が隠れ潜んでいたなんて……!?
地図アプリで東京から三重県松阪市までは片道ざっくり430kmほど。なかなかの距離だけど、バイクによってはいけないこともない。ここは昨年、日帰り920kmをイージーに成し遂げた実績を持つ『アイツ』を召喚するしかない。
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いでよ、GSX-S1000GT!

……スズキさんから借りました。
まさに職権乱用。というか、こんなどうしようもない理由で快く試乗車を貸してくれるスズキさんに感謝。しかも距離があるのできっちり整備までしていただいて。
それにしても……発表時点から予感していたことだけど新色の“ホワイト”は相当ヤバい。上品というか、高級感が半端じゃない。
GSX-S1000GTはスズキの大型バイクラインアップの中でも人気モデルのひとつだけど、このカラーは新たなファンを生み出すこと間違いなしでしょう。いいなぁコレ欲しい。
いざ『北岡さん』探しの旅へ
なんて言ってる場合じゃありません。
GSX-S1000GTなら余裕の距離とはいえ『片道400kmオーバー』のツーリングです。北岡さんに出会うまで帰ることはない! そう心に誓って走り出しましたが……

前に乗った時も思ったけどGSX-S1000GTって『長距離移動に苦痛が無さすぎる』んです。
レベルの高いウインドプロテクション性能に、しなやかだけど節度ある動きの前後サスペンション。快適なライディングポジションに加えて電子制御クルーズコントロールまで完備。
ボタンとポチッとやったら、あとはもう鼻歌混じりで……

本当にツーリングバイクとして優秀!
さらにもうひとつGSX-S1000GTの良いところとして挙げたいのが『バイクに乗ってる感』です。ちゃんと自分が運転してる感覚が強い。快適なんだけど、ただ運ばれているだけじゃない感じ。高速道路クルージングのエンジン回転域でわずかに感じられるスズキの4気筒らしいゴリゴリ感も好き。
(下に続きます)
飽きない。疲れない。正直、給油以外で休憩する理由が見当たらない(笑)
体力的にも集中力的にも休憩する必要が感じられないから必然的にペースも早くなります。でもそのおかげで現地に着いてから余裕が生まれるのはありがたい。
それにしても、だ。
現地に着いたら、どうやって『北岡さん』を探せばいいんだろうか……?









