250ccとしてはボディがデカい『Vストローム250』ですが……
バイクで街乗りするなら軽くてコンパクトなのがいちばん！
スズキで街乗り無双のバイクって言ったら……間違いなく最強なのは原付二種スクーターの『アドレス110』で決まりでしょう。
とにかくエンジンがめちゃくちゃ元気ですからね、アドレス110って。
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そのアドレス110に唯一、対抗できるのはバーグマン200くらいでしょうか。
機動力では一歩譲るけど、パワーと積載力で勝負できます。
あとは燃費王ジクサー150とか全開系バイクのジクサー250もいい。フルカウルスポーツのGSX250RやジクサーSF250も街乗りは得意です。
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そこへいくとVストローム250って、ボディはデカいし、街乗りに向いているようには思えません。
ところが、意外にいい。街乗りが。
特にトップケースのみ装着した状態がおすすめ。なんなら通勤・通学にも使えそうだな、って思うレベルです。
トップケースがVストローム250を『街乗りバイク』にする
Vストローム250はハンドル幅（スペック上の全幅）が880mmと広めですし、大きさもあるので通勤時間帯の混雑の中をスイスイと走れるとは言いません。
そういうのはスクーター勢の領分ですからね。
だけど、先を急がず、余裕をもって走るなら、これがけっこういいんです。特に良いなと感じたのは下の5つの要素です。
①乗車姿勢がラク
ロングツーリングでの快適性を重視しているVストローム250は、背筋を真っ直ぐ伸ばしてゆったりと走ることができるので快適。
アドベンチャースタイルですけど乗っている感覚は250ccのネイキッドと同じような感覚です。
視界も広いので街乗りでも安心感が高め。
②停止→発進に気を使わない
他にはないロングストローク設計のエンジンはGSX250Rと同じ仕様ですが、Vストローム250はさらに低～中速重視にファイナルギアでアレンジされています。
これのおかげで信号待ちからの発進などに気をつかうことがありません。
割と雑にクラッチミートしても、スルスル～っと穏やかに発進してくれます。
③ハンドルが切れ角がちょうどいい
そしてハンドルの切れ角も十分にあります。
ロックするまでハンドルを切ると……
けっこうハンドルの切れ角がある印象。スペック上の舵取り角は左右ともに36度とありますが、体感的にはもっと切れ角があるように感じられます。
なんというか『ちょうどいいくらいの切れ角』という印象です、個人的な感覚ですが。
そのおかげなのか、Uターンなど小回りでも、車体の大きさのわりに不安を感じることがありませんでした。
足つき性も悪くない
シート高は800mmですが、私の体感としては『800mmもあるの？』っていう感じで、スペックを見て逆に驚きました。780mmくらいかと思ってた。見た目は大きいけどシート周りはスリムなので足が下ろしやすいんでしょうね。
平均的な体格の日本人男性であれば、足つきに不安は無いと思われます。
ちなみに言うと、純正オプションパーツでシート高が約20mm下げられるローシートも設定されてます。足つきに不安があるかたは参考にしてください。
⑤トップケース無双
そして、トップケースが街乗りでは無敵すぎ。
サイドケースみたいに車幅を気にしなくていいのは、やっぱりありがたいです。
もちろんハードケースなので防水性も高めだし、ロックもできる。
あと、トップケースって『上から物を入れられる』のが便利なんですよね。
サイドケースは横向きに荷物を入れるから、荷物の『出し入れのラクさ』においてトップケースには一歩及びません。
正直、街乗りでトップケースは最強でしょう。これがあれば通勤や通学にも使えそうだなって思えます。
Vストローム250は『SUV』に近い感覚
この感覚はクルマに例えると、ほとんどSUV状態。
SUVっておおむね車体も大きいですし、悠然と乗るのがカッコいいクルマだと私は思ってるのですが、Vストローム250はそういうスタイルで街乗りするのが正しいバイクかな？ と感じています。
個人的には『サイドケースのみ装着した状態』のVストローム250が、アドベンチャー感たっぷりでいちばん好き。だけど、毎日のこととして実用性が問われる通勤や通学ではトップケースオンリーが有効なのは間違いありません。
なので、前回の【男のロマン編】でお話したように『Vストローム250を買うなら3ケースセットがいい！』と思う訳ですネ。
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旅バイクだけど、街乗りもけっこうイケる。それで十分でしょう？
だって本領はVストローム250の本領は、どこまでいってもツーリング！
快適性能は250ccクラスを超越してるし、エンジン特性もライダーを疲れさせない……のはもう当たり前。そんな『よく聞く話』以上にVストローム250は素晴らしい性能を備えています。
そのあたりは次回へ。個人的な趣味嗜好が激しく介入しますが、ご興味あれば続編もよろしくお願いいたします！
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