2022モデルで大きく進化する新型『カタナ』の第二世代
昨年2021年11月に新型カタナは電子制御を搭載し、第二世代として大きく進化することが発表されました。
その時の発表内容をざっくりまとめてみると……
第二世代の新型カタナはまず、電子制御スロットル化と、エンジンの出力特性を手元のボタンで変更できるSDMS(スズキ・ドライブモード・セレクター)の搭載により、従来型よりも最高出力を2馬力アップさせつつ『扱いやすい150馬力』を手に入れることになります。
そして、トラクションコントロールの介入度が5段階(従来型は3段階)から選べるようになっていることや、スリッパ―クラッチのアシスト機構追加、ハンドルのラバーマウント化など、安全面や快適性でも進化。
また、シフトアップ/ダウンの際にクラッチ操作を必要としない双方向クイックシフターの新採用も注目ポイントのひとつでした。
スタイルは個性強めの新型カタナのまま、純粋に『バイクとしての性能』が底上げされていることになります。
しかも第二世代の新型カタナは、そのカラーリングにより、これまではと違う『洒落た雰囲気』が大きな特徴に。
大人っぽいというか、シックというか……
2019年に発売された第一世代はレジェンドバイクへのオマージュを強く感じさせましたけど、第二世代は『現代のカタナ』として新しい一歩を踏み出した印象です。
おそらくですが……この第二世代からは『往年のカタナファン以外のライダー』が指名買いするバイクに育っていくんだろうな、と私(北岡)は感じています。
だって、普通にカッコいいし。
他にない個性を求める『センスある人の選ぶバイク』になることでしょう。
まさか……日本仕様は海外とカラー展開が違う!?
そして驚いたのがカラーのラインアップです。
海外仕様では先のマットブルーの他に、上のソリッド アイアン グレーを加えた2色展開。
このカラー展開が、日本にもそのまま適用されると思っていたのですが……
まさかのシルバー
まさかまさか。
カタナらしさを最も強く感じられるシルバー(ミスティックシルバーメタリック)が生き残りました。
生き残ったとは言っても、第二世代らしくフロントフォークはゴールドに変更。タンクの『SUZUKI』ロゴも赤からブラックへ。
そして、ブロンズのホイールが何とも大人っぽい……
レジェンドバイクの存在感を残しつつ、第二世代としてのシックな雰囲気を絶妙ブレンド。
洒落てるけど、渋い。
スズキさん、日本のライダーに対してはスペシャルな仕様を用意してきたみたいですね。
これ、けっこうイイかも……
第二世代カタナの価格はどうなった?
電子制御の進化から各種パーツのグレードアップのほか、外観上にも変更あり。
これはお値段のほうも、大幅に進化しちゃうかな? と予想していましたが……日本国内での価格も決定となりました。
160万6000円(消費税10%込み)です。
従来型より税込で6万6000円の価格アップですがが、アップグレードの内容を考えれば相当に良心的だと思います。走りなんて、全然変わってくるでしょうし。
(下に続きます)
ちなみに発売日は2022年2月25日(金)となっています。
この第二世代カタナ、直感的にピンときたライダーのみなさまは、お急ぎくださいませ。
このご時世、欲しいバイクを早く手に入れるためには、迅速な決断と行動が何より大事になりますから!