ジクサー150の足つき性とライディングポジションは?
身長172cmの日本人標準体型のライダーが跨ってもポジションが窮屈になることは一切ありません。ライディングポジションの自由度が高く感じます。
高すぎず、低すぎないちょうど良い位置と距離にあるハンドルのおかげで、いわゆるネイキッドスタイルのバイクらしい、自然なライディングポジションをとることができます。
軽い前傾姿勢に構えることもでき、フットステップも膝が曲がりすぎない自然な位置にあります。
ジクサー250と同サイズという大きさもジクサー150の魅力ですが、足つき性が良く、乗り手を選ばないフレンドリーな印象です。
シート高は795mmで、数値的にはやや高めに思えますが、車体が細くフットステップの位置がやや前方にあるので、干渉することなく足を自然に着くことができます。
身長172cmのライダーが両足で跨ると、踵がほんの少しだけ浮きますが、車両重量が軽いため不安は一切感じませんでした。
ジクサー150で実際に走ってみた燃費は?
ジクサー150の燃料タンク容量は12Lの容量を確保。
使用燃料はレギュラーガソリンです。
今回、高速道路を中心に574.1kmを走った場合の合計ガソリン給油量は11.1L。
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満タン法で計測した燃費はガソリン1リットルあたり51.72…kmでした。
高速道路や一般道、ワインディングも含めたツーリングで、普通にリッター50km/L以上の数値を出せるのは、圧倒的と言う他ありません!
走り方によっては、もっとスゴい燃費性能を期待できそうです。
ジクサー150の装備/ディテールを解説!
まず、初期型から大きく変わったのはヘッドライト形状で、スタイリッシュなデザインになりました。
よく見るとLEDライトは3段構造になっていて、ロービームは上下が点灯し、ハイビームにすると真ん中もついてフル発光になります。
夜間も明るく、暗い夜間でも全く問題なく走れます。
タイヤのサイズは100/80-17で、フロントのみバイアスタイヤを履いています。
やや大きめのディスクブレーキ径は266㎜で、1チャンネルのABSを標準装備。ブレーキキャリパーは最高峰のレーシングブランド『ブレンボ』のセカンドラインである『バイブレ』を装着するという豪華さです。
また、正立フロントフォークのインナーチューブ径は41mmで、このクラスの車体としてはかなり太め。高い剛性を確保しています。
ステップはロングツーリングや街乗りでも快適なラバータイプを装備し、とても疲れにくい印象です。
ヒールガードの形状など、走りにもこだわりが感じられます。
リアサスペンションは、7段階のプリロード調整機構がついたカンチレバー式のモノコックタイプを装備。
タンデムや大きな荷物を積んでの走行も想定されているため、初期設定はやや硬めの印象ですが、車載工具で簡単に調整することができます。
デザインのアクセントにも大きく貢献している、スイングアームリアフェンダー(マッドガード)が新しく装備されました。
リアタイヤのサイズは140/60-17で、リアのみラジアルタイヤを履いています。
250クラスと同等のタイヤサイズなので、アグレッシブな走りが楽しめます。
ファーストモデルは一体型のシートでしたが、2020年のモデルチェンジでスポーティなセパレートタイプのシートになりました。
ジクサー250と同形状に見えますが、シートの硬さや角度などがやや異なっています。
タンデムシートはメインキーで簡単に取り外すことができ、シート下には車載工具と書類入れがあります。
ジクサー150は高速道路も乗れるので、車載工具を別の場所に移せば、シート下にETC車載器の搭載も可能でしょう。
フル液晶タイプのメーターには、速度計やタコメーター、ODO&TRIPメーターなどの主要なものはもちろん、ガソリン残量、ギアポジションインジケーター、オイルチェンジマークなど、欲しい表示が全て揃っています。
マフラーエンドが2口になったデュアルタイプで、個性的なデザインのサイレンサーを採用。
クロームメッキのマフラーガードが、150ccとは思えない高級感を感じさせます。